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#159 スラムダンクから学ぶタスクフォーカス 〜勝利を引き寄せるマインドセット〜

こんにちは。ITベンチャーエンジニアのこへいです。

昨日はスラムダンクに学ぶマネジメントということで安西先生の手腕についての話をしました。

今日はスラムダンクの山王戦から学ぶ、勝利を引き寄せるタスクフォーカスの大切さについて述べます。

タスクフォーカスを理解し活用することで、日々の仕事の中でも成功のための確実な一歩を踏み出せます。
そんなタスクフォーカスの活用事例をスラムダンクから学びます。


◯タスクフォーカスとは

自分のコントロールできない外的要因への意識を捨て、自分の目の前にある『今できること』『今すべきこと』に集中するということです。

要するに一球入魂です。
あれこれ悩むのでなく、自分にに与えられた役割に集中して100%の力を出しましょうということです。

安西先生は山王戦での追い上げのために、桜木花道にリバウンドにフォーカスさせました。
リバウンドをとることに集中した桜木の活躍でチームには追い上げムードが生まれました。

バスケ素人の桜木はこれまでも試合に集中出来ずに思うような活躍が出来ないことが多かったです。
陵南戦では集中を欠いた桜木は福田相手に翻弄されますが、試合後半にはゲームに集中していきチームを勝利に導く活躍を見せます。

集中力が高まることでゾーンに入り、自分の力を100%発揮することができます。
そのキッカケとなるのが、ひとつのことに集中するタスクフォーカスです。

◯山王戦はタスクフォーカスの連続

桜木花道 VS 河田美紀男

桜木は山王戦で210cmという規格外の巨体を武器に、圧倒的な力でゴール下を支配する河田美紀男とマッチアップする。フィジカルの強靭さは特筆すべきものがあり、ポジション争いでは桜木を苦も無く吹き飛ばしている。

安西先生は桜木に「動きの速さと量で圧倒せよ。」と指示を出し、美紀男を翻弄する。ゾーンに入った桜木は最後にはパワーでも美紀男に負けないことを示した。

三井の3Pシュートを活かす赤木スクリーン

桜木のリバウンドによってチームの流れは変わったが、選手たちには厳しい現実が突き付けられます。

現時点で大学バスケでもトップ3に入るといわれる高校最高峰のセンター河田雅史との圧倒的な差に打ちひしがれる赤木。

守備のスペシャリスト一ノ倉のすっぽんディフェンスによって体力を消耗されなすすべのない三井。

そんな中で赤木は、河田は河田、自分は自分と割り切り、自分は河田に勝てなくても湘北は負けないと吹っ切れます。
そしてチームを活かすプレーにフォーカスしていきます。

そして三井は「赤木は赤木、じゃあ俺は誰だ?」と自問し、3Pでチームに得点を生み出すという役目にフォーカスします。

赤木がスクリーンをかけて三井をフリーにし、三井は3Pを狙う。二人が自分のタスクにフォーカスすることで、山王を追い上げるのです。

ブザービートの桜木のジャンプシュート

昨日の記事でも考察しましたが、勝利を決めた桜木のブザービートのジャンプシュートも、チームがタスクにフォーカスしたことで生み出されたものです。
詳細は昨日の記事をご覧いただければと。

◯タスクフォーカスを促す心理的安全性

タスクにフォーカスするには、安心してタスクに向き合える状況を作ることも重要です。

失敗するかもしれないというプレッシャーの中でチャレンジするには心理的安全性の確保が必要です。

河田美紀男と桜木で優位なのは桜木であると言い切る安西先生は、桜木に「動きの速さと量で圧倒出来る」と伝え自信を与えます。

赤木がスクリーンをかけてれる。桜木がリバウンドを取ってくれる。とチームを信じることで、三井は迷いなく自分の役割である3Pシュートに集中することができています。

桜木の「ヤマオーは俺が倒す!!」という名シーン。

安西先生からリバウンドというチームの勝利への役割を与えられ、チームのメンバーからは大きな期待を受け、勝つことだけを考え、反射的に起こしたこの行動。

最強山王に20点差をつけられた状況で勝ちを目指すことは常識的にはあり得ないことで、誰もが諦めても仕方のない状況の中で、勝ちを目指すことを肯定することになり、チームが一丸となって勝利を目指すことが出来たのではないでしょうか。

これも、絶望的な状況で勝利を目指すことを肯定する心理的安全性なのかと思います。


ということで、タスクフォーカスによって湘北が山王に劇的な勝利をおさめることが出来たという考察でした。
ご自身の仕事やチームの中でもタスクフォーカスを促すことで、勝利や成果につながるヒントになれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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