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初夏の味覚✴︎トマトライス&チーズ詰め花ズッキーニのファルシ・レシピ(グルテンフリー/植物性)

季節限定の魅力!

生で食べると、ほんのりかぼちゃのような
甘味を感じる花ズッキーニは、加熱しても美味しい。

トマトライスとチーズを詰めオーブンで焼いた花ズッキーニとシードル

気持ちよい晴れの日の前菜として、よく冷やした
ドリンクとともに頬張りたくなります。

この「花ズッキーニ」もまた、初夏のお楽しみ
旬食材のひとつ。初夏〜夏にかけ出回り、
受粉前の雌花(実つき)と雄花(花のみ)が
開花する前の状態を摘み取ったもの。

欧州の国々ではサラダ・オーブン料理・揚げもの
などのお料理に使われ、わりと一般的な食材です。

旬の時期が短く傷みやすいので、
多く出回っているわけではありませんが、
市場で新鮮なものを入手しなるべく早く
調理すると美味しくいただけるのです。

英市場で売られている新鮮な花ズッキーニ
ファーマーズマーケットで購入した英国産花ズッキーニの雄花

最近は日本でも購入しやすくなってきているそうですよ〜!

家庭菜園でズッキーニを育てている方は、
受粉できなかった花ズッキーニがあれば
早朝に収穫してその日の食卓に♪というのが
できちゃいますね。その状況に憧れます…!

ファルシはどんな料理?

ファルシー(farcir)はフランス語で
「~に詰め物をする」を意味する動詞です。
日本ではピーマンの肉詰めが王道ですが、
どの食材に何を詰めるのか特に決まりはなく
自由度を感じるのがファルシ。

花ズッキーニのお料理は、そのやさしい味を
活かす為、肉類ではなくチーズを使用し
揚げたり、パン粉をふりかけオーブンで
焼いたりするレシピが多いように感じます。

今回はグルテンフリーやプラントベースの
食事をしている人でも楽しめるように
アレンジしてみました♪

グルテン&乳製品OKな方は、
パン粉と一般的な動物性チーズでどうぞ!

[材料]

花ズッキーニ6-8個分
●花ズッキーニ 6-8個
◉残りごはん 50g
◉玉ねぎ 10g
◉完熟トマト 60g
◉水 25ml
◉お好みの洋風だし ひとつまみ
◉お好みのチーズ※ 各5g×花の数
○アーモンドパウダー 適量
○EVオリーブオイル 適量
○自然塩 少々

☑︎実が付いている花ズッキーニが雌花(めばな)、実がなく茎のみなのが雄花(おばな)。下処理の方法はほぼ同じです。花の大きさにより中に詰められる量が異なるので、使用する数を調整してください。
ちなみに雌花はサラダに、雄花は揚げものに向いているそうです(雌花に比べ傷みにくく扱いやすいため)。今回のオーブン料理は、どちらを使っても大差ないかと。個人的には、実の部分も一緒に食べられる雌花を使うのが好きです。

☑︎チーズはスライスチーズやセミハード系をお好みでどうぞ!詰めやすい硬さを選ぶと調理の際に扱いやすいです。
今回は植物性チーズViolifeのSLICES(英食材)を使用。もちろん他の植物性チーズやヴィーガンチーズなど代用OKです。乳製品OKの方は一般的な動物性チーズで◎

[手順]

花ズッキーニの下処理
※雄花を処理した際の画像を使用していますが、作業内容は雌花も同じです。

花びらをそっと開き雄しべ(または雌しべ)を取り除く。花びらの付け根にあるガクも取る。

おしべとガクを取り除いた花ズッキーニ

大きめのボウルに水をはり、花が逆さになるよう手に持って花の根本まで漬け、水の中で振り洗いする。

キッチンペーパーなどで優しく水分をふき取る。

☑︎花びらが非常に柔らかく破れやすいので優しく取り扱い、流水で洗うことは避けると良いでしょう。

①詰める材料を用意する。

チーズは花1個に対し各5g用意し、花へ詰めやすい大きさに切る。今回はスライスチーズを使用したので、切って重ねてから詰めました。(写真右上)

下処理した花ズッキーニ雄花と中に詰めるチーズ
今回使用した植物性のスライスチーズ

トマトライスを作る。

玉ねぎをみじん切りし、完熟トマトはざく切りする。

フライパンを中火にかけてEVオリーブオイル(分量外)を広げ、玉ねぎを炒める。しんなりして香りが出たらトマトを加え炒める。

トマトの形が崩れる程度になったら、残りごはん、水、洋風だしを加える。
※画像は玄米を使用していますが、白米でもOKです。

炒めた玉ねぎとトマトに玄米ごはんを加える

時々混ぜながら、ごはんと水分が馴染むまで煮込む。塩少々(分量外)で味を整える。

☑︎花の繊細な味を消さないよう、薄味に仕上げるのがポイントです。

煮込んでできたトマトライス

火を止めコンロからおろし、手で扱いやすい温度まで冷ます。

③詰めて焼く
オーブンを190℃に予熱する。

花に材料を詰める。

花びらををそっと開き、ティースプーンなどを使いトマトライスを詰めてから、チーズを中心へ差し込む。
※花びらは破れやすいので詰め過ぎ注意です⚠︎

花びらの中にトマトライスとチーズを詰める

花びらの先をギュッとねじって閉じ、オーブンシートを敷いた天板へ並べる。

☑︎実付きの雌花を使う場合は、実に切り込みを入れ火を通りやすくしてから並べる。

詰めものをした雌花を天板に並べる

アーモンドパウダーを全体へ振りかけ、塩少々をパラり。上からオリーブオイルを振りかける。

☑︎雌花を使用する際は、実の切り込みの内側にもオイルが届くようにする。

190℃のオーブンで20-25分焼く。

※オーブンの種類により焼き加減は異なります。
植物性チーズは溶けやすく、アーモンドパウダーは焦げやすいので、20分焼いたら一度様子を見て、必要に応じ追加で焼くと良いでしょう。

アーモンドパウダーがこんがりきつね色に、チーズは溶け出しフツフツ煮えていれば食べごろです。

焼きたてを盛りつけた花ズッキーニのファルシ

焼きたてアツアツを召し上がれ♪

グルテンフリー生活でも楽しめる、りんごのお酒サイダー(シードル)のこと

わたしは下戸なのですが…お酒の味は好きなので
このファルシを目の前にすると…夏は特に呑みたくなるのです!

ということで、近頃は英国産シードル
英語読みで「Cider サイダー」を開拓中。

以前より、このりんごのお酒の味が好きでして、
「シードルと言えばフランスでしょう!」
などと変なこだわりを曲げない頑固モノを
貫いていたのですが、
英国も美味しいりんごの国!様々な種類があって
飲み比べが楽しいのです✴︎

しかも、原材料がりんごのためグルテンフリー!
もちろんプラントベースです。
サイダー(シードル)は低アルコールの
商品が多く、アルコールフリーもあります。
下戸でグルテンフリーというお酒に関して
選択肢少なめ生活をしているわたしにとって
ありがたい存在。

ちなみにプリン体もフリーなのだとか。
また疲労回復効果や抗酸化作用など、
りんご由来ならではの嬉しい効果も
さまざま期待できるヘルシードリンク!

お酒に弱いとたくさんは飲めず残念なのですが、
好みの味を探したり、フランス産シードルと
飲み比べたり、好きなお料理と組み合わせて
楽しんでいきたいところです。

グルテンフリーやプラントベースの食事について
発信していると、我慢ばかりなのでは?と
聞かれることもあるのですが、視点と目的を
変えれば我慢と感じることって実はそんなに
なくて、むしろ食生活を変える以前に比べ
心地よく過ごせるようになった体調の変化とか、
新たな発見の方を楽しめているように
感じるのです。そんな日々の生活の中で
楽しみとしていることも、レシピの紹介と
あわせ少しずつ共有していけたら♪
そんな風に思っております。

それでは、また!

グルテンフリー×マクロビオティック料理の記録は
Instagramでも日々更新中!

旬は初夏まで!アスパラガスをたっぷり投入〜
グルテンフリー、プラントベースの人でも
楽しめるキッシュのレシピはこちら。




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