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元不登校児が当時から13年経った今、胸を張って人生楽しいと言える理由。
朝からちょっと重い話。koitoです。
私実は、小3の夏から小5の秋くらいまで、不登校してたんです。
しかも結構拗らせ。
いじめではないが、男の子に脅迫や嫌な言葉を言われたり、
謎の束縛を受ける。
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御飯が食べられなくなる
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拒食症になり、栄養失調になる
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倒れて、そのまま病院で1か月入院
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そこから学校に行けなくなる。
ご飯も食べられるようにはなったが、”うどんだけ”など、かなりの偏食に。
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精神科に通うようになる
⇓
会食恐怖症になる(これは現在も克服はできておりません)
結構ですね、書き出してみると(笑)
でもその後は周りの方の援助のおかげで、放課後から徐々に行けるようになりました。
現在は演劇の大学に通い、サークルも入って、こうやって毎日シナリオも書いて、将来のことも考えつつ、一般的な大学生と言われる生活を送ってます。
あとちょっと変わった活動と言えば、アルバイトで子供ミュージカル劇団の講師を1年ちょっと、ボランティアで最近オンライン不登校支援(カタリバ)のキャストを始めました。
子どもと一緒にお芝居をしたり、不登校のことを学ぶにつれて、
子どもの愛おしさを目の当たりにします。
私は1年前、子供劇団の講師を始めるまでは、子供が大の嫌いでした(笑)
理由は、私が不登校児だった当時のことを思い出してしまうからです。
悪口を言う子、仲間外れにする子、すぐ人に嫌なことをする子、…
当たり前なのかもしれないけど、やっぱり小学生って、
人の気持ちがわからない子ばかりで。
小学生にそんなイメージを持っていたから、私は向き合いたくなかった。
向き合うつもりなかったのに…。
ある日ひょんなことから(今度詳しく書きますね)、
子供劇団の講師になって、子供を目の当たりにして、驚きました。
「あ、何かに夢中になっている小学生って、こんなにもまっすぐで
全力なんだ。」と。
私の小学生の偏見が取れた瞬間でした。
私が書いた台本を、面白がって読んでくれる。
「次は何をするんですか?」「アドバイスください!」
「今回の台本も面白いです!」
こんなに純粋に楽しんでくれるんだ。
私はこの子たちと、もっと向き合いたいと思った。
この劇団に所属している子たちは、学校では別の顔を持っている子が
まぁまぁいるという。
それはいじめられっ子であったり、学校ではおとなしい子であったり、
学校に行けない子も、もしかしたらいじめっ子もいるかもしれない。
学校での姿は私にはわからないから、断定はできないけど。
でもこのまま、どんな子であっても、まっすぐ育ってほしい。
表現することに夢中になって、楽しむことを忘れないでほしい。
なんて思いながら、私は日々レッスンをしています。
子どもたちは私が昔拗らせ不登校だったことは知らない。
言ったらどんな反応をするだろう。
言って、驚いて、でも私がこんなにも今楽しくみんなとレッスンしてるって知ったら。
もし今学校に行けなくなっている友達がいたら、少し優しくできるように、
なってくれるかな。
こんな思いから始めたのが、カタリバでのオンラインスクールのキャストです。私の不登校の過去を活用する第一歩。
ここには学校に行けなくなって、外にも出ることが怖くなって、
オンラインでがんばって社会とのつながりを作っている子が多いという
(まだ研修中なので、子供たちとは会っていないのですが。)
そこで私は今、不登校の子たちと演劇がしたいと思っています。
コミュニケーションの練習にもなる、自分の素が受け入れてもらえる、
自分の”役”を与えられて、自分の居場所を得ることのできる。
踏み出す一歩はとても勇気がいるけれど、
やってしまえば楽しんでもらえるんじゃないかなと思っています。
楽しんでもらえるコンテンツを、私が造ります。
大変そうだけど、ワクワクしかないです。
だってこれ絶対、私にしかできないことだもん。
私は正しい大人になりたい。
間違ったことをしても謝れない大人や、
若い子を変な方向に導いてしまう大人には、絶対になりたくない。
子どもの前では、嘘を付けない。
子どもは純粋だ。心を開いてる人とじゃないと、仲良くできない。
それは大人もだけど(笑)
きっと子供は余計そう。心を開いてない大人とは、喋りたくないと思うんだ。
だから私は今日も笑う。
今日も純粋に、子供たちとまっすぐ向き合って、
一緒に楽しくレッスンをする。
子供たちに、良いことと悪いことの区別のつけられる大人になってほしい。
まっすぐなんでも楽しむ好奇心を忘れないまま大人になってほしい。
私の指導力は、きっとまだまだ低い。
けど、子供たちとの距離の近さは、絶対ほかのどの先生にも負けたくない。
不登校になったことで、失った時間は沢山あった。
後悔してるかしてないかと言えば、ぶっちゃけしてるのではないだろうか。
沢山周りの人に迷惑をかけたし、
こだわりの強い性格に放ってしまったから。
でもね、今は楽しい。
後悔はしてるけど、人生は楽しい。
だから私は、元不登校児というステータスをもって生きていく。
皆の勇気の源になりたいから。
…あーあ、朝からこんな臭い言葉を。(笑)
さて、今日も子供たちとレッスンしてきます!
koito