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認知症は『歳のせい』だけではない(1−01)

認知症になるのは歳のせいばかりではなく、ベースに糖尿病が隠れている場合が多いです。

ウォーキングと食事療法に取り組めば、糖尿病は寛解し、認知症予防の可能性を高めることができます。

結論:糖尿病を予防することで、認知症を予防しよう!


65歳を超えると、4人に1人が認知症

2025年には、認知症の方は700万人を超えると見られる

厚生労働省は2025年には、認知症の方は700万人を超え、認知症予備軍の方も加えると1300万人にも達すると推計しています。

要するに65歳を超えると、4人に1人は認知症かその予備軍になるということです。

ある認知症医療の第一人者は、講演で「近い将来、65歳以上の6割が認知症になる」とおっしゃっていました。

認知症が増えている原因

糖尿病になると認知症になるリスクが高まることが明らかになっています。
認知症が増えている原因は、ズバリ、『糖尿病が増えている』のが原因です。

歩かない生活が糖尿病を増やす

インスリンを全く出すことができない糖尿病(1型糖尿病)を除いた話です

2型糖尿病の場合、炭水化物の取りすぎと、歩かないことが原因です。

糖尿病の治療は原因の反対で、ご飯やパンなどの主食と甘いものを減らすこと、1日8,000歩をウォーキングすることが土台となります。

脳血管性認知症

糖尿病のために血糖値や、血中インスリン濃度が高い状態が続いていると、動脈硬化が進行してしまいます。
その結果、脳梗塞を引き起こし、認知症を引き起こしてしまいます。

アルツハイマー型認知症

大脳が萎縮すると同時に、脳内に『アミロイドβ』というゴミが溜まってしまうことが原因です。

このアミロイドβというゴミを分解してくれるのが、インスリンを分解する酵素なのです。
ところが高血糖状態が続いてインスリンが高濃度だと、インスリンを分解するので精一杯で、アミロイドβは分解が不十分で脳内に残ってしまいます。

というわけで糖尿病の方は脳内にゴミが溜まりやすく、アルツハイマー型認知症になりやすいのです。

糖尿病は絶対に放置しない!

糖尿病と認知症の関わりについては、まだ解明されていなことも多いですが、糖尿病を放置しないでください。
警鐘を鳴らす意味で、認知症になるリスクについてもインプットしていただいて、ウォーキングの必要性について考え、モチベーションを維持してください。

まとめ

食事と運動で、みるみる血糖値が良くなる

認知症になるのは歳のせいだけではありません。

年を取ったら避けられないと考えている人が多いのですが、実は糖尿病が隠れていることが多いのです。

食事と運動という非薬物療法に取り組み、糖尿病を防ぐことで、認知症を予防しましょう!

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