ケチの私が珍しく買ったものの話
食料品、洗剤などの日用品。
いわゆる生活必需品以外にお金を使うことはほぼない。
そんな私が最近購入したものについてお付き合いくださいませ。
昔から読書が苦手だった。
目で文字を追っている最中に、
頭の中では全然違う空想の別世界に行ってしまう。
意味がわかるところまで何ページも戻らないと。
これのくり返し。
なので全然前に進まない。
「本を読んでいる人は頭がいい」
これの対偶(どうでもいい話だが、このなつしい数学単語をどうしても言いたいモードに入ってしまい、必死に検索して引っ張り出した。Chat GPTはほんまにかしこいなぁ)、
「本を読んでいない人は頭が悪い」
というわけでは決してない。
でも、本を読んでたらもうちょっとマシだったはず〜と過去に別の道に分かれた方の自分への期待はいまだに消えない。
教育ママだった母親は、
「本を読め読め」
と言ってくれていたのだが、
根っからのひねくれヤローな私は
「自分も読まへんくせに何言うとんねん」
と聞く耳を持たずに成長してしまった。
(母との間で笑い話として消化できているので、
本を読まなかったことを彼女のせいにしているわけではない。)
話は脱線するが、
もし子育て中の方がこのnoteを見てくださっていたなら有益な情報を。
子供になにかをさせたい時、
「〇〇しなさい!」ではなく、
子どもは大人のマネをしたがる習性を利用して、
親が楽しそうに〇〇している姿を見せるのが有効なのだそう。
↑
知らんけど。ですいません。
こんな具合に本を避けてきたわけだが、
人生なにかを始めるのに遅すぎることはないというし、
noteを始めてからぼちぼち本を読むようになった。
最近は電子書籍などデジタルツールで読書をする方も多いらしいが、
『あらすじだけ好き人間』を脱却し、
中年になって読書デビューをした人間には目の疲労を考えてリアルな本がいい。
紙をペラペラめくると本を読んでいる自分に酔えることだし。
でもやはり、がっつり「読書タイム」をとる習慣がない。
「ながら読書」が精一杯だ。
ドライヤーをあてながら。
ねんねん(愛猫)のブラッシングしながら。
そこで出てくるのが「本が閉じてしまう問題」。
この感情。参考書を開いていた時代以来だ。
しかしさすが現代。
ウン十年前にもつまづいたこんな問題を解決できる商品はネットに転がっていた。
見たいページをはさむクリップだ。
1つはサイドの薄い方に重りがあるクリップで留めるパターン。
2つ目は開いたページの上側をはさむパターン。
ただ、2つ目のパターンの「ウカンムリクリップ」というものがどこも欠品となっていて、
在庫があるのを見つけたとしても、
好みでないカラーが高額な価格設定になっていた。
ケチの私が定価以上出すなんてありえない。
近所の本屋に電話で問い合わせてみたところ、
「人気すぎて完売。いつ入ってくるか不明。」と。
「おぉ。」
そこで、検索できる範囲の本屋、雑貨屋、文具店に片っ端からかけても全く同じ回答。
「そんなに人気があるのか…」
3軒目からはスイッチが入り、
「買うかどうかも決めてないし、
どんなんでもいいけどとりあえず電話で聞いてみるか」の小1時間前の私は完全に消え去った。
是が非でも「ウカンムリクリップ」を手に入れてやる!
12軒目ぐらいだろうか。
やっと「2つ在庫あります」と。
「おさえてください!!」
完全に、ないと言われれば欲しくなる『希少性バイアス』に引っかかった。
お掃除グッズを買っただけでキレイになったと満足する性格なので、
ウカンムリクリップを使って本を読んで、
たくさんの人に読んでいただけるうまい文章をかけるようになりたい。
大変長くなってしまいました。
最後までお付き合いいただいたおやさしいあなたさま。本当にありがとうございます。
【Noふりかけ Noライスのコーナー】
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