できない自分を責めるのではなく受け入れて行動にうつす
復職を目指している。だけど何も用事がないと朝起きることができない。どうしても一日だらだら過ごしてしまう。そんなあなたへ。
今日のポイントは、できない自分を受け入れて対策を立てよう、です。
今日のお話しは少し病気が回復してきた方に向けて書いていきます。まだ朝起きること自体が辛いとか、夜寝にくい、外に出ることもしんどいという方は、今日の記事をもし読んだとしても、自分はできないなどと思わないようにしてくださいね。必ず回復していきますので、まずはゆっくりと療養することに取り組んでください。
さて、ある程度回復してきた方。具体的に言えば、就寝起床などの生活リズムが整ってきて、ごはんもきちんと食べられる、外に行くことも大きな負担にはならない。そういった状況になってくれば、少しずつ復職に向けた動きが必要になってくると思います。
といっても、何も用事がなければ一日だらだら過ごしてしまうもの。
かといって、誰かと外であう約束があれば外出する気持ちになるといっても、平日は友人に声をかける訳にはいかないとか、毎日毎日誰かと会う予定を入れること自体も現実的ではないと思います。
そんな状況で、一番よくないのは、一日何もできなかった自分を「今日も何もできなかった」と責めてしまうことです。
よく考えてみれば、元気であろうがなかろうが、約束がなければだらだら過ごしてしまうもの。病気の自分が予定もなくだらだらしたと自分を責める必要はないわけです。
さて、最近MBさんのVoicyを聞いて気づきがありました。
それは、「自分はできるはずだ」と思うのではなく、「自分ができないと思って行動を起こすことが大事」ということです。
なぜそれが大事なのか。
「自分はできる」と思っていると、できなかったときに「なんで自分にはできないんだ、がんばればできるはず」と根性論に走ってしまう。気合いだ!気合いだ!気合いだー!みたいな。
#気合いを馬鹿にしているわけでは・・・ありません・・・
でも、「自分はそんなにできない」と思っておけば、自分はできないのだから、できるように対策を立てたり準備をしたりして、できるように自分をもっていくことができるというものです。
#伝わりますか
#ASKA
#捕まるまではすきでした
#ちあきなおみさんも歌っていました
具体的に書くと。
5時に起きて朝活しようと思う→起きれない→(自分はできるはずなのに)なんで起きれないんだ→できるはずだから気合いで起きる!という根性論に走るわけです。
そして、根性では起きれない。だって根性で起きれるなら最初から起きれてるじゃないですか。
そして、「なんでできないんだ!」という思いや自分への言葉がけは、「自分はダメな人間だ」という思いを誘発しているので、朝起きれなかった、もしくは少しでも起きる時間が遅くなったという事実が「やっぱり自分はダメだ」を創り出してしまうわけです。
せっかく早起きしようと志をもったのに、自分を傷つけているだけ。
では、自分はできないと思っておけばどう変化するか。
5時に起きて朝活しようと思う→できない自分は起きれないかもしれない→夜のうちから明朝やることを書き出してみよう、目覚ましを何個かかけてみよう
と具体的な行動にうつることができます。
例えできなくても、「自分はできない」とせずに「できる対策を考える」とすればよい。そして、できない自分だからまあ仕方ないな、と思えることは大きなメリットです。
ちょっと前置きが長くなりました。
#前置きだったのか
自分で自分を律するのは、なかなか難しい。これを休職から復職のプロセスに置き換えても同じことです。
復職に向けて規則正しい生活をしよう、職場復帰のリハビリをしようと思うときに「やっぱりだらけてしまう」と考えるのはしんどいもの。ぜひ「できない自分だ」として、自分を自分で根性で律するのではなく、工夫をしてみましょう。
そして、上に書いたような自分だけの工夫だけでなく、何か自分以外のものを使ってみるのもしれませんね。他の人の力を借りると、効果はよりおおきくなる気がします。
・明日の予定を書き出す
あたりから始めてみてもよいかと思います。
他の人の力を借りるとすれば、
・主治医の先生やカウンセラーさんなどと、予定を共有し、実践状況を報告する
・家族や友人に、今週の予定と振り返りを話してみる
・会社の復職窓口の方と相談し、定期報告を行う
・リワークプログラムに通う
などの方法があるかと思います。
自分だけでなんとかしようとせず、ぜひ他の人の力を借りてみてください。
このコメント欄を使っていただいても構いません。時間差はあるかもしれませんが、必ずお返事します!
最後までお読みいただきありがとうございました。