【読書感想】記憶に残る読書術とは?|読書脳・樺沢紫苑
私は本が大好きです。
正確に言うと大好きになりました。
読み始めると止まらないのが、心理学や自己啓発、仕事術に関する本です。読んだ内容をノートにまとめて、誰かに伝えようと試行錯誤しますが、議論するほど内容を理解して覚えることができていません。だからずっと、「本を読んだら忘れずに相手に良さを伝える理解力、言語力を身につけたい」と思っていました。
そこで見つけたのがこの本「読書脳」です。
記憶に残る読書術があることを知りました。ポイントを3つに絞ります。
1 「本を読んだら1週間以内に3回アウトプットする」
具体的には、①本を読みながらメモを取る、マーカーでラインを引く②本の内容を人に話す、すすめる。③本の感想や気づき、名言をX(旧Twitter)でシェアする④X(旧Twitter)やブログに書評レビューを書く。これらの4つのアウトプットのうち、1週間以内に3つを行えばやらない時と比べて圧倒的に記憶に残るそうです。
2 「スキマ時間術」
何かの作業を行う場合、人間の集中力は始まった時の「さぁ、やるぞ」と言う「最初の頑張り」と、ゴールが見えたときの「もう、あとひとふんばり」と言う「最後の頑張り」で特に強くなるそうです。15分間の隙間を見つけてそれを1日4回ほど繰り返す。すると60分間のうち、40分も集中して本を読んでいることになります。一方で60分間読書をし続けても、集中しているのはたった10分。と言うことは家事や育児や仕事でまとまった時間が取れない私にはぴったりで、効果絶大な読書術です。
3 「パラパラ読書術」
新しい本を手にしたら、まずは全体を把握し、その本を読む「目的」を設定する読み方です。最初から一言一句、漏らさないように読むのではなく、本を読み始める前に目的地と読み方を決めておき、その本からの自分は何を学ぼうとしているのかが強く意識することができる。より主体的に学びに向かう効果も高まりそうです。
自分はどうだったかな?
こうした読書術を自分はしていたかどうか、振り返ってみます。
1 「本を読んだら1週間以内に3回アウトプットする」
本を読みながら、マーカーを引く、Instagramやnoteに投稿する、といったことはやっていましたが、SNSへの投稿は1週間以内ではありませんでした。「どうやってまとめようかなぁ」と悩んでいるうちに1週間が過ぎていることが大半です。
2 「スキマ時間術」
15分のスキマがあれば・・・読書ではなくSNSを見たりソファーに寝転がってたりしていました。一方で「読書」は集中して読まないと頭に入っていないんじゃないかと思い、土日に2から3時間、読み続けていました。最近子供から話しかけられてもそっちのけで本を読んでいたなぁと反省しています。
3 「パラパラ読書術」
確かにパラパラとページをめくり、内容を大まかに確認しますが、「はじめに」から「終わりに」まで決まった順番でずっと本を読んできたし、「この本から何を学びたいか」と言う目的をもって読んでいたわけでありませんでした。
これからはこんなふうに本を読もう。
◾️パラパラめくって、本を読む目的と一番知りたい章のあたりをまずつける。読む期間を決める。
◾️15分のスキマ時間を4、5回見つけて読む。
◾️読んで気付いた箇所にマーカーで線を引いたり、ペンで書き込みをしたりする(1回目のアウトプット)。読みおえたら、一番心に残った名言をTwitterとスレッズに投稿する(2回目のアウトプット)。そのあと、本の感想(目的、気づき、TODO)を1週間以内に書いて、Instagramとnoteに投稿し、TODOの実践と見直しを繰り返していく。
樺沢先生が「読書は、書を読むと言う意味もあるが、読んで書くと言うのが私の理解」とおっしゃっていました。私も教えていただいたこの読書術を使って「読んで書く」を繰り返し、学んだことを実践しながら、相手に「その本の良さを伝える言語力」も身につけていきたいと思います。