データでみる☆日本生まれ『マリオ』が世界的人気キャラを超えた?!
こんにちは。ノウンズのHaruです。
今日は、映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』の世界的大ヒットで任天堂の株価が急騰とニュースにもなった、今話題の“マリオ”を分析したいと思います。
映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』の日本での公開はGWを迎える2023年4月28日(金)からですが、日本より一足早い4月5日(水)に北米では公開され、アニメーション映画として、2019年公開の『アナと雪の女王2』を上回り、史上最大規模のオープニング興行収入を記録したそうです。すごい!!!!!!!!! これは楽しみですね!!
スタートは「マリオブラザーズ」ではないの?
年齢がバレてしまうのですが、筆者が小学校1年生のときにファミリーコンピューターが発売になりました。当時大人気だったことは記憶にあり、父親が買ってきたときは本当に喜んだのを覚えています。
はじめてのソフトは、「ドンキーコング」と「マリオブラザーズ」でした。そのあと「エキサイトバイク」「ロードランナー」「アイスクライマー」「マッピー」…懐かしいです。ゲーム大好きでした。
古いゲームなので知らない方も多いと思いますが、「マリオブラザーズ」は、土管から出てくるハエさんやカニさんを床の下から突き上げて気絶させ、蹴って退治していくというゲームです。敵を倒すごとにコインがでてくるのですが、その後の展開との繋がりを感じます。
1プレーヤーはマリオで赤い帽子に青いつなぎを着ていました。2プレーヤーがルイージで白の帽子に緑のつなぎを着ていました。そう思うと、ルイージは今と服の色が違いました。
私にとってマリオは、この「マリオブラザーズ」から付き合いだと思っていたのですが、公式サイトのマリオポータルのゲームアーカイブをみると1985年発売の「スーパーマリオプラザーズ」から紹介されています。(服の色が違うから?キノコも登場してないな…似てる人?)
公式のゲームアーカイブでは「スーパーマリオ」「マリオゴルフ」「マリオカート」など90ほどのタイトルが紹介されています。長年、たくさんのマリオのゲームで楽しませてもらったのがわかりますね。
Knowns Biz(ノウンズビズ)で、マリオの3シリーズが分析可能でしたので見ていきたいと思います。
世代を超えて愛されるマリオのゲーム
こちらは、ゲームタイトルの認知率×満足率をマップにしたものになります。縦軸が認知率、横軸が満足率で右上に行くほど、どちらも高くなってます。非常に多くのソフトがあり、見にくいので右上(赤色)部分を拡大してみました。
「スーパーマリオ」「マリオカート」「マリオパーティ」はどれも認知率も満足率も高いのがわかります。
年代別に詳しく見てみましょう。(以下グラフは購買率となっていますが、「購買・利用」で取得してデータになります。)
「スーパーマリオ」の認知率は年代別で見てもほとんど変化がないですね。70代まで知らない人はほとんどいないのがわかります。「マリオカート」も70代より前の世代ではほとんど認知されており、世代を超えた認識の高さがわかります。
ただ、利用経験や利用意向になると年代で差が出てきます。各項目の平均値を参考に境目に赤い軸を入れてみました。面白いことに「スーパーマリオ」から「マリオパーティ」までの平均層は5歳刻みに下がっていっていました。
スーパーマリオシリーズの初代「スーパーマリオブラザーズ」は1985年に発売しました。国内で681万本売上げ、「あつまれ どうぶつの森」に記録を抜かれるまで30年以上トップの座にいたモンスター級のゲームです。
マリオカートシリーズの初代「スーパーマリオカート」は1992年に、マリオパーティシリーズの初代「マリオパーティ」は、1998年発売です。
それぞれのタイトルを小学生時代に体験している世代以降で高く支持されています。
また「スーパーマリオ」「マリオカート」のシリーズは、境目から若い年代にかけてどの年代でも、利用経験率と利用意向の高さがみられ、世代を超えた人気の高さがわかりました。
マリオはワクワクする!
ゲームタイトルのイメージをポジショニングマップにしてみました。
Knowns Bizの調査の中で、マリオタイトルのゲームは、そろって「期待感・ワクワク」のイメージが高くTOP5に3タイトルがランクインしています。
ワクワクといえば、40周年を迎えたディズニーランドの記事で紹介しましたユニバーサルスタジオジャパン(以下USJ)!!!!!!!!!
ゲームだけでなく、USJでもマリオは大人気です。USJの消費者の声をみると、”マリオが楽しい”という声が多くみられました。
ディズニーを上回る?!日本のキャラクター
映画で話題、ゲームでも幅広い世代で高い認知率と利用意向率を獲得し、テーマパークでも人気コンテンツである「マリオ」と同じく映画やテーマパークで人気の「ミッキーマウス」でキャラクター分析をしてみました。
こちらが年代別の認知率、好感率、誘引率(キャラクターがきっかけで購入または利用につながる)のグラフです。
このグラフでは歴史の長さが違うこともありますので、40代以下に絞ってもう少し見やすくしました。
好感率は、同率もしくは0.1ptの差でほぼ同レベル。認知率では、10代でマリオの方が認知が高いという結果でした。認知率は、その他の年齢でも20代前半を除くと4%以内の差になっており、大きな差がありません。
日本生まれのゲームキャラクターだった「マリオ」は、認知・好感で、「ミッキーマウス」と肩を並べています。
同じくゲーム生まれの人気キャラクターは、Pokémon「ピカチュウ」もいます。ゲームや漫画などで人気のキャラクターは、その枠を飛び越え、映画化やテーマパーク、またグッズが発売されるなど、多角的な展開をします。
以前は、日本生まれの世界的人気キャラクターの代表といえば「ハローキティ」でしたが、今や多くの日本生まれのキャラクターが世界で人気になっています。
親しみのあるキャラクターが世界中で愛されるようになるのは、うれしいですね。今後のマリオの展開も楽しみです!
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