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ご案内|初めての文学フリマ、さてどうする?(初来場の皆さまへ)

※おことわり※
この記事は、先の《文学フリマ大阪11》の開催を目前にして、一度公開した記事です。今回、《文学フリマ福岡9》用に、データ部分のみを修正いたしましたので、季節の挨拶等、現在とは合致しない点がありますことをご了承くださいませ。初っ端からいきなりお盆の話題です…わはは。

「本の装ひ堂は10月22日、文学フリマ福岡9に出店します。」

連日のアイロン地獄からこんにちは。本の装ひ堂店主です。台風が来たり、猛暑だったり、お盆だったり、かき氷だったりですが、お元気にお過ごしでしょうか?

先日から装ひ堂は、各種SNSで「《文学フリマ》に出るんだよー」と、上記の宣言をしておりましてね。
簡単に「来てねー」などとお願いしているものの、もしかして皆様にとって、『《文学フリマ》に来場すること』ってめちゃくちゃハードルが高いことなんじゃないかと思い当たりまして。

と言うのも、本の装ひ堂のお客さまは本がお好きな方々で、書店に行って本を買い読むことには慣れていても、創作やライティングの領域にまで足を踏み込んでいる方は少ないと思うんです。
即ち、何をやっているかわからない場所(イベント)にお出かけになることに、ためらいや気後れがあるのではないか、と。そこで…

「《文学フリマ》?
大丈夫大丈夫!
怖くない、怖くないよー!
🤪

と、皆さまに《文学フリマ》についてのお話をすることで、不安を払拭する材料になればと思い、noteに書いてみることにしました。

本の装ひ堂はハンドメイド系のマルシェにはほぼ出店することはありません。
つまり、装ひ堂の出店にとって、《文学フリマ》は欠かせないものなので、このハードルを越えていただかないとブックカバーをお買い上げいただくことができないのです。

伝え方が下手すぎて、更に不安になるかもしれない可能性はこの際置いておくとして。
初めての《文学フリマ》と、その楽しみ方。
参考になれば幸いです。

文学フリマとは何ぞや

そう、この…ね、この正体不明な感じがね、ゾクゾクするというか、たぶん怖いんですよね。

自分が足を踏み入れて良い領域なのか、否か…運命の分かれ道なわけですが、出店側から言わせていただくと、「準備頑張ったんですよー、楽しんでいってくださいよー!」の一言です。

通常、私たちが読む機会がある本は、書店で手に入るいわゆる商業出版されたものが中心ですが、小説にしろ詩歌にしろ…本の形にして自分が創作した文学作品を世に届けたいと思っている人が大勢いることを、まず知ってください。
そしてその場を提供してくれるものこそが《文学フリマ》で、北は札幌から南は福岡まで、全国7ヶ所で開催されています。(2024年は香川が増えるので8ヶ所です)

個人出店もあり、グループ出店もあり、出版社さんやプロの書き手さんもいらっしゃる。
そんな方々が自著を引っ提げて、熱い想いを語りつつ、スーパーな売り子になるのです。ビバ!文学フリマ!

地域によって規模は違えど、会場は『文学』を好きな方で賑わっていて、本を好きな人ってこんなにいるんだと勇気をもらえるイベント…それが、読んで字の如く、《文学のフリーマーケット》なのです。
入場は無料でお楽しみいただけます!

ちなみに、コスプレは禁止です。(ここで少しハードルが下がる気がするワタシ… 笑)

楽しみ方事前編

Webカタログをチェックしよう!

《文学フリマ》の楽しみ方は数あれど、まずは開催前から当日までの楽しみ方を。

《文学フリマ》では、開催日の凡そ1ヶ月前に『Webカタログ』なるものが公開されます。
これは出店を予定している各ブースの紹介が為されたもので、こんな感じのページです。↓

このようなページがブース毎に1ページ用意されています。
出店者の説明のほか、もし画像があるようならクリック(タップ)していただけると、作品についての説明もご覧になれます。

ただ…初めから出店がわかっているブースでしたら上記のような直リンクで飛んでいけば良いわけですが、自分で発見することを楽しみたい場合はこちらのページへ。↓

全てのブースを見ることもできますし、検索をかけて調べることもできます。

当日までの間に目を通して伺いたいブースをチェックしておくと、楽しみ無限大。

とはいえ、数百ものブースをしらみ潰しに見るのは大変なので、X(元Twitter)で情報を発信している方のブースを追うのも、良い方法だと思います。
主に《文学フリマ》や《文学フリマ福岡(開催地)》にハッシュタグをつけて検索をかけると、ブースに来てほしいと熱望する出店者の投稿が、私を筆頭にわらわらと湧いて出てきます。笑
ぜひブースを訪問するきっかけにしてください。

あと…もう一つおすすめの機能は、各ブースのページにある『気になる』ボタンを押すことです。
事前登録(簡単です)は必要になりますが、このボタンを活用すると、行ってみたいと思っていたブースを保存することになるので、回り損ねることがなくなります。

更に。皆さんが『気になる』ボタンを押してくださったら、その数が出店者に通知されるので、単純に当日までの出店側のモチベーションが「やったるでぇ〜!」と爆上がりします。
通知されるのは数だけですから安心して、応援の意味を込めて、ぜひポチッと活用してくださいませ。
ボタンは各ブースページのココ↓にあります。

楽しみ方当日編

まずは目当てのブースに向かうべし

《文学フリマ》の会場が、特に熱気に包まれる時間と言えば。
それは開場直後〜2時間くらいでしょうか。
何故なら、各ブースの頒布物(商品)の数が一番豊富な時間帯だからです。
中には数量限定でご用意されているものも少なくありませんので、人気の作家さんのブースですと、この頒布物を目当てにお客さまが集中します。(入場制限がかかる場合もあります)

実は本の装ひ堂も例に漏れず、先に行われた《文学フリマ大阪11》では、開場から90分で持参したカバーの7割くらいをお持ち帰りいただきました。

つまり。
数量限定のものや、必ず手に入れたいものがある場合は開場から。
ゆっくり見たい場合は午後からお越しいただくのも一手、というところです。

無料配布の印刷物を置いているブースもありますよ〜。
本の装ひ堂は表面にショップカード、裏面にショートショートを掲載した、名刺サイズの栞を配布しています。↓

見本誌コーナーも楽しいぞ

事前にWebカタログで訪問したいところをチェックして、手に入れたいものは先に手に入れる。
そして心に余裕が生まれたら(笑)、入口付近に通常設置される『見本誌コーナー』をご覧になることをおすすめします。(福岡の場合は7階に設置)

このコーナーには、出店者がその日頒布している本の見本が置かれていて、自由に閲覧していただけるようになっています。
見本誌にはブースNo.や屋号が記載されていますので、実際手に取って試し読みをした後、続きが読んでみたいなど、気に入ったものがあれば、訪問して購入すれば良いのです。
Webカタログでは気づかなかった出店者に出会えるのも、見本誌コーナーの醍醐味です。

マナーとしてご注意いただきたいこと

《文学フリマ》では、自分のブースにおいでくださったお客さまに対して、出店者が常に気をつけていることがあります。
それは、周囲のブースの方にご迷惑をおかけしないこと、です。
《文学フリマ》の1ブースは、会議室の机の半分(90cm)なので、お隣との距離がとても近いものとなります。
つまり、数名の方が横に広がって商品をご覧になっていると、お隣のブースの領域まで踏み込んでしまい、お隣のブースを訪問したい方の妨げになってしまうのです。
出店者にはこのことに注意を払う義務がある、と運営から伝えられていますので、時にはお客さまに避けていただくようお願いすることもあります。
そのときは少しだけ状況を察していただけると大変助かります。

楽しみ方事後編

SNSで紹介しよう

《文学フリマ》は、たった1日(5、6時間)だけの開催です。
でもこの1日だけのために、ボランティアスタッフさんも出店者さんも、1年くらいの期間をかけて準備しています。
その苦労が報われるのが、たぶんこの項目じゃないかと思うのです。

《文学フリマ》にお出かけになったなら。
ぜひ、その日楽しかったことや、お買い上げくださったものを紹介してください。
よく使われるハッシュタグは、《#文学フリマで買ったもの》や、《#文学フリマ》《#文学フリマ福岡(各地)》です。
投稿の中にもし自分の作品を見かけたら、出店者はまた次回頑張ろうと、きっときっと思いますから。

最後に

なかなかの長文になってしまいましたが、お付き合いくださりありがとうございました。
福岡の開催まで1ヶ月を切り、本の装ひ堂も大慌てで準備を進めています。
きっと楽しんでいただけると思っていますので、ぜひ会場に足をお運びください。

最後に自ブース(8F い-01)の場所などの宣伝をして、終わりにしたいと思います。
ありがとうございました。
ご来場を心よりお待ちしています。

【文学フリマ福岡9 出店!】
📍本の装ひ堂ブース:8F い-01
🕙10/22(日) 11:00〜16:00開催
📍エルガーラホール(天神) 8F 7F
🚆天神南駅徒歩1分・天神駅徒歩5分
✅入場無料✨
※本の装ひ堂は、サクッと読める200字前後のショートショート集と、装ひ堂式ブックカバー(4サイズ)を踊り売りします。

↓本の装ひ堂のWebカタログ。

8階の入口そばです〜。



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