会社からの評価が気になってしまう人へ
上司から評価されたい!会社から評価されたい!そんなあなたへ。
今日のポイントは、自分の力を過信するな、です。
私は他者評価を気にして生きてきました。今でも、その傾向はありますが、以前よりは気にならなくなった、というか気にしなくなったというか、気にしないようにしたというか。
なぜ気にしないようにしようとしたか、と思った最初のきっかけは、うつ病になったからです。
私は最初に働いている会社で、とても評価を気にしていました。上司から賞与の査定ランクを聞くときは、どきどきものでした。しかも、最初に配属された部署の仕事がどうしても肌にあわず、上司や職場のノリにどうしてもついていけず、体調を崩してしまったこともあり、異動を申し出てかなえてもらったという経験がありました。そのため、同期から一年遅れてしまったという焦りが、よりいっそう私に評価に対する執着心を芽生えさせてしまったと思います。
どうがんばっても、自分に力がなかったり、他の人が結果を残して相対的に評価があがならかったりして、いらいらしたりすることも多かったです。なぜ自分は認めてもらえないのかという思いと、自分には無理だし向いていないんではないかという葛藤の日々でした。
結局は、なんとか結果を残して、同期では早い出世をしましたが、やがてうつ病になりました。
#その時点でがんばりは台無しになったと思いました
#この世の終わりみたいな気持ちでした
うつ病になったことで、出世だけがすべてではないと思ったものの、それでもなかなか他者からの評価、特に仕事ができるかどうか、ということへの評価に対する執着を完全に捨てることは難しいものでした。
転職して、同期との競争というものから降りることはできたのですが、次に来たハードルは、「いかにして新しい職場で自分を認めてもらうか」というものでした。そのためには、やはり形に残る結果、それも他の人よりもできるということを上司に認めてもらわないといけないというふうに感じる気持ちが強くなっていきました。
そんな私がふたたび評価というものを考え直すきっかけは、ある言葉との出会いです。
「早く行きたければ一人で行け、遠くへ行きたければみんなで行け」
全然知らなかったのですが、この記事を書きながら調べていると、岸田首相が所信表明で似たことばを言われていたのですね汗
#首相のぱくりではありません
#首相ってのがまたいいのか悪いのか・・・
私は長い間、「自分の力だけでなんとか他の人よりも成果を残して、それを評価してもらう」という意識でいました。でも、あるときから「自分一人で出せる結果には所詮限界がある、自分の力以上の結果が残せない」と感じるようになっていました。
では、自分の力以上の力を出すためにはどうしたらいいのでしょうか。
周りで結果を残している人は、もちろんその人自身の力が突出している人もなかにはいます。その一方で、周りをうまく使いながら結果を残す人もいることに気づきました。
#もちろん他人だけを頼るというのではなく自己努力は必要
周りをうまく使うというのは、単純に仕事を任せるということだけではありません。他の人の意見を聞いて取り入れたり、ときには他の人を応援する立場に回ったり。自分の手柄だけを主張するのではなく、他の人に花を持たせることだったり、も含まれます。
結局、「自分の力でなんとかして、それを評価してもらう」というのは独りよがりにすぎないのかなとも思います。そして、そうして過ごす時間って、結構さみしかったりもします。ずっとファイティングポーズをとって、相手と競争して、評価を気にして、自分が勝つか負けるかみたいな世界に生きる。
それって、やっぱりしんどいですよね。。。
意識を少しでもシフトして生きるようになると、これはまだ考えを変えている途中なのでなんともはっきりはしていないのですが、「他の人を応援しよう」と思えるようになる瞬間があったりします。そして他の人を応援することで「自分も応援してもらえる」という構図になります。
#これを狙ってやるのがいいですよというつもりはありません
「ありがとう」っていってもらいたからったら、自分が先に「ありがとう」をいうようにしましょう。みたいなノリです。その応用編みたいな。
自分だけでできることには限界がある、周りに助けてもらって生きる自分である。そう思える時間が少しでもあれば、随分と楽に生きることができるではないかと思います。
私もまだ発展途上中の途上なんですが、そうして周りと一緒に生きていくこという意識を少しでも持てるようになれたらいいなと思っています。
みなさまのうつが少しでもよくなることを願っています。最後までお読みいただき、ありがとうございました。