職場での【心の距離】と【感情】の関係
はじめに
繊細さん(HSP)の人にとって、職場での人間関係は気持ちが乱高下し、疲れてしまう場合が多いのではないでしょうか。
人との距離は《ハリネズミのジレンマ》という言葉がぴったりで、まるっきり会話がないと寂しいけど、ある一定のラインを超えられると「私を振り回さないで」と拒否したくなります。
自分にとって許容できるラインがどこなのか、転職をしながら感じたことを書きたいと思います。
※あくまでも、私個人の感じ方ということで読んで頂けると幸いです。
❤️心のレベル表❤️
【心の距離レベル1】
・顔を覚えていない
・名前を知らない
・目も合わさない
【レベル2】
・顔は見たことある
・名前は知らない
・軽く挨拶をする
【レベル3】
・顔を知っている
・名前を覚えている
・必ず挨拶する
【レベル4】
・名前を呼んだことがある
・挨拶+天気の話程度
・笑顔を見せたことがある
【レベル5】
・家族の話を聞いたことがある
・趣味の話をしたことがある
【レベル6】
・プレゼントをしたことがある
・愚痴をこぼせる
【レベル7】
・職場以外で会ったことがある
・一緒に食事をしたことがある
【レベル8】
・相手を「友達」と言える
【レベル9】
・相手を「家族」のように思える
・相手を「恋人」のように思える
【レベル10】
・相手のいない職場で仕事をしたくない
★職場Aの場合
輸送の仕事で肉体労働ということもあり、チームで仕事をするので、人との距離が近い。
【心の距離レベル】8〜9
・友達と言える人がおり、食事はもちろん、旅行も行った。
・恋人もでき、2年もつきあっていた。
【感情の状態】
・話し相手がいて楽しい。
・人の目や人の気持ちが常に気になる。
・人間関係に巻き込まれてパニック多発。
・悪口も感謝もダイレクトに届き情緒不安定。
・別れた際、職場を辞めることになった。
★職場Bの場合
食品の品出しをする。毎日同じことをするので変化が少ない。2、3人で動き、個人での仕事が多い。
【心の距離レベル】3〜6
・個人でする作業が多いので、挨拶のみで、話さなくても何とかなる。
【感情の状態】
一度、プレゼントし合う〈レベル6〉までになったことがあったが、急に気まずくなって〈レベル3〉に戻った。
〈レベル6〉の時は、話す楽しみやワクワク感もあったが、何か話さなきゃというプレッシャーもあり、辛さも強かった。
元に戻ったことで、話すプレッシャーから解放された。(楽しいこともないけど、辛いこともない)
★職場Cの場合
子どもと関わる仕事。一対一なので、ほぼ自由にできる。職員も5人程度で、話さなくてもいいし、話しても良い関係。
【心の距離レベル5】
休憩時間にあたりさわりのない話をする。踏み込みすぎず、少しつつく感じ。
笑顔で話すけど、プレゼントやお土産を買わなければいけない義務感もない。
【感情の状態】
深く関わらないため、相手の良いところしか見えない状態。お互いに軽く最近のことを聞き、美味しいお店の交換をする感じ。
ゆるく関わるので、感情が大きく揺さぶられることもなく穏やか。
まとめ
職場での人間関係は〈心の距離レベル4.5〉くらいが丁度良いようです。趣味の話はちらっとするけど、ご飯を食べに行くような関係ではない。
もちろん、職場で「友達」といえる人がいないのは寂しく感じることもありますが、《不安にならない》《振り回されない》という事の方が大事なことだとHSP(繊細さん)の私には感じました。
皆さんはどのラインが丁度良いですか?
もし、職場の人間関係で苦しく感じる事があるときは、距離が近すぎてないか見つめることも大事かもしれませんね!