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🌈夏までに痩せたい! 知っておきたいセットポイントの知識🌈
「何だろう? あの行列は…」
近くのイオンに買い物にいくと大行列ができていた。
気になったので先頭まで見てみるとその先にはあるハンバーガー屋があった。
チラシを見ると期間限定のキャンペーンで人気メニューが半額になっていた。
「そりゃ並ぶわけだ」
ちょっと失礼かも知れないが、体型は肥満気味の人が多かった。職業柄どうしても体型を見る癖がついてしまっている。
そこでふと疑問に思った。
なぜジャンクフードって太るのだろうか?
当たり前すぎて今まで考えたこそすらなかったのだが、気になったので本や論文を読み漁ってみた。
そこで成る程! と思った理論があったので紹介していきたいと思う。
✅それはセットポイント理論だ。
小難しそうな理論だがそんなこともない。
そもそも人間にはホメオスタシスという身体の状態を平均に保つ仕組みが備わっている。
例えば、体温がそうだ。あなたも熱を出したことは何度もあるはず。
でも、38度まで上がったとして下がらなかったことはありますか?
きっとないと思います。これは大体、平熱に収まるように身体の機能が働くからです。
これと同じように体重にもこの作用があります。ある研究では受刑者に1万kcal摂取させた。(通常の5倍ぐらいかな、中々過酷、、因みに結構昔の論文)
体重は15〜25%程度太ったのだが、すぐに元の体重に戻ったそうだ。
セットポイントはどんな原理で働くのかいうと
レプチンというホルモンが関係している。
経験あると思うが、満腹まで食べると苦しくなりもういらない…となるはず。あれはレプチンという食欲を抑えるホルモンが関係している。これが働くことで空腹感が減る。さらに、代謝を上げて体脂肪が燃えやすい身体になるのだ。
逆に食べていないと空腹感が増えて体重を増やそうとする。代謝を落とすことでエネルギーを消費させないように働く。つまり、体重をキープしようとする。
というようなメカニズムが働いている。
でもここで疑問が湧いている。
「じゃあなぜ肥満の人が増えているのか?」
答えはセットポイントを狂わせる原因が加工食品を食べることだからだ。
少し恐い話になるが加工食品は人間の脳がどうすれば中毒を起こせるのか研究され尽くして作られた物だ。
砂糖、脂肪を配合して味覚テストを行い最適のバランスを探し出すのだ。
今の加工食品には化学の成果がこれでもかと詰まっている。
食欲が止まらなくなるようにデザインされているのだ。
じゃあどうすれば解決できるか?
シンプルではあるが加工食品を控えることだ。
でも何が加工食品なのかが分からないとできない。
定義は「原材料がどんな形をしていたのか分からない商品は控える」
✅具体例をいうと植物油脂、砂糖、果糖ブドウ糖液糖、人工甘味料、精製穀物(小麦粉、でんぷんなど)、食品添加物の入ったものはとらない
個人的にはプラスチックのケースに入った商品は極力減らしている。
これだとシンプルで考えやすいので。
冷凍野菜、サバ水煮缶などはOKにしている。
加工食品を減らすことで1日の摂取カロリーが200〜300も減ったという報告もある。
いきなり全てを減らすのは現実的ではないので、できる範囲でセットポイントを正してみてはいかがだろうか??
参考文献)
一生リバウンドしないパレオダイエットの教科書 著 鈴木祐
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![小島 雄也(理学療法士・ライター )](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/69489385/profile_2cc31c281280cb3b91b6455aa7186331.png?width=600&crop=1:1,smart)