安心感をゲットせよ~うつ病脱出のヒント~
安心感がない。安心感さえあれば、自分らしく働ける、安心して仕事をこなせる。しんどくなることなんてない。そんなあなたへ。
安心感がうまれる場所とはどういう場所でしょうか。
自分の気持ちがわかってもらえる感じがするという雰囲気だったり、自分が否定されることなく受け入れてもらえる状況である、周りのひとも否定されない、ということだったりするのではないかと思います。
もう少し具体的にいえば、自分と同じような境遇の人がまわりにいる、自分と同じ経験をしたことがあるひとがいる、自分と同じような考え方をもったひとがそばにいる、自分が大事にしていることが尊重される。そんな感じではないでしょうか。
逆に、安心感がうまれない場所とは。
自分の気持ちがわかってもらえない。自分が否定される。周りが否定されている。
もう少し具体的にいえば、自分とは違うような感じがする人たちが周りに多い、自分が大事にしているものを大事にしない人たちがたくさんいる。そんな状況ではないかと思います。
メンタルの病気になる場合、この「安心感」がない状況であることが圧倒的に多いように思います。
では、安心感はどのように得ることができるのか・・・。
それは、ほぼほぼ、自分自身でしか創り出すことができないものです。
なんだそれ?と思うひとが多いと思いかもしれません。
だって、会社の雰囲気が悪い、上司が厳しい、先輩が厳しい、いけ好かないやつがいるとかとか。
でも、それってどうしようもない。どうしようもないんですよね。
会社の雰囲気が明日からハッピーになるわけでもなく、上司がどっかいくわけでも心を改めるわけでもなく、先輩がやさしくなるわけでもない。
逆に厳しい上司に限って「安心感が大事だよね」とか言ってたりすることもある。
#そんなやつがどっかいっちまえと思うけど
#そういうやつに限ってどこにもいかない
では、どうするか。
やることはひとつ。自分で世界を変えるしかありません。
#またその話かよ
#そんなの無理に決まってる
諦めないで!
やり方はふたつ。
①自分の殻から少しずつ抜け出す
②自分の素地を生かす
①自分の殻から少しずつ抜け出す
大きく変えなくて大丈夫。自分が閉じこもっている殻のようなものから少しだけ抜け出す、というイメージです。知らないうちに気づき上げた自分の世界を見直し、自分が生きやすい世界にかえていくような感覚です。
具体的には、
自分の気持ちがわかってもらえない
→本当にわかってもらえていないのか、自分の説明は十分か、相手の話も聞いているか
自分が否定される
→本当に否定されているか、否定だと感じているだけではないか
周りが否定されている
→本当に否定されているか、否定だと感じているだけではないか
自分とは違うような感じがする人たちが周りに多い
→本当に違うひとたちなのか、違うひとにしているのは自分ではないか
自分が大事にしているものを大事にしない人たちがたくさんいる
→それは自分も同じではないか
といったように、自分が思い込んでいる現実を疑ってかかるのです。
そのとき、案外「そう強く思い込んでいたけど、実はそこまでではないかもしれないな」と少しだけ霧が晴れることがあるんです。
そうなったら、もう大丈夫。そこから少しずつ少しずつ霧は晴れていきます。
抜け出せなくても決してあきらめないこと。
殻に閉じこもってかもしれないんだ、と思うだけでもいいんです。多くの人は、そのことにさえ、気づいていませんので。
②自分の素地を生かす
自分が「こうありたい」と思っている姿ってありませんか?やさしくありたい、シュッとしてたい、冷静沈着でありたいなどなど。
それを大事にしてください。あなたがそう思っているからには、それ相応の理由があり、またその素地があなたにはあるはず。
人にやさしくありたいのであれば、そう生きてください。
人にも自分にも厳しく、そして結果を残していくのであれば、そう生きてください。
あなたが、他の人の生き方に迎合したり、それに従う必要なんてありません。
そして、あなたがその生き方を選び貫くのと同じように、他の人にもその人なりの生き方を選び貫く理由があるのです。
社会の中で、もちろん自分の生き方だけを貫くだけというのは難しく、ときに従わないといけなかったり、自分が嫌なほうに寄せることはあったとしても、それであってもあなたが大事にしたいことを全部譲る必要はありません。それがかなわないのであれば、自分の道を変えればいい。
そして、人には人それぞれの正義があるのだから、それを強く否定してまで抗うことはないのです。なぜなら、みんな、自分が正しいと思って生きているからです。
思い悩めば悩むほど、自分の世界が狭くなり、殻に閉じこもり、解決策がないかのように思います。
でも、そうではない。
自分の殻から少し抜け出そうと試みて、自分の力を信じること。そして、そこに固執せず、だめなときはまた別の道を歩めばいいのです。
あなたには、その力があります。私はそう、信じています。
これを読んでくださったみなさまが健やかな日々を過ごせますように。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。