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木芽ハルナ入門

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2020年6月の記事一覧

苦い抹茶ミルクティー

 最近世の中にあるのはお砂糖たっぷりの甘い甘いミルクティーばかり。まるで便利さに甘やかされてる人間みたい。甘やかされて、甘えてるうちに人間はそれがなくてはならないものになっていく。便利もお砂糖も中毒になる。  甘ったるい世界が存在することを知った。時間は守らなきゃいけない、なんて、当たり前のことすぎた。当たり前すぎて、意識してなかった。大学生になってから、時間を守る人のほうが偉い、みたいな価値観に出会った。レポートも〆切ギリギリ、間に合わなかったらメールで添付。バイト遅刻し

好きな人の好きなものは私も好き

 私には昔から好きな人や憧れる人の真似をする習性がある。  小学生の時に私が憧れたのは、足も速いし見た目も可愛い同級生の女の子だった。私も走ることを得意にしたくて、可愛くなりたくて、その子の足に注目した。彼女が内股だったから私も内股で歩くようになった。その癖はいまでも続いていて、というよりは自分で直せなくなっていて、今でもよく自分の足につまづいて転んでいる。  中学生になってからは一個上の先輩に憧れて、唇を小さくしたくて常に口をすぼめていた。中学二年生の頃に好きになった人

”人生”のタイムリミット

 私はあと648日。これは自分で決めた。別に余命宣告されたわけでもない。先が見えない人生の中で、いきなり明日が消えるのも怖いけど、だらだらと続いていく終わりの見えない日常が嫌になった。  1000日を切っている。今、自分がやりたいことは何か、できることは何か。やらないと後悔することは何か。  今日は電池切れ。そういう日が今までにも多々あって、毎回病んできた。どうして自分は、どうしてこんなに弱いんだ、ひとりで強く生きるって決めたのにな。  病む。世の中とのつながりを切る。

夢信者

 将来の夢は何ですか。幼稚園、小学校低学年で聞かれがちな質問。子供たちはキラキラした目で答えます。ケーキ屋さん、消防士さん、今ならYouTuberって答える子もいるのかな。さて、ここで大学生の皆さんに聞いてみましょう。おっと彼らの顔が少し曇りました。なかなか言葉が出てこない様子、しばしの沈黙です。「……とりあえず、教員っす。」  私は、小さい頃から夢がありました。明確に意識したのは小学5年生の時です。当時は周りに小説家になりたい子や、サッカー選手を目指す子が居ました。年を重

自分が嫌いだ

 ひさしぶりに心ここに在らずの状態に陥った。  時はアナウンス教室受講中。フリートークの時間があった、私は発表順が一番で自分のトークに納得がいかず、もやもやした気持ちで他の人の発表を聞いていた。いつもだったら聞けるはずだった。  あの日は違った。どんどん周りの声が聞こえなくなっていった。一方で大きくなるのは私の心の声。  なんで自分の話はこんなにつまらないんだろう。自分はなんでこんなに変われないんだろう。皆を引き込めないんだろう。自分が目指すなんて可能性無いのかな。なれ

優しさってなんだろう

 あなたにとって、優しさとは何ですか。  いつも大丈夫って声かけてくれる人ですか、それとも褒めてくれる人、なんでも譲ってくれるひとですか。最近触れた優しさの考えについて、並べて考えてみたいと思う。  私の中での優しいは、思っている素直な気持ちを全部伝えてくれること。たとえそれが批判だったとしても。自分が傷つくことであっても。隠されることが一番嫌いだから。  中学聖日記を見て黒岩くんの言っていた「優しくしたいだけなのに」に心がぎゅっとなった。そうか、好きな人に優しくしたい

抽象への憧れ、具体の重要さ

 座右のゲーテという本を読んだ。具体的であることを大事にすべきだと改めて思った。  何をするにも共通したこと、抽象的なものを求める癖がある。これは教育の影響なのか、と思ったりすることもあるが。たしかに、就活をしてなおそれを実感する。いかに自分が具体的に話せないのかということを。抽象的にわかったからといってそれが幸せとは限らない。やはり妄想世界にのめりこむあまりに心ここにあらずの人になってしまう前に、現実との付き合い方も考えるべきだ。  ひとりの人に学ぶということ。自分が資

「期待」だけはしないほうがいい

 自分に少し、ため息をつく。また「期待」してしまった。私の持論だが、期待したことは大体起こりえない。起こりえることは、目標だ。期待の淡い他人任せのような気持ちがない、自分の意志が固くなって行動できたものだけが現実になって現れる。  「期待」したことが起こった結果が「思い通り」だった時、それほど単調で無感動で面白くないことはない、と思う。人間はそこに安心感を求めてしまうが、人生の醍醐味が無いなぁと私は思ってしまう。  やっぱり「期待」だけはしないほうがいい。他人にも、自分に