個人飲食店が変動料金制を導入するならどんなやり方が良いか

これまでホテルや飛行機など旅行業界が中心だった変動料金制。ついに飲食店でも導入され始めているようです。


変動料金制とは、ビッグデータを使い、需要に応じて価格を変動させるシステムのこと。ダイナミックプライシングと言ったりもします。

需要の高い日は価格も高く、低い日は安価になるため、事業者は効率よく収益化できるのです。


飲食店にとっては大変ありがたいシステムですが、オーナーとお客さまとの距離が近い個人店であからさまな価格戦略を用いることは、まだまだ受け入れられにくい気もします。

ただこれ、AIで機械的にデータを弾き出すやり方ではなくて、アナログな方法ならいけるんじゃないか?という気はしているんです。


ということで今日は、個人飲食店が変動料金制を導入するならどんなやり方が良いかを考えてみたいと思います。



アナログならこんな方法もあるが、デメリットも

変動料金制のようなシステムって、飲食店にはすでに存在しています。

たとえば雨の日割引やハッピーアワーなんかがそうです。

客入りの悪い日や時間帯を限定して割引するサービス、よく見かけますよね。

これも来客を分散させて収益の最大化を図るという意味では立派な変動料金制です。


ただこうしたやり方には問題もあります。

ここから先は

1,755字
この記事のみ ¥ 100

頂いたサポートでほかの方の記事を購入したいと思っています。知見を広め、より良い記事作りを目指します!