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思考の悪循環から抜け出せ!〜うつを抜け出す一歩〜

頭の中でぐるぐる考えてしまう、それでしんどくなる。人に話したって結局自分で解決しないといけないしムダ。人に話すのは、相手の時間も自分の時間も奪うのでもったいない。自分のことは自分で処理する。人からのアドバイスなんていらない。
そんなあなたへ。

こんな話を一度は聞いたことがあるはずです。
「頭で考えないで、相談しましょう。」
「ネガティブな気持ちを紙に書き出しましょう。」
そんなことしたって何もかわらないよ。頭で考えているんだから、そのままでいいやん。
そんな方も多いのではないでしょうか。

ただ現実は、「紙に書き出すことで整理された」、「話してすっきりした」という方がとっても多いんです。
これは本当です。
では、何がそうさせるのか。

先日聞いた話をシェアします。
それは、頭の中は主観、書き出すまたは話すことで客観になるということ。
頭の中で考えている状態は、あくまでも主観なんです。客観的にみることができない。
でも、それを口または文字にすることで客観になるということなんですね。

この客観がとても大事です。

私たちはどこかで、頭の中で考えればそれで終わる、解決すると思いがちです。でもそれは主観、つまりひとりよがりな状況。頭から外に出すことがとても大事なんです。

もう少し具体的な話をしますね。
ある人は相談したあとに「すっきりした」と毎回話されていました。
自分の中だけで思い込んでいたことがクリアになるみたいなんですね。
つまり「自分が思っていたことは、自分”だけ”が思っていたことなのか!」と気づけるわけです。
自分だけが思っていたかどうかは、頭の中だけでは絶対に気づくことができません。だって頭の中だから。頭の中は”自分だけ”じゃないですか。
さらにいえば、頭の中にある場合は、その物事だけを冷静に考えることが難しくなるんです。誰かに相談しようかしまいかと考えて悩む、相談するに足りることかどうかと考える、こんなこと考えていいのか、誰かに確認したほうがいいのかなどなど、邪心が募ります。妄想が妄想を呼びます。


上司からネガティブなフィードバックをもらったと感じたとしましょう。
「あいつ全然理解してない、自分はこんなにがんばったのに評価しない・・・」と頭で考えていると、やがて「あいつは普段から私のことを評価していない、だいたいあいつこそ大したことないのにうるさい、上司を評価する制度がないのは不公平だ」などとなるわけです。
だったら素直に話せばいい、聞けばいいんです。
「ネガティブなフィードバックをもらったが、自分としてはがんばる部分も多かった。」と。
会社でそんなこと言えないと思うかもしれない。だけど、そんな思いを胸に秘めたまま、不満を募らせて一方的にうらんで腹たって・・・辞めたくなりません?もしくは身体や心の調子を崩すかもしれない。

だったら、一回いえばいいんです。
辞めるくらいなら、身体や心を壊すくらいなら言えばいいんです。
もちろん、言い方はよく考えたほうがいいとは思いますし、上司のタイプにもよるでしょう。だけど、自分の頭から外に出すことが大事です。
直接上司が無理なら、心許せる同僚に相談してみてもいい。
「こんなこと言われたんだけどどう思う?」って。
同僚はいろいろな状況を客観的にみてくれるはずです。

そうすれば、風向きが変わることは大いにありえます。

上司は「あなたはそう捉えているかもしれないけど、私は評価をしたうえで、あえて期待して厳しいことを言った。」というかもしれない。
同僚は「あなたはそう捉えているけど、普段の上司の姿をみていると十分評価されているよ」とか「その言葉を聞いていると、別にネガティブなだけではないんじゃない?」とか言ってくれるかもしれない。

もしかしたら、ただのお叱りかもしれない。
でも、何にせよ一定の結論が出るわけです。

自分の気持ちを紙に書き出すのも一緒です。
自分がネガティブになったときに頭でぐるぐる考えるとあらぬ妄想が広がる。
それを、一旦紙に書いて、客観的にみるわけです。
あ、そうでもないかもとか、ここはおかしいなとか気づくかもしれません。
冷静にみることができるんです。

頭の中にあることを、外に出してみませんか?

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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