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メンタルの病気から回復する方法(ご質問への回答)

EQUEENさま
人は急に明日、死んでしまいたい程、苦しくならないな、と感じていて。
具合が優れなくなった瞬間、HPに駆け込みお薬処方、そこから向き合わなきゃならない現実に遭遇、不運にも。
通院して間もなく、受け入れてと言われ…人生の強制終了的な感覚…。
どこかで具合が悪くなるきっかけがあった事の探し物、をすると同じ事は起きないのか…とか…
質問がごちゃごちゃで、すみません。

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回答
★「否認」を経て「受容」するもの
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ご質問ありがとうございます。そして、お返事が遅くなり申し訳ありません。
ふたつの記事にわけて回答させていただきます。
今日は、現実に向き合うことと強制終了的な感覚について、お返事させていただきます。
探し物、はまた後日お返事させていただければと思います。

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★すぐに受け入れなくても大丈夫
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具合が優れなくなり、病院に駆け込み、メンタルの病気だから薬を飲みましょう、病気を受け入れてくださいという現実。お辛い日もあるのではないかと思います。

そこに向き合おうとしているEQUEENさん、その気持ちだけで、まずは十分だと思います。ときに、向き合えないときがあっても、大丈夫です。向き合えないことがあって当然です。
考えてみてください。急なことだったはずです。今まで考えてもみなかったこと、自分には縁遠いものだと思っていたこと、自分には全く関係ない世界だと思っていたこと。そういったものが降り掛かっている状況だと思うんです。

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★受け入れるにはプロセスがあります
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受け入れるには、人によりますが時間はかかることがあります。ある日突然病気だと言われて、「ああ、そうですか」なんて言える人のほうが少ないはずです。
すぐに受け入れられるとしたら、おそらく自分の中で、病気かもな→ああやっぱりそうだったんだというプロセスを踏んでいる人ではないかと思います。

私も受け入れるまでに相当時間がかかりました。休んですぐのころは、周りから遅れてはいけないと思い、仕事の研修の勉強をしていたくらいです。

病気を受け入れるには、プロセスがあります。だから、受け入れてねと言われても、そうはいかないのが当たり前だと知っておいてほしいんです。
誰しもが最初は「否認」のフェーズを通ります。病気なんてうそだ、自分がそんな病気になるはずなんてない。それが「否認」です。
そこから時間がたち、少しずつ病気を受け入れられる、いわゆる「受容」に移っていきます。
ここで注意したいことは「否認」の場所に居続けないことです。時間がかかっても「否認」を抜けて「受容」に進んでほしいのです。
それは、私自身の病気の経験、そして支援者の経験、どちらとも「否認」のフェーズのままだとよくならない、もしくはよくなっても再発しやすいと感じるからです。

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★あなただけが特別ではありません
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「そんなこと言われたって、どうしたら自分の病気を認められるんだよ」
そうなんです。
これは、人それぞれにきっかけがあるのではないかと思います。
私の場合は、リワークプログラムに通うことで「同じような病気の人がいる、自分だけが特別ではない」と思えたことが非常に大きかったように思います。
今の時代、こうしてnoteで同じような病気の方の記事もありますし、うつ病に関する体験記の本も増えました。
「自分だけが特別、変だ」と思うと、「特別な自分はだめ」と思ってしまいがちです。
風邪をひいたとしても、「自分はだめだ、風邪なんて受け入れられない」と思う人は少ないはず。風邪は一般的な病気だからです。でも、メンタルの病気も似たようなもの。もちろんしんどさは違いますが、EQUEENさんだけが「特別」ではありません。

それ以外にも、「受容」に進むきっかけはいくつかあるはずです。一足飛びに「受容」に進むことはないかもしれません。まずはゆっくり静養し、睡眠、食事、運動の基本的な行動を少しずつ取り戻してください。そして、自分のことをだめだとか、何をしているんだと思わず、「これまでがんばってきたのだから、少し休んでもいい」と思ってください。EQUEENさんはきっと、がんばってきたはず。だから、しばらく休んでいいんです。

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★病気が人生の糧になることもある
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メンタルの病気になって人生の強制終了的な感覚を得る。
それは、どこかでメンタルの病気に対するマイナスイメージがあるからかもしれないなと思いました。でも、メンタルの病気も病気のひとつ。人生なんて終わらない。絶対に、終わりません。

私はメンタルの病気になりましたが、それで自分の道を拓くきっかけになりました。もちろん、病気になったときは相当辛かった。だけど、そのことが私の人生を大きく変えました。
もちろん、すぐに良い方向に捉える必要はありません。でも、マイナスばかりではない未来がくることもある、と知っておいてほしいのです。

メンタルの病気になったことをどう捉えられるか、それはEQUEENさん次第です。でも、EQUEENさんなら、きっとよい方向に向かうと信じています。今もしんどいこともあるとは思いますが、少しずつ、なにかこれまで見えなかった、感じられなかった新たな世界が見える瞬間がありませんか?その積み重ねこそが、人生の強制終了的な感覚をやわらげることににつながるのではないかと思うんです。

もしお時間があれば、こちらの記事も読んでみていただけるとうれしいです。

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次回は後半部分に対して、ご回答しようと思います。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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