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〈ロンドンと食〉バッキンガム宮殿 夏の一般公開と夏限定の人気アイスクリーム店

夏の恒例、イギリス・ロンドンにある「Buckingham Palace(バッキンガム宮殿)」の一般公開がもうすぐ始まります。今年2024年の日程は、7月11日(木)から9月29日(日)まで。

公式行事や国賓の歓待などに使われている「ステート・ルーム(The State Rooms)」や、英国王室が所有する品々の特別展示などを見学できます。夏にオススメのお出かけスポットとして、昨年訪れた際の様子とともにご紹介♪

なお〈ロンドンと食〉では、訪れた場所についての内容とあわせて、ふだんグルテンフリーかつマクロビオティック(プラントベース)という、自分のカラダに一番合うと感じている食生活を中心に過ごす私の目線で、外出先での食事情についても触れているおでかけシリーズです。


バッキンガム宮殿 夏の一般公開について

英国君主の住まいであるバッキンガム宮殿は、ロンドンを代表するランドマークのひとつ。ロイヤルファミリー関連のニュースではよく登場する建物ということもあり、世界的にも知名度の高い現役の宮殿です。

夏の一般公開は、7月〜9月のあいだに10週間ほど。開催日程は毎年異なるので、春ごろ公式サイトをチェックするとよいでしょう。旅行中の見学を検討している場合は、冬のあいだにニュースレターへ登録しておくと、予約に関する最新情報を受け取りやすくなるかと♪

開催期間中の週末は、特に予約が埋まりやすい印象だったので、早めの決断が◎

なんと、今年は東ウィングも初めて公開されるのだとか。宮殿正面にある、あの有名なバルコニーへ直結する部屋も含まれるのです。東ウィングの見学は、特別ツアー「THE STATE ROOMS AND EAST WING HIGHLIGHTS TOUR」へ参加する必要があり、予約はこちらより。

予約枠は、スタンダードな見学より少なく設定されているので、空き状況の確認は早めにするのが良さそうです。

スタンダードな見学「THE STATE ROOMS, BUCKINGHAM PALACE」の予約はこちら。見学時間は少なくとも2時間は確保したいところ。

夏の間に行けない場合は、冬から春のあいだに特別ツアーを開催する場合がある様です。

衛兵交代式の様子

一般公開の日程とは予定が合わない場合は、人気の観光イベント「衛兵交代式」の見学をぜひ♪ 実際の様子はこちらで紹介しています。

入場前のこと

入場前のセキュリティチェックは混み合うので、時間には余裕を持ち予約時間より早目に到着すると良いでしょう。また、トイレは入場口に到着する前に済ませる必要があります。

セキュリティチェック通過後は、宮殿内部のトイレを使用することができず、見学終了後ガーデンのエリアにたどり着くまでトイレは無し。しかも見学途中にそのトイレへ行った場合、戻って見学再開はNGだったような……。

かと言って、入場口付近にトイレは設置されていない様でした。しかも、街中で気軽に使えるトイレ探しが容易ではないイギリス、大きめの駅構内や(最寄りではVictoria駅)、ドリンクを購入がてらカフェ、ファストフード店などでは利用しやすいかと。

入場口は、宮殿を正面に見た際、建物の左側面にある「THE KING'S GALLERY(ザ・キングス・ギャラリー)」の並びにあります。ザ・キングス・ギャラリーの入場口よりも、宮殿正面に近いエリアに位置していますが、混雑が予想されるため判断しにくい場合は、付近にいる制服姿のスタッフに予約チケットを見せると案内してもらえるでしょう。

写真撮影は、宮殿内部だけでなくセキュリティチェック前から禁止されています。

宮殿内に持ち込めない物がある場合は、見学前に専用カウンターで預け、見学が終わったら引き取りに行きます。

なお、見学前にはオーディオガイドを借りることをオススメします♪(追加料金なし)日本語も選べましたよ。

宮殿内部へ

バッキンガム宮殿
見学終了後ガーデン側出口

宮殿内は撮影禁止のため画像はないのですが、公式サイトにて紹介の見どころ「HIGHLIGHTS OF BUCKINGHAM PALACE」のページをぜひご覧ください。

個人的に一番楽しみにしていたのが、英国王室の絵画コレクションを見学できる「THE PICTURE GALLERY(ピクチャー・ギャラリー)」。展示作品は随時入れ替わっているとのことですが、レンブラント、ルーベンス、ヴァン・ダイク、フェルメールなどの絵画が代表的です。

中でも、フェルメールが描いた「音楽の稽古(The Music Lesson)」の鑑賞は、この日のハイライト。いちフェルメール・ファンとしては、現存する全37作品(諸説あり35点とも)のうち、ひとつでも多くコンプリートしたいと!思ってしまう。貴重な1点をじっくり拝むことができ大満足。(オランダで開催されたフェルメール大回顧展の様子はこちら

ちなみに、訪れた2023年の展示テーマは5月6日に行われた「チャールズ国王陛下の戴冠式」でした。国王ご夫妻がウェストミンスター寺院に向かう際に使用した馬車「ダイヤモンド・ジュビリー・ステート・コーチ」、儀式で着用したローブやドレス、ジュエリー、戴冠式の椅子、招待状のデザインなど、式典で使用された貴重な品々を間近で細部までじっくり鑑賞。

ガーデンに面した扉から宮殿を出ると、やっと撮影解禁です。

ガーデン

ここで伝統のガーデンパーティーが開催される

併設のカフェでは、宮殿のお庭を眺めながらティータイムが楽しめます。紅茶やコーヒーと一緒に、スイーツやサンドイッチなどをいただける様。

この日は次の予定が迫っており立ち寄れず残念でした。

広い芝生とバッキンガム宮殿
白のテント部分がカフェ

道沿いにガーデン方面へ進んでいくと、トイレやギフトショップがあります。ここでしか買えない商品もあり人気。

しっかり手入れが行き届いた広大なお庭は、作り込み過ぎず自然を感れられる心地よさ。季節の花が愛らしく咲いています。

ガーデンに咲く季節の花
ガーデンの奥へ

入場チケットを年パス化できる
出口の手前に専用カウンターがあり宮殿スタッフが立っています。希望の場合は、チケットに名前を記入し、スタンプを押してもらうと1年以内の再入場が可能となるのです。

バッキンガム宮殿に咲く花

基本情報

Buckingham Palace
公式サイト:
https://www.rct.uk/visit/buckingham-palace
所在地:Buckingham Palace, London, SW1A 1AA

人気の夏限定アイスクリームショップ「The Ice Cream Project」

夏限定のアクティビティを紹介したので、食でも夏だけのお楽しみをピックアップ。

イギリスのファッションブランド「Anya Hindmarch (アニヤ・ハインドマーチ)」が手がける期間限定のアイスクリームショップ「The Ice Cream Project(アイスクリーム・プロジェクト)」が、バッキンガム宮殿のガーデンに近い高級住宅地ベルグレイヴィア地区にある「The Village(ザ・ヴィレッジ)」にて開催されています。

今年2024年の日程は、6月7日(金)から8月18日(日)まで。

Anya Hindmarch公式サイトより
2024「THE ICE CREAM PROJECT III」

今年で3回目となるこのアイスクリームショップの特徴は、モルトヴィネガー味、オリーブ味、ベイクドビーンズ味など、とてもユニークなフレーバーに出会えること。アニヤ・ハインドマーチお気に入りの、カルト的な人気を誇るフードブランド(英国でお馴染みの調味料やおやつ等)とコラボしたアイスクリームが、ロンドナーを魅了するのです。

2024年は新登場のフレーバーも含め15種類!

グルテンフリーやプラントベースの食生活をしている人が食べられる選択肢もあり♪ 原材料の詳細やアレルゲン情報はこちらに記載されています。

店内の様子2023年
冷凍庫にアイスクリームポットがぎっしり!

全てのフレーバーがオリジナル・レシピで、こだわりの詰まった特別なアイスクリーム。厳選された材料を使い、少量ずつ手作りされています。

店内では、カウンターにてスクープ単位の購入もできますし、持ち帰り用に500ml 容器入りの商品もあり。

店内で購入した1スクープ2023年

昨年、友人と一緒に訪れ 1スクープ購入してみました。店内もカップのデザインまで可愛い!店内に飲食スペースはないので、お店の周辺に立って又は歩きながらいただくスタイル。

持ち帰り用に、夫リクエストの醤油味を購入。有料ですが、保冷剤や保冷バッグもありました。(ちなみに、保冷バッグのデザインまでお洒落だった♪)

持ち帰り用の商品2023年

とても人気なので、週末は長い行列ができます。行ってみたものの待ち時間が長く、何度か断念したことも……。

入店待ちの人数が多い日は、閉店時間の2時間前に行列を締め切る場合もあるそうです。並んで待つ場合は、早目の時間帯を狙うと良いでしょう。晴天の日は特に!

基本情報

THE ICE CREAM PROJECT III
公式サイト:
https://www.anyahindmarch.com/pages/the-ice-cream-project
所在地:11 Pont St, London SW1X 9EH
営業時間:月 - 土 : 10am - 6pm、日 : 12 - 5pm

※この記事は訪れた当時の内容に2024年6月30日執筆時の情報を加えたものです。また、画像は訪問時に撮影したものを使用。

それでは、また!

こちらもロンドンで夏にオススメのお出かけスポット

日々の食事についてはこちら

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