「やり方」の前に「在り方」を問う
「在り方」と「やり方」。
いろんな方が語られていて真新しいテーマではないんですが、ビジネス目線が多くコレジャナイ感があったので、個人に向けた「在り方」と「やり方」について私の思うところを記します。
在り方=being、やり方=doing
どう在りたいか(being)が先にあって、実際の行動(doing)はあとに来るのが望ましい形。
「在り方」がないと、行動の動機がバラバラになります。
周囲の雰囲気に流される「みんなそうしてるから」
常識やルールに縛られる「そうしろと言われたから」
人の顔色を伺う「その方が嫌われないから」
損得勘定で動く「その方が得だから」
迷いが多い「どうしたらいいかわからない」
例えば「在り方」が「自分の気持ちを大事にしたい」だったら、相手が誰だろうと忖度や媚びはせず、好きなものを追いかけ嫌なことは断り、気分が上がり気持ちがいい「もの・こと」を選び続けて人生を作り上げていきます。
つまり「在り方」とは全ての選択・行動の指針になるもので、それに沿った「やり方」を選ぶことで、矛盾のない筋の通った生き方になるのです。
指針や軸がない人はすぐブレるし迷います。
「○○さんみたいになりたい!」と成功している人や幸せそうな人の行動だけ真似してもうまくいかないのは、「在り方」がそもそも違うから。
「在り方」が似ている人を真似すれば、驚くほどしっくりきます。
ちなみに私の「在り方」は
自分に嘘をつかない、探求・体験したい、共存共栄。
それに非常に近いのが、四角 大輔さんの「超ミニマル主義」「超ミニマル・ライフ」の世界観です。
まあ、ここまで偉そうに書いていますけど、私も少し前までは「在り方」なぞ考えたこともなく、流行に飛びつき損得勘定で生きていました。
今思えば、マスメディアや人気インスタグラマーが映し出す煌びやかな世界は私を満たすものではなかったのに、そこが目指す場所だと思い込み、適応しようと自分に嘘をつきまくって「やり方」ばかり追求していたんですね。
矛盾だらけのブレブレ人生です。
「在り方」を思い出しながら「やり方」を選ぶようにすると、私の場合は「買わない」「食べない」「断る」「急がない」「音楽や植物を愛でる」ことが増えました。
だいぶ遠回りはしてしまったけど、これからは「在り方」につながる行動して生きていくつもりです。
あなたは「在り方」に沿った「やり方」を選べていますか?