結果を求めすぎるとしんどくなる
今日は、わたしが結果を求めて仕事をしてしんどくなったときのことを書いてみます。
#結構書くのが辛かった
#何の修行やねん
#突然の関西弁
これを読んでいただくことで、何か少しでも力づけになればと思っています。
私はある会社で開発職についていました。10名ちょっとのチームで、常に複数のプロジェクトが動いていました。リーダーはかなりできる方でした。プロジェクトごとに、チーム員の中にプロジェクトリーダーがいて、その下に何名かつくという形でした。
とにかく忙しくて、日々の実験、試作、データ整理などの業務に加え、さまざまな情報がどんどんメールで流れてきます。急で重要な案件も少なくありませんでした。定時を過ぎても仕事をするのが当たり前のような部署でした。
#異動するまで自分がいたチームが異常だとわかっていなかった
私は他部門で体調を崩したことが原因でその部署に異動になったこともあり、結果を出すことを常に意識していました。
#そもそも入社直後からかなり出世を意識してはいましたが
でも、基本的に私の能力が高いわけというでもなく、そもそも異動ということをハンデに感じていて焦りがあり、またデキる後輩が上司にかわいがられたりしていて、なかなかよい評価をもらうことが難しい状況でした。何とかしたいけど、できない。そんな状況でした。
その部署で数年たった頃、あるプロジェクトに突然参加できることになりました。そのプロジェクトはチームの中で結構中心となっているものでした。私は自分の専門分野とは少し違う仕事ではありましたが、張り切って臨みました。海外出張も頻繁で、海外にいるときに日本から無茶な指示があったりもしました。そもそもメンタルがそんなに強くない私にとって、長い海外出張は大変ではありましたが、ただただ結果を出したいと思う私は、とにかくなんとかついていこうと必死でした。
結局、そのプロジェクトはうまくいき、製品を世の中に送り出すことができました。さらに、社内で表彰されることとなりました。結果を残すことができたわけです。そして、昇格もしました。
そのまま、間髪入れずに次のプロジェクトが始まりました。小さなプロジェクトでしたが、私はリーダーとなりました。とてもうれしく張り切っていました。でも、プロジェクトが進んでいくうちに、どんどん疲弊していきました。
とにかく忙しい、やる内容も一担当のときと比べると各段に難しい、未経験なことが多い、人を動かす経験をしていないのでどうやって人を動かしていいのかがわからない。翌日に部長に報告する資料ができずに、チームリーダーにぎりぎりまで質問して、一人徹夜したこともありました。工場の生産が終わってからの時間にしか試作品を作ることができず、夜中まで働くことも少なくありませんでした。
結局、何とかたどり着いたゴール。最初に生産した製品をもって、先輩と写真を撮りました。私は笑っているつもりでしたが、写真の顔はとても笑顔とは言えないひきつった表情でした。
その後、私は異動を申し出ました。もう限界だったのです。でも、限界だとは言えず、とにかく異動させてほしいとだけ言いました。
リーダーの力で異動は叶いましたが、その年の賞与査定は下から二番目の評価。上層部が私を疎ましく思い、懲罰的な評価をしたことは明確でした。あれだけがんばった製品を出したのに、何も認められなかった。むしろふつうに働いたときよりも、低い評価。リーダーに問い合わせても、納得できる回答はもらえませんでした。
開発として、世の中に製品を出す。これは、ひとつの大きな結果。
そして、それが表彰される。これも、大きな結果。
さらに自分がリーダーとなって製品を出す。これも結果。
でも、結果的に体調を崩し、何も認められない。
私がそれらから得たものは、無力感でした。ここまでやっても、こうなるのか。
その後、私は体調を崩し、休職することになります。
そこからどうやって立ち直ったのか。それは簡単な道ではなかったように思います。
自分が、なぜ当時そんなに結果を出したかったのか。認められたかったのか。結果を出したい、認められたいという気持ちは転職からも、しばらく続きました。
認められたいという気持ちは、うまく使えば向上心、モチベーションや積極性によい作用をもたらします。でも「他者の評価」が軸になると、それが叶わないときにしんどくなる。自分で満足できた、自分のことを自分で認められたなど、自分が軸になっていないと、しんどくなるのだろうと思います。自分が軸になれば、自分でコントロールすることが可能です。「今日の自分はよくできた」でもいいし、「これは自分で決めてやって達成感を得られたのでよしとしよう」、とか。そして、不思議なもので、そういう心持ちのときのほうが、他者から認められることが多いような気がします。
さらには、自分のほうから他者を認めていくという気持ちが、大事なことなのかなと思います。
#いつもうまくいくわけでもない
#まだまだ道半ばの修行中の身です
あなたの今日が、昨日よりも少しでも幸せな日になることを願っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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