中小企業診断士試験4月から合格するには【資格試験】【中小企業診断士】
中小企業診断士試験に興味を持ったがもう春。今年度は難しいかなと思っている方!学習時間さえ確保できればまだまだ1次試験合格可能です。
今から学習をするならどうするか?と考え、スケジュールを作成しました。
私はこんな人
中小企業診断士試験は1,000時間が必要と言われており、合格に必要な得点率が60%の中、学習時間350時間で1次試験に78%と2次試験71%効率的かつ高得点で合格しました。
学習スケジュール
資格試験において、テキストのインプットと過去問のアウトプットが大切です。
試験日はいつ?
令和5年=2023年の試験は8月5、6日の土日となりました。
2023年4月1日から学習をスタートすると、4ヶ月超の学習時間が確保可能です。
どうしたら合格?
中小企業診断士1次試験は7科目あります。1科目も40%を下回らず、7科目合計で60%以上を得点することで1次試験合格となります。
学習スケジュール
デスクでの学習時間は、基本的に過去問演習に活用しましょう。
同時並行で、移動時間等のスキマ時間にテキストでのインプットや過去問の暗記を行ないます。
スキマ時間を中心とした企業経営理論のインプットが終われば、デスクでの企業経営理論のアウトプット。
デスクでの企業経営理論のアウトプットと並行して、財務会計のインプット
というようなイメージです。
※科目全体のインプットを先行する必要はありません。競争戦略といった論点単位でインプットとアウトプットを繰り返しましょう。
最後の2週間程度は復習使いたいので、4ヶ月ー1週間で6科目の学習を完了させます。1ヶ月あたり1.5科目学習します。
得意科目:テキストのインプット10時間+過去問のアウトプット20時間
=30時間
苦手科目:テキストのインプット30時間(自身でのまとめ直し等含む)+過去問のアウトプット20時間
=50時間
が目安です。
必要な学習時間
○確保時間の目安
1日にデスクでの学習時間を平均2時間、スキマ時間を平均1時間の合計3時間を確保してください。
4ヶ月間で360時間を生み出せます。
これまでのご経験にもよりますが、十分合格圏内には届く時間です。
○テキストのインプット学習
中小企業経営を除く6科目を過去問に取り掛かるまでの基礎的な知識を会得するために、テキストを活用しインプットします。
おすすめテキストはこちら
得意科目:テキスト1周 10時間
苦手科目:映像系補助素材+テキスト2周 30時間
が目安です。
6科目の合計時間を120時間に抑えられるように努力しましょう。
○過去問のアウトプット
中小企業経営を除く6科目の過去問5年分を3周行いましょう。
確実に合格するには5周が目安だと思いますが時間がありません。3周でも十分合格圏内には届くかと思います。
1周目:全問を解答し、復習も十分に行なってください。
2周目:全問を解答し、曖昧な論点のみ復習を十分に行なってください。
3周目:2周目に理解できていなかった問のみ解答と復習を行なってください。
以上より、
(1周目2時間+2周目1.5時間+3周目1時間)✖️5年分✖️6科目
=135時間
ひとまず、科目学習時に2周、試験直前期に追加で1周するイメージです。
過去問は復習でも活用するため、印刷し、リングファイル等に閉じておくことをおすすめします。
過去問の活用方法はこちらで詳しく解説しています。
○スキマ時間の活用
過去問学習を省いた中小企業経営とその他6科目の過去問復習・暗記に使用します。
1日のスキマ時間をかき集めて1時間/日を確保しましょう。
4ヶ月間で120時間生み出せます。
中小企業経営を合格圏内にし、その他6科目の復習には十分な時間です。
○合計時間(まとめ)
テキストのインプット時間120時間+過去問のアウトプット時間135時間+スキマ時間120時間=375時間
360時間からは多少の足が出てしまいますが、仕事と両立しながら確保が可能な範囲内だと思います。
得意なのか苦手なのかの目安
未学習の状態では得意科目と苦手科目がわかりません。
学習時間はこちらを、参考に考えてください。
得意科目:テキストのインプット10時間+過去問のアウトプット20時間
=30時間
苦手科目:テキストのインプット30時間+過去問のアウトプット20時間
=50時間
得意不得意の目安はこちらを、参考に考えてください。
経済学:高校数学に苦手意識がないかどうか
財務会計:簿記2級
企業経営戦略:経営戦略・マーケティングの業務経験
運営管理:店舗管理、生産管理の業務経験
経営法務:宅建士、貸金主任者等との同等知識
経営情報システム:ITパスポート(基本情報技術者をお持ちであれば学習時間0でも可能)
上記レベルの知識があれば得意科目と考えられます。半数程度に苦手意識がなければ、前述の375時間あれば十分合格圏内に届くかと思います。
○全くの初学者の場合の工夫
全科目全くの初学者という場合であれば前述の375時間+60時間=435時間程度がマックスで必要となる可能性もあります。
段々と4ヶ月で確保が難しい時間に近づいてきます。
2次試験に使用しない経済学、運営管理(店舗管理)、経営法務、経営情報システムの中で特に苦手な科目を40点〜60点の間を獲得できるレベルまで精度を落としましょう。具体的には、資格予備校の過去問解説書を購入すると重要度が記載されており、重要度が低い問題の過去問を初めから諦めましょう。テキストのインプット時間も重要度が低い論点は読み飛ばしましょう。過去問のアウトプット時間を大幅に短縮できます。
2次試験までストレート合格するために
2次試験は1次試験で学習した理論を具体的な事例に当てはめて記述していく試験です。経営戦略・組織論関連、マーケティング戦略、生産管理、財務会計の4事例があります。
2次試験に関連のある、企業経営戦略、運営管理(半分の生産管理部分)、財務会計は単純な暗記ではなく理論の理解が重要です。
理論の理解ができれいれば、2次試験は8月2周目から10月3周目までの2ヶ月間でも十分間に合います。
8月〜10月の2ヶ月間は2次試験独特な解法習得に使います。理論から学習し直していると間に合わない可能性が高いと思います。
2次試験の考え方はこちら
まとめ
テキストでのインプットと過去問でのアウトプットの繰り返しが重要です。
仕事と並行しつつ、4月から学習を開始しても今年度試験には十分間に合います。そのためにはスキマ時間でインプットを行い、まとまった時間が取れる場合はデスクで過去問演習をやることが重要です。
皆様の参考になれば幸いです。