「プロボノ」って知ってますか?(2023年4月更新)
(この記事は約6分で読めます)
こんばんは!
今日は私が昨年参加していた「プロボノ」という活動について紹介してみようと思います。
・今の仕事とは違う世界を見てみたい
・なにか社会貢献活動をしてみたい。けれど1人でやるには勇気が出ない
そんな方には、ぜひプロボノをお勧めしたいです😄
プロボノとは?
社会的・公共的な目的のために、社会人のスキルや知識を活かして取り組むボランティアのことです。
どんな内容?
私の場合はまず初めに「サービスグラント」という、プロボノと、プロボノから支援を受けたいNPO等の団体とをマッチングする団体に登録をしました。
私は子育てに興味があったので、「ラ・レーチェ・リーグ日本」というNPO※の、ウェブサイトをリニューアルするプロジェクトに参加しました。
(もうすぐ完成したウェブサイトが公開される予定です)
プロボノメンバー8名+サービスグラントのサポートスタッフ1名のチームで、約8か月間のプロジェクトでした↓
※↓ラ・レーチェ・リーグ日本は、母乳での育児を希望するお母さんたちをサポートする(寄り添う)国際団体の、日本支部です
※2023年3月、新サイトが公開されました!
やってみた感想は?
すごく面白かったです(^^)
1,メンバーのバックグラウンドが多様で、知らないことをたくさん学べる
保険会社の営業、マーケター、デザイナー、コンサルタント、公務員、主婦、記者、塾経営者(私)と、プロジェクトメンバーのバックグラウンドは本当に多様でした。
使う言葉もそれぞれ違うし(私は『粒度』や『トンマナ』という言葉の意味が分かりませんでした(^^;))、「これが普通でしょ」と感じる常識も違います。
そんなメンバーがSlackのチャットやZoomでのやり取りを通して、価値観をすり合わせながら一つのものを作っていく…
これは本当にエキサイティングで面白い体験でした。
余談:公務員の方がなかなか会議に出られなかった時、理由を聞いたら「いや~最近、組閣の人事で忙しくて。」と言われた時は面白かったです(ちょうど岸田内閣が発足するタイミングでした)
自分の知人が組閣に関わることなんて、そうそうないですよね笑
2,他業界の仕事の仕方を学べる
メンバーそれぞれに強みがあって、そこから学べることがたくさんありました。
たとえば↑に書いた公務員(官僚)の方は、「まとめる」ことが超人的にうまかったんです。
議事録作りやメールでのアポ取りのスマートさが尋常ではなく、伝えるべきことを短い言葉で端的に表現されていました。
言葉選びや気遣いも洗練されていて、学ぶところが本当に多かったです。
他にも「デザイナーの方はウェブサイトを作る時にこういう要素に分解して、こういう基準で考えるんだ」のように、自分の知らない業界・仕事の中身を覗き見ることができました。
まさに大人の社会科見学ですね😊
3,社会課題に詳しくなれる
このプロジェクトを通して、私はかなり母乳育児に詳しくなりました。
育児の経験はまったくないにもかかわらずです笑
・乳児期の育児に関する情報が、病院や行政の間であまりアップデートされていない
・出産をして保健所や病院との関わりを持つまで、育児の仕方を教わる機会がほとんどない
・育児のロールモデルとなる人の不在
のような社会課題から、授乳の仕方、乳頭混乱を防ぐ方法、離乳食の進め方など育児で直面する問題まで、いろいろな知識を身につけることができました。
助産師さんや育児経験者に、直接お話を伺う機会もありました。
普通に生きていたら得られない知識や考え方に触れることができるのも、プロボノの大きな魅力の一つだと思います。
まとめ:リスクを取らずに、今とは違う世界を見てみたい方へ
サービスグラントでのプロボノの活動量は、週5時間程度とされています(実際はかなり変動します)
プロボノという仕組みを利用すれば、今の仕事を続けながら、まったく違う業界の人たちとチームを組んで仕事をする経験ができます。
しかもその経験が、社会課題解決への貢献にもなります。
今の環境になんとなくモヤモヤを感じているけれど、転職をするのは勇気がいるし…と感じている方にとって、プロボノは1つの大きな選択肢になると思います。
この記事を読んで興味を持たれた方は、一度サービスグラントの説明会に参加されてみてはいかがでしょうか?