アイデアは鮮度が命
浮かんできたアイデアを即座に文章にする。これを仕事にできたらどんなに幸せだろうと考えることがある。
僕は日常の中でさまざまなことを考える方だ。日中、活動している間は常に何かを考えているといってもいい。
この性分のおかげか、noteのネタになりそうなアイデアも割と頻繁に浮かんでくる。
問題はアイデアのほとんどが形にならず、深い眠りについてしまっているということだ。
アイデアを形にするには相応の時間を要する。
僕は特段書くのが速い方でもなく、書くまでの腰が重いことも災いし、noteもブログも更新が滞りがちだ。noteの執筆にかかる時間は平均2時間、長ければ3~4時間かかってしまうこともある。
仕事の時間や趣味の時間を削って2時間を確保するのは、なかなかどうして難しいものである。文章を書くのにはそれなりに頭と体力を使うので、日中にnoteを書いてしまうと後の仕事に集中できないこともしばしばだ。
そのため、基本的にnoteは夜に書くようにしているのだが、夜になってメモしておいたアイデアを見返すとどうだろう。
日中は熱烈に書きたいと思っていた内容なのに、どうしても筆が進まないのである。
たしかに、アイデアの概要や思考の流れをメモしておくことはできる。これらを辿れば、それなりに思考の復元を行うことはできる。
だが、アイデアが生まれた瞬間の生きた熱量が戻ってくることは決してない。言葉、時間、場所、気持ち、環境音、姿勢…。アイデアや感情は、こういった細やかな要素が複雑に絡み合って生じるものだからだ。
日中、緊張感を持って仕事をしているときに思いついたアイデアを夜のリラックスタイムに復元しようと試みても、日中に感じた情熱や張り詰めた熱量は戻ってこない。復元した感情は日中のそれとはまったく異なるものになるだろう。
つまるところ、僕のnoteは新鮮なアイデアを素材として利用できていない。冷凍保存しておいたアイデアをレンジで温めなおして利用しているようなものである。
似たような熱はあるけれど、できたてとは明らかに違うあの感じ。文章を書きあげて自身で読みかえす際、天然の熱量を感じないこともしばしばだ。
ちなみに、このnoteはアイデアが浮かんできた瞬間に書いている。ここまで15分ほどで一気に書き上げ、徐々に文章がヒートアップしてきているのが自分でもわかる。
これだ。
やっぱり、自分が発信したいのはこのようなできたてホヤホヤのアイデアを形にしていくことなのだ。
ただ、残念なことに僕は仕事を中断してこのnoteを書いている。おそらく今日はセルフ残業だ。悲しい。
今日はスケジュールに余裕があったから残業で済むものの、スケジュールが詰まっている日はとてもじゃないがnoteを優先して書くことはできない。せっかくできたてホヤホヤのアイデアを使えるところを、一旦冷凍保存しておくしかない。とても悔しいし、残念なことだ。
どうにかしてこの状況を変えていきたい。湧き出た思考をできたての状態で調理し、最高の状態で読者のみなさんにお届けしたい。そのためには自分の発信を仕事に変えていく必要がある。対価を払って読むだけの価値を感じてもらう必要がある。
そのためにはもっといろいろな知識を得て、経験し、自分独自の視点で語る力を高めていかなければならない。
できたて素材のアイデアを毎日お届けできるその日まで研鑽を続けていこう。
そんな決意を新たにする昼下がり。
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