マーケターとクリエイターは違う
最初にエクスキューズしておく。私は本業でマーケターの書籍を何冊もゴーストしており、事例取材でも何人ものマーケターの話を聞いている。昔フリーのコンサルタントをしていたことがあったが、そのときは自らしっかりとマーケティングをしていた。
したがってマーケティングという仕事は尊いと思っているし、優れたマーケターは本当にすばらしいとリスペクトしている。
要するにマーケターよりクリエイターのほうが偉いなんて考えは微塵も持っていないのだ。
ただnoteを見ているとマーケターとクリエイターの区別がついていない人が多いんじゃないかと思うのである。
まあ広告コンテンツをクリエィティブというから、広告を作る人をクリエイターと思っているのかもしれない。だけどそれはクリエイターじゃなくてクリエィティブ職って言うんですけどね。
勘違いかもしれない、というかその可能性が高いと実は思っていつつも、noteというのはクリエイターのための、何だろう、メディアでいいのかな? それすらよくわかってないのだが、クリエイターのためのものだと思っていたのだけど、どうもそうではない。むしろマーケターのためのメディアに見える。
くどいけど、それが悪いと言うつもりはない。ただそうであるのなら、クリエイターのためのメディアと勘違いしないようにしてほしいなあと思ったりもするのである。
何でこんなことになっているのかというと、こんなことを書くとアカウントをパンされてしまうかもしれないが、主催している方がベストセラーを次々と生み出した編集者からじゃないかと考えている。
自著も10冊ぐらいあるし、ゴーストでも70冊以上書いた経験からわかるのは、ベストセラー編集者って、クリエイターというよりマーケターなんです。だからごっちゃになっちゃうんだろうね。
とにかくしつこいけれど、それが悪いとは言っていない。ただマーケティング力のないクリエイター志望者に変な希望を持たせるのはどうかなあと思うだけ。
そして私と同じようなことを漠然と感じている人って意外と多いような気もしています。