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小説についての考えみたいなもの

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小説について思ったことを適当に入れています。自分用。
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記事一覧

『自分とか、ないから。』を読んで、小説の創作ということが何となく見えた件

包み隠さず言うと、私は苦しんでいる。将来への不安で胸が押しつぶされそうになって、夜中に目…

AIが人間っぽい文章を書くより、人間がこれって微妙にAIっぽいなという文章を書くほうが難しい気がする。パスティーシュの名手、清水義範先生並みの技量が必要だ。AI以下だなというのは簡単。というか、みんな普段からやってるw 私もよくやる。

町田康は『宇治拾遺物語』をどう「処理」しているのか

町田康氏(以下、敬称略)の文章が好きで、というかINUの町田町蔵の歌詞から好きで、それにし…

「文學界」を買ってみた

私はビジネス書は何冊も書いたので、縦書きのビジネス書における数字の書き方は心得ている。基…

「人生とは何か」を考える人に向けた小説が来そうな気がする

私とて炎上みたいなことは怖いというより面倒なので(そもそも炎上するほどのビュー数はないの…

共感を得ようとしないことが刺さる?

「小6にもなるとなあ・・・」という雑文にスキが18ついた(2024年10月1日4時現在)。 私は別…

マーケターとクリエイターは違う

最初にエクスキューズしておく。私は本業でマーケターの書籍を何冊もゴーストしており、事例取材でも何人ものマーケターの話を聞いている。昔フリーのコンサルタントをしていたことがあったが、そのときは自らしっかりとマーケティングをしていた。 したがってマーケティングという仕事は尊いと思っているし、優れたマーケターは本当にすばらしいとリスペクトしている。 要するにマーケターよりクリエイターのほうが偉いなんて考えは微塵も持っていないのだ。 ただnoteを見ているとマーケターとクリエイ

わけあって、芥川龍之介の『河童』を読んだ。私が想像していた話とまるで違っていたので驚く。河童と相撲して負けたので尻子玉を抜かれ、頭がおかしくなった男の物語だとずっと思っていたのである。いったい誰が私にこんなデタラメを吹き込んだのだろう?