怒りを手放して自分次第の人生を手に入れる
今回は、自分の中の「怒り」をみつめてみよう、という記事です。
上司のパワハラのせいで病気になった!
同僚にいじめられて病気になった!
大量の仕事でしんどくなった!
なのに、なんで上司は、同僚は、今日も何事もなかったように平和に生きて、私だけ苦しまないといけないのか。
復職しようとしたら、人事が、保健師が、産業医が言ってくる。
100%よくなりましたか?
仕事は十分できますか?
病気はもう治ったんですか?
再発はしませんか?
再発予防策はしっかり考えましたか?
知るか!ぼけ!
だいたい何を偉そうに。自分だってすきで仕事を休んでるわけじゃない。できれば休むことなく、健康に働き続けたかった。
自分だけなんで再発を予防しなきゃいけないんだ!あの上司は、同僚は、職場環境はどうなんだ。なんで私だけが修正しなきゃいけないんだ!
そう。なんであんなに一生懸命自分はやったのに、自分を病気にしたあの人は、今日ものうのうと生きていて、私がどうなろうと知ったこっちゃないんだろう。
私は一応復職という形で会社に戻ったわけですが、すべての人を神様のように許したわけではありません。最後まで、何だか割り切れずに話せなかったひともいます。まあでもすごくいつまでも怒っていたかと言われたら・・・どうだろう。怒りまではないけど、もうどうでもいいやみたいな感じになった気がします。
怒りって結構なエネルギーを使うから、あまり自分にいいことはないですもんね。
怒りってほんとに大変で厄介で、病気の原因になりえるし、悪化させるし、回復の妨げにもなります。そして、「自分は怒りが強い」ということに自分自身が気づいていないことが多いように思います。
もちろん、怒りの原因って様々で、例えば誰がみても明らかにパワハラとか、ひどいよなーという状況もあります。
でも、そうでないものもあって、たとえば自分の世界観や価値観にあわないから怒っている人というのは、本当に大変です。怒りまくるし、怒りは他者との人間関係を簡単に壊すことができるから。もしくは力でねじ伏せていて、周りが従っているようなときもありますが、結局は誰もついてきませんよね。
じゃあそんな思いをどうするかなんですけど、これはアンガーマネジメントに取り組んでみてくださいということを言っても、まあしょうがないと思うので・・・
3つあげますね。
ひとつめ。怒りは、自分が困っているということの裏返しであるので、自分は困っていると認識して、解決してみるというアプローチ。
・産業医がいろいろ言ってくる、自分の立場にたってくれない(怒)→自分は復職したくて、産業医に力になってほしいのに困っている。
ふたつめは、怒りは自分の価値観と違うものに発生するのだから、価値観はひとそれぞれだと思う、というアプローチ。この間書いた、自分のほうこそ特別、の考えに近いかも。
・復職するときはある程度配慮してくれよ(怒)→会社にもいろいろ事情があるかもしれない、その人だけ特別にとかできないのかもしれない。
・産業医がくそ→産業医も雇われでやってるんだろうなあ
みっつめは、自分が怒っていたい理由はなにかと考える。
怒りで得られるものは何か。
私がここ最近気になるその「何か」は、「誰かのせいにできる」。
他人に怒れば他人のせいにできる。
上司、同僚、親・・・
いや、理不尽な仕打ちを受けたんだし、そんなこと言われるためにこの記事読んでんじゃねえよと。そんな気持ちもわかります。
#そんな気持ちわかるでしょう
#情熱の薔薇
ただひとつ、どうしようもない、他人は変えられないという事実がある以上は、自分が変わるしかない。
のうのうと生きているあのくそ上司も、同僚も、意味のわからない人事や産業医も、それらすべての人たちに「正しさ」があるのだから、それには抗えません。
すべてのことを、悟りをひらくように対処しようと言いたいわけではありません。
誰かへの、ネガティブな思いを大事にしているかもという方がいらっしゃれば、それは大事にもっておかずに、ここに少しだけでいいから捨てていってください。
自分の人生を自分次第に!
わたしもまだまだなので、精進します。
みなさまの悩みが少しでも晴れますように。
最後までお読みいただきありがとうございました。