人の話をきくのが苦手なあなたへ
人の話をあまりきけない、きくことが苦手、自分の話ばかりしてしまう。そんなあなたへ。
今日は私の経験と反省を交えながら、人の話をしっかり聴ける方法を書いていきます。
コミュニケーションにおいて、話し方を考えることは多くても、きき方を考えることは少ないかなと思います。ただ、きき方は、確実に人間関係に影響を与えます。
話を聞いてくれる人、話を聞いてくれない人、どちらの人と仲良くなりたいですか?
#聞いてくれる人をほとんどの方が選ぶはず
さて、「きく」という行為には、訊く、聞く、聴くの3つのきくがあります。
順に説明しますね。
「訊く」は、自分から相手に質問してきくこと。「お名前は?」「趣味は?」などと相手に投げかけ、それに答えてもらうという形式です。
この訊き方は、自分の得たい情報を相手から得ることができる点、また会話のとっかかりになるので、主にきく側にメリットがあります。
しかし、「きく側がききたいこと」をメインに話を展開する形になるので、答える側は、やがて嫌気がさしたり、責められていると感じたりするなど、心情的にネガティブな印象をもつ場合があります。
#病院で先生が一方的に症状だけ聞いてきたら嫌じゃないですか
#まさにあれです
「聞く」は、「きくこと」とそれに対して「考えて」発言することが同時平行であるききかたです。通常の会話を思い出してください。「今日ランチどこに行く?」この「どこに・・・」くらいからあなたの頭は働き始め、店を思い浮かべたり、食べたいものを考えたりが始まってくるわけです。文章で表現するのは難しいのですが、
Aさん「今日ランチどこに(行く?)」
Bさん「あーそうだね、この間行ったカレー(のお店がいいんじゃない)」
Aさん「あーあそこね。だけどさー(暑いしおそばとかどうかな)」
Bさん「えーカレーがいいな」。
※かっこの中は話しているけどあまり聞いていないと思ってください
#伝わりますか
#ASKA
#最近また聞き始めました
つまり「聞きながら考えている」という状態。人の話の一部だけ聞いて考えているみたいな感じです。もちろんこれが悪いというわけではありません。普段の会話の多くがこのように途中で思考とともに行われているわけです。
つまり私たちは、相手の話を聞くときに、自分の思考である
・相手の話を理解しようという気持ち
・相手に質問したい気持ち
・自分が相手にアドバイスするならどうするか
・全然関係ないことがよぎる(お腹すいたなど)
・相手の話から自分の考えごとに想像が膨らむ
など、「自分の考え」ととともに相手の話を聞いていることが往々にしてあります。
実はこれだと相手の話をしっかりと聞けているとは言いづらい状況です。
みっつめの聴く。
これは相手主体で聴く方法。
さきほど上げた
・相手の話を理解しようという気持ち
・相手に質問したい気持ち
・自分が相手にアドバイスするならどうするか
・全然関係ないことがよぎる(お腹すいたなど)
・相手の話から自分の考えごとに想像が膨らむ
これらの自分の考えが湧いてきても横に置き、相手の話を聴くことだけを行います。もちろん、考えは湧いてくるのですが、それは横におき、相手の話を聴きます。こうすることで、相手の話は各段に耳に入ってきます。
それでも、会話の中でキャッチボールがしたい、相手に質問したい、という気持ちが湧いてくることもあると思います。それは、会話が途切れた時にすればいいことです。
何より大事なのは、「誰主体の会話にしたいのか」ということ。
訊くも聞くも自分が主体です。ある種自分のニーズを満たすための会話。
聴くは相手が満足するように聴く、相手主体の聴き方です。
会話のシチュエーションや、相手とどのような人間関係を築きたいかなどに応じて、使い分けてみてくださいね。
私は仕事柄人の話をきく場面によく遭遇します。
しかし、私の知識が増え、私自身の意見や考えが浮かぶようになればなるほど、相手からの相談は耳から入ってこなくなってしまいます。
「これを伝えたい」「きっとこうに違いない」という思いが、相手の素直な、正直な、核となる気持ちを聴くことを本当に邪魔するのです。
だから、人相手の仕事はキャリアがただあればいいだけではないなとつくづく感じ、反省する日々です。その人に寄り添えたとき、その人の思うイメージがなんとなく感じられたときこそ、ものすごく話が入るんですよね。。。
#最近はそのイメージがあまりみえないことが増えてきていて
#めちゃくちゃ反省しています
あなたの一日がステキな一日になりますように。
最後までお読みいただきありがとうございました。