DXで中小企業の「事業の変革」を行う伴走者でありたい。KOBIRA DX Partner宣言って何?事業部長の福さんに聞いてみた!
デジタル技術による中小企業の「事業の変革」を行う伴走者でありたいー。
鹿児島で創業110年を迎えたKOBIRAには、そんな存在でありたいという強い想いが込められた「KOBIRA DX Partner」という事業部があります。
数十年にわたり続いてきた「マイコンランド」という名称が変更されたのは2023年1月のこと。名称変更に伴って、事業部が今後向かっていく未来を「KOBIRA DX Partner宣言」として表明しました。
「私たちは、デジタル技術による中小企業の「事業の変革」を行う事業部です。」という宣言から始まるこのKOBIRA DX Partner宣言。
事業部名と宣言の誕生に携わった事業部長の福さんに、
●いったいKOBIRA DX Partner宣言とは何なのか?
●どんな想いが込められているのか? などなど。
人事組織部の門田が、たっぷり聞いていきます!
──(門田)今日はよろしくお願いします!早速ですが、ズバリ「KOBIRA DX Partner宣言」って何ですか?
よろしくお願いします!
KOBIRA DX Partner宣言とは、社会状況の変化に対処できるように心を整えておくこと。対処するための心の準備・覚悟を意味する「デジタルジャーニーのパートナーとしての心構え」みたいなものですかね。
──(門田)なるほど。宣言の中では、IT商品の提供だけではなく、中小企業の長い業務変革の旅路(デジタルジャーニー)の伴走者として歩んでいきたいという意志が込められているように感じていました。
そのパートナーとして歩んでいくうえでの覚悟を宣言したものになるんですね!
▼KOBIRA DX Partner宣言全文▼
▼DXについて詳しくはこちら▼
──(門田)では次にKOBIRA DX Partner宣言は、どういう経緯で作られたのか教えてください。
きっかけは大きく二つあります。
一つ目はKOBIRA全体のミッション、ビジョンの策定に携わったこと、2つ目は事業部名のリニューアルです。
ミッション、ビジョンは昨年の役員合宿で作られましたが、過去のKOBIRAに触れたり、未来のKOBIRAを想像したり。いろんな想いや価値観をメンバーで言語化しました。
▼ミッション・ビジョンについて詳しくはこちら▼
その過程で今までの110年を振り返りったときに、KOBIRAは知恵と勇気と勢いで、いろんな業種にチャレンジしながら安心と希望を与え続けてきたということを改めて実感しました。その中で我々の事業部は40年、日々の暮らしを支えながら未来への活力となる希望を生み出してきました。
そうやってこれからの100年を見据えた際に、「マイコンランド」というブランド名を変えようと社長やCHROの池田さんにも入ってもらって、部内でもいくつか候補を出しました。その中で今、社会に求められている『DX(Digital Transformation)』を、中小企業の伴走者として、共に進める事業部でありたいという意味を込めて、「KOBIRA DX Partner」という名称に一新することにしたのです。
そして、新しい名称ができた後は、新しくなった事業部のロゴを作りましょうということになりました。それを作る過程でデザイナーさんから質問をたくさんいただいたんです。新しく作成したミッション、ビジョンを元にこれから「KOBIRA DX Partner」として私たちは何をすべきなのか、どこに進んでいけばいいのか、質問に回答するために深く掘り下げました。
その回答を出す過程で、我々の気持ちが乗っていきそれが最終的には宣言の元になったんです。
──(門田)最終的に宣言として作るうえでどんな想いを込められたんですか?
DXを実現するための変革の取り組みは「デジタルジャーニー」と表現され、「長い旅路」と捉えられますが、その取り組みの中でお客様に寄り添ったパートナー(伴走者)でありたいという想いを強く込めました。
当たり前ですが、お客様はより良いサービスの提供を求めています。求められるサービスは多種多様なので、すべてのお客様に良いサービスを提供するのは簡単ではありません。ですがお客様のパートナーとなって、会社自身も成長を遂げながら良いサービスの提供に取り組んで、感動や喜びを生み出していきたいと思っています。
このコロナ禍で多くの企業が苦労し、窮地に立たされてきました。そんな中で、これまでになかったニーズや課題も生まれてきたんです。これからの時代の中で、我々は利益や価値を創出できるような企業としてビジネストレンドをいち早くキャッチし、新しいサービスの創出に取り組んでいきたいです。
来年には本社が湯之元に移転しますが、地域の活性化を目指して、DXパートナーとして安心と希望を届ける社会づくりに貢献していきたいという想いもあります。またそれに共感してくれる仲間に出会って、一緒にこの取り組みを進めていきたい。今後は仲間を増やしていきたいですね。
──(門田)宣言を発表した後、部内ではどういった反応があったんでしょうか。
宣言は昨年(2022年)11月に行われた全社集会の場で私が発表しました。本当は宣言を読み上げた後、それに込めた想いも伝えたかったのですが、発表したステージの上が暗くて文字が読みづらく、宣言を読み上げるのにとっても時間がかかってしまうというハプニングがあったんです。笑
そのため、あまりステージ上で想いまで伝えることができなかったのですが、部の皆にも共感してもらえてるんじゃないかなと思います。
──(門田)私も福さんが読み上げる場にいたのでよく覚えています。笑
宣言ができてから部内の雰囲気みたいなものは変わりましたか?
今までは、ステークホルダーの企業さんとのかかわり方や、既存ユーザーがどういったサービスを求めているのか模索していました。事業部としてどうしていったらいいのか。いろいろ考えてはいたのですが、結論には至っていなかったんです。
そんなもやもやした状態でしたが、宣言ができたことで、追いかけるものが明確になり、今すべきことが分かってきたような気がしています。部のメンバーも既存ユーザーが求めているサービスを皆で考えて、どうしたらそれができるかというところを回りの企業さんも含めて取り組みだしている最中です。停滞していた状態が、今は同じ方向に向いて少しずつ歩き始めていると感じています。
──(門田)これからに向かって今まさに歩み始めたところなんですね!KOBIRA DX Partner宣言を経て、今後どういうことをやっていきたいと考えていますか?
宣言を作成したことで、会社のミッション、ビジョンに向かって事業部として進んでいくレールができました。これからの我々の業界は、荒波の中を進んでいく世界なので、ニーズや課題を柔軟に、そして早めにキャッチしていかないといけません。
例えば地域のおじいちゃん、おばあちゃんといった方々にも簡単に使ってもらえて、地方にいても最先端の技術を使って暮らしやすくなる。そんなサービスを創出していきたいですし、そうしないとこの先100年は続いていかないでしょう。
そのときそのときに求められるものに柔軟に順応していきたい。KOBIRAだけではなくステークホルダーを含めた社外、社会、地域の人たちともつながりを持ちながらKOBIRA DX Partnerとして歩んでいきたいと思っています。
ここで、部内の方が宣言について実際どう思われているのか、全社集会にも参加していた事業部の石川さんに少しお話を聞いてみました!
──KOBIRA DX Partner宣言が発表されて率直にどう思いましたか?
今回、宣言という形で出されたものではありましたが、DXのメンバーはすでに宣言で触れられているような内容の意識をもって行動していたと思います。
──なるほど。すでに皆さんが心の中で意識されていたことが、宣言として明確になったんですね。宣言の内容で、気に入られている箇所はありますか?
顧客ファーストというところですね。これも心の中ではあったと思いますが、今一度、身を引き締めて心がけようと思っています。
──宣言内で、目指す理想のサービスの特徴のひとつ目として掲げている箇所ですね。宣言を経て、今後取り組んでいきたいことはありますか?
そうですね…。まだまだ顧客満足度を満たしていない箇所が多いので、皆で宣言を心に留めながら、取り組んでいる所です!
もともと仕事上で意識していたことが宣言が出たことによって、さらに明確になったという石川さん。宣言があることで、気持ちもまた新たに日々の業務に取り組めているようです。
こうして、KOBIRA DX partner宣言のもと、名称新たに、歩み始めたKOBIRA DX Partner。
デジタル技術を通じて中小企業の「事業の変革」を行う。そんな長い旅路の伴走者として、これからも安心と希望を持てる社会づくりに貢献していきます。