仕事が楽しくなる!『92歳総務課長の教え』で得た10の学びと実践法
読書感想と学び
ずっと気になっていた『92歳総務課長の教え』を、昨日ようやく手に取ることができた。
読んでみると、想像以上に奥深く、まさに「世界一仕事が楽しくなる」という帯の言葉に納得させられる内容。
仕事や人間関係、そして人生において、さりげなくも的を射た知恵がぎっしり詰まっている。
ここまで含蓄のあるビジネス書に出会うのは、久しぶりのこと。
いくつかのフレーズが特に心に残り、今の自分に照らし合わせて、自己評価をしてみたくなった。
「今日頑張れたら明日も頑張れる」
頑張ろうという気持ちはあるけれど、まだ70点くらい。「凡事徹底、特に掃除を重視しろ」
机の上も散らかっていて、トイレ掃除もさぼり気味。50点。「どんな仕事も、自分が主人公」
自分が主役、そう思って取り組んでいるつもりだけど、実感まではまだ足りないかな。70点。「自分を過信せず、いつも前倒し」
最近は特に前倒しを意識し始めたけど、まだ道半ば。65点。「重要度と切迫度で優先順位をつける」
無意識にやっている部分もあるけど、もう少し意識したいところ。65点。「業務日誌をつけて仕事を振り返る」
頭の中で振り返るだけで、実際には書いていない。30点。「ミスをしない巧速仕事」
小さなミスが目立つ。まだまだ改善の余地あり。50点。「目の前のことに集中する。To Doリストと今やることだけを表示」
毎日きちんとできているわけではないけれど、心がけている。70点。「エンディングは常にスマイル」
笑顔を心がけたいけれど、体調や気分に左右されがち。75点。「役に立ちたいという気持ちを原動力に」
つい、見返りを求めてしまうことがある。60点。
全体的に、やろうとしていることは頭の中にあっても、実行が追いついていない部分が多い。
これが「仕事がしんどい」と感じる一因かもしれない。
どれか一つでもしっかりと実践できれば、少しずつ変わっていけそうな気がする。
まずは、
「今日頑張れたら明日も頑張れる」という気持ちを持つこと。
それから、デスク周りの整理整頓を心がけて、
誤字脱字のチェックを徹底する。
この三つを、これから三週間ほど実行してみよう。
それができたら、また次のステップに進めるはず。
もしかしたら、本当に「世界一仕事が楽しくなる」かもしれない。
どんな人におすすめか
この本は、日々の仕事や人間関係でストレスを感じている人、そして「もっと自分を成長させたい」「仕事をもっと楽しみたい」と思っている人におすすめ。
特に、自分のペースでコツコツと改善していきたいと感じている人には、実践的なアドバイスが多く含まれているので、すぐに役立つ内容が詰まっている。
また、仕事の進め方や心の持ちように対して迷いがある人にもぴったりだと思う。
難しい理論ではなく、シンプルでわかりやすい言葉で書かれているので、気軽に読み進められるのも魅力。
年齢や職業を問わず、多くの人に役立つ一冊だと感じた。