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【125】身近にいた引き寄せマスター④ ー 自分は本当に自分を信じているのだろうか
ご訪問頂き誠にありがとうございます。
マインドフルネスを実践するようになってから、我が家ではなるべく食事中は動画を観ないというルールを実践しています。
※ 我が家には何年もテレビがないので、「動画」(主にYoutube)という言い方になります。
「ながら食べ」をやめて食事に集中するという意図があります。
そのはずだったのですが……
動画を見ないようになると、今度は「会話」が弾んでしまうのです😅
マインドフルネスでは、話す時には「一旦、食べる手を止めて今度は会話に集中しましょう」という内容になっています。
そうは言っても会話が弾んでしまうので、その度に手を止めてしまうと、今度は食事がいつまで経っても終わらないことになります。
それはそれで後のスケジュールが押してくるので許容できません。
そもそも家族4人。顔を突き合わせた状態で黙々と食べている光景は、傍から見てかなり異様ではあるはず。
会話が弾むのは「団らん」ということで、それはそれで良いことであるということにしました。
何なら食事に対するマインドフルネスは、何かを口にする限り、いつでもできますからね。
そんなわけで食卓は会話が四六時中飛び交っているわけですが、ある日のこと。
我が家の引き寄せマスター(長男7歳)がふと
「引き寄せのこと友達に話しちゃった😆」
と言うのです。
この時に思ったことは以下のようなことです。
◾️ その友達が「何変なこと言ってるの?」と長男を変な顔で見なかっただろうか
◾️ その友達が信じたとして、それを友達の親御さんに話したら、その親御さんはどう思うだろうか。
「家でどういう教育をしているのか」と思われないだろうか。
既に「スピなの?」とか「そんなわけないでしょ」と言われている経験があるからです。
◾️ かつての自分がそうであったように、多くの人は目に見えるものや常識などに軸を置いて生活している。
引き寄せの法則が広く知られているとはいえ、それを本気で実践している人はまだまだ少数派である。
多くの自己啓発に対するネガティブなイメージと同じく、「怪しい」「宗教」「洗脳」「意味ない」「現実逃避」といった言葉と結びついてしまうだろう。
◾️ 百歩譲って実践したことがある、という人も「やったことあるけど効果を感じたことがない」という人が大半である。
場合によっては、引き寄せに対してある程度絶望しており、ネガティブなイメージを持っている場合がある。
◾️ 引き寄せに限らず、それまでの自分を180度変えてしまうような理論や考え方は、到底すんなり受け入れられるわけではなく、その人のステージや必要に応じて自然と入ってくるようになるものである。
従って、興味のない人には全く響かないばかりか却って抵抗感が生まれて全力で否定にかかるかもしれない。
相手が望めば情報共有はいくらでもできるが、そうでない場合は積極的に話すべき内容ではないのではないか。
◾️ 「常識に縛られず、目に見えるものだけが全てではない」という自分の感情を重視する引き寄せの考え方。
そして、社会のルールを学び、集団生活ができるように協調を是とする学校の方針とは相容れない可能性が高い。
そんなことがグダグダと頭の中で駆け巡った私は、『ザ・シークレット』に登場するかつての「権力者たち」の如く、それをまさしく「シークレット」にしようと思ったのでしょう。
「引き寄せの法則とか、よそで言っちゃいけないよ。そういうことを言うと怒り出す人もいるからね。見えるものだけを信じている人たちもたくさんいて、そういう人たちからすると何かおかしいことを言っていると思われるから。それはうちの中でだけ言って、外では心の中で持っておけばいいんだよ」
とマスターに言い聞かせると、すかさずマスターが一言。
「え?でも友達は『それはすごいね。やってみる!』って言ってたよ?」
まずはお友達が理解を示してくれたことに一安心。
とはいえ、大人たちの耳に入れば理解はされないだろうと思った私は続けます。
「これは秘密だから、あんまり広めちゃ駄目だよ?」
すると、マスターは
「何でさ?こんなに良いものだったらみんなに知ってもらった方が世界は平和になるじゃん」
と真顔で言ってきます。『世界平和』なんて望んでいるのかと驚きましたが、言っていることは至極真っ当。
「お父さんは正しいと思うけど、この世界は正しいことを言えば、絶対に正しいかというとそうでもないんだよ。人によって信じるものが違うからね」
と言うと、マスターは納得していない様子。こう続けてきました。
「もう学校の勉強はないだろうけど、大人も引き寄せの法則とかずっと勉強した方がいいよ。こんなに良いものがあるのにもったいない。みんながそれを勉強すればみんなが幸せになれるじゃん」
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「はい。仰るとおりです……」
普段はマイクラしか頭にないのに、引き寄せの法則の話になると信じられない回答が返ってくる。
正直「そこまで教えたっけ」と思うことばかりです。
この感覚はおそらく正しく、実際に「教えて」いないけれども、私が側で観ている動画や親たちの会話を聴いていてそこで学び取っているようなのです。
意外と聴いてないと思っていたら聴いているのだと思うと、日頃の発言内容についてはより慎重にならなければいけないと改めて気付かされます。
同時に、ここまで引き寄せの法則について理解をしていて、「広めた方が良い」と自信満々に言っている。
そんなマスターを前に、むしろ私自身が「引き寄せの法則を信じ切れていないのでは」と思ってしまいました。
世の中、様々な考えや信条があり、見えるものや証明できるものでなければ信じない人もいる。当然です。
私は色々な考えがあって然るべきだと思っていますし、そうあるべきだと思っています。
何も引き寄せの法則に従って生きることが必ずしもその人の幸せにつながるとは限らない。
自分自身はこの約半年間で実践と学習を毎日欠かすことなく続けることにより、実際に変わったと思っています。
少なくとも考え方や心のあり方について、ここまで変わってきたことは人生で一度もなかったと言えます。
しかし、潜在意識に染み込んだ根深いネガティブな感情や思考のクセはなかなか変えられません。脚腰の状況も、会社員としての仕事も相変わらずです。
それでも精神的には安定しており、かつてノイローゼだった頃とは比べ物にならないくらいの良好な状態にまで回復しました。
そこまでの変化を感じていながらも尚、信じきれていないのか。
もしくは、その信じているものが他人によって否定されて揺らいでしまうのを恐れているのか。未だにそんな葛藤の中にいるようです。
信じ切っているのなら誰に何を言われようとも、それは「あなたのお考えですよね?素晴らしいと思いますが、私は私で違う考え方があるのです」と言えば済む話です。
そこを恐れている、または「そんなの信じてるの?大丈夫?」という人が現れ、それに動揺してしまうような状態では、自分のことを信じられていないという何よりの証拠でしょう。まだまだ悪い思考のクセが残っているのです。
これまでの学習内容から、マインドフルネスと引き寄せの法則は両輪であるという結論にたどり着きつつあります。
まだ半年もロクに経っていない状態でこの状態です。今まで15年以上もやってきて(いや、正確にはやった気になっていただけ)何も変わらなかった頃からすれば急成長です。
いいかげんにそんな自分を認め信じてやっていいのではないだろうか。
何なら学校の先生や他の親御さんに「何だかおかしな家庭教育をしている」と思われてもいいではないか。
マスターの信じている道を後押ししてやることも必要だろう。それこそが自分にとってこの宇宙を信じるということにつながるのだと思うと、私自身の現在の課題が見えてくるようです。
ということで、全体的にとりとめもなくなってしまった気がしますが、ここで終わりたいと思います。
ここまで読んで頂き、誠にありがとうございました。
いつもご訪問頂き、スキ、フォロー頂けることに感謝致します。
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向日葵畑の向こう側
「創作大賞2023」ファンタジー小説部門応募作品です。全編約50000字程度の短編小説となっております。
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