在宅介護をしている全てのヒトに読んで貰いたい【介護施設のプランニング】
こんにちは、小林玄人(hauto:ハルト)です
私は作業療法士×元会社員で、障害のある方の就労支援を仕事にしていました。
作業療法士になって最初の仕事は高齢者施設から始めています。
毎日入所している利用者やデイケアの利用者のリハビリを行い、在宅で「その人らしい暮らし」ができるよう支援をしてきました。
経験年数は10年以上で、多くの利用者を在宅復帰に導き、様々な家族・家庭模様をこの目で見てきました。
今回は以下のような方に向け、将来訪れるであろう施設入所を検討していくまでのフローチャートを完全にまとめてみました。
こんな方に向けています
この記事を執筆しようと思ったきっかけは、下記の記事に綴ったように在宅介護者で施設入所サービスについて検討している方が少ない事実を知ったからです。
厚生労働省のプランでは「在宅介護」を基本とした支援にシフトしていく流れが確実となっています。
すでに始まっているものが、新規で総合病院にかかる場合の診療加算です。
紹介状無しで総合病院にかかると医療費がとても高くないですか?
医療機関の使い方について抑制的な動きがスタートしており、初診は町医者で行うという流れを定着させる国の狙いがあります。
これから高齢者が増える時代に突入します。
すべての人が安心を得る目的で総合病院で受診をしてしまうと、本当に必要な方が利用できなくなります。
緊急かつ必要であれば問題ありませんが、町医者で解決できる内容も多いです。
インフラ(地域資源)が限られていますので、正しく利用していくことが大切です。
介護についても同じ考え方になりますが、すべての人が在宅介護になるわけではありません。
使わなければならないサービスはしっかり使っていくべきです。
日本では40歳以上から介護保険料が徴収される仕組みとなっていますので、
日本に住まわれている方であれば、必要となった場合は介護保険を利用する権利があるということです。
本題に入っていきますが、在宅介護をしている「あなた」はこんな事を考えていませんか?
どれか一つでも「yes」になってしまった方は、このnoteを最後まで読むことをオススメします。
いざとなった時のプランが全く定まっておりませんので、有事の時に無駄な出費をしながら必ず痛い思いをします。
もういちど繰り返します。
介護はタダではありません。
想像しているよりも金銭が動きます。
このnoteでフローを把握しましょう。
「あなた」が考えている以上に、入所系の介護サービスを申し込んでもすぐ利用はできません。
通常、介護施設にはすぐ入れないのが現実で普通なのです。
まず、入所前に面談が数回行われます。
待機期間は年単位で3~5年、中には10年待ちという状況もあります。
今の日本はすぐに利用できる介護インフラ(施設)が足りません。
施設経営が困難となっている最大の要因が「人材不足」です。
介護職員の確保が困難で新たに施設が増設できなかったり、離職によって必要な人員基準がクリアできないといった問題がリアルに経営者を苦しめます。
10代、20代の若い世代からすれば、介護分野は魅力が感じられなく、敬遠しがちとなっています。
こんな業界の裏事情を知り、老人保健施設、有料老人ホーム、デイケア、通所介護(デイサービス)の勤務経験がある私が、施設入所を検討するためのフローチャートを徹底解説をしていきたいと思います。
最後までご覧になって下さい。
私が学生の時にこういったものがあれば現実がどれだリアルに知れたか。。。苦い思い出があるからです。
18歳で成人といっても20歳、21歳で介護保険制度のことなんか普通は考えません。
介護や看護、リハビリなどのコメディカル分野での仕事を考えている人にしか縁はないと思います。
この価格で専門職の頭の中が購入できると考えれば安い投資だと言えます。
学生さんだったら「ファミレス」「カラオケ」「スタバ」等にいくのを一回だけ我慢すればいいだけです。
ラーメン屋で一杯のラーメンの我慢するだけで、専門的な内容が購入できてしまいます。
もちろん、バイト代でも購入できます。
だから多くの人に学びの場を提供できればと考えています。
では、いきましょう。
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