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発達凹凸児は、理解してあげたくても【理解できず悩むこと】が多いから。
発達凹凸・育てにくい子がいても、自分の人生を心から満足して幸せに生きたいママのため
マインドフルネスをベースにした講座を実施しています。小林ふみこ(臨床心理士・マインドフルネス)です。
今日は、なんで発達凹凸育児に
マインドフルネスがおすすめなのかという話。
理解してあげたくても【理解できない】ことが多い
例えば、
仲の良いお客さまが言っていたこと。
「痴漢みたいな触り方をするんです」
分かります。うちも。
生物としてNG。
「その触り方!!!やめて!!!!ゾワゾワする!!!!」
本人は、真っ当に甘えたいだけ。
でも、他者にしたら、本当に✖な触り方。
あなたならどう【対応】する?
・甘えたい気持ちを優先する?
・母の生物的な反応を大事にする?
・「いいタッチわるいタッチ」の読み聞かせ?
・触ってもいいときを具体的に伝える?
・触り方を具体的に教える?
親のコンディションでやれることやれないことがあります。真っ当に伝えたつもりでも、子どもに伝わらないことも多い。
何をどれだけ伝えつづけるのか。
「1」を伝えたら、いや、伝えてなくても雰囲気で「10」理解してくれる定型児じゃないから。
ひとつひとつ、めちゃくちゃ悩み考えますよね。そして…
いつのまにか【前もって】考えるクセ
事前に予防線をはると、少しラクってのもあって
【前もって】スケジュールを考えるクセも。
つねに、
事前の対応、事後の対応を考え続けるクセが
定型児のママよりもとても強くなります。
脳の疲労は【心身のバランスをくずす】
気づくと考えているクセ
=デフォルトモードネットワーク。
デフォルトモードネットワークは、
歩いているとき、歯磨き中、電車に乗っているとき…考えようとしなくても考えること。
これが脳のエネルギー消費の6割以上を占めます。
だから、ずーっと考えていると、脳疲労が蓄積します。
疲れがとれない、うつ、不眠…。
心身のバランスを崩す大きな要因となります。
【マインドフルネス】とは
「マインドフルネスとは、意図して、今の瞬間に、好奇心と優しさをもって、物事をあるがままに、注意を向ける時に生じる意識である」(ジョンカバットジンの実践の定義)
わたしが定義するとしたら、マインドフルネスとは
「今ここにあることに、イイ・ダメなど判断や評価を手放して、そのまま優しく、意識を向けつづけること」
●音
●触りごこち
●味
●香り
●見えるもの
●その他からだの感覚
●気持ち
●考え
どんなものがあっても「ああ、あるなあ」と感じておくことです。
【瞑想(プラクティス)】とは
上記のあらゆる「今ここ」をオープンに感じるのは最初は難しいので、練習として、まずは、注意を1点にあつめるプラクティスが注意集中瞑想。
呼吸、音…今あることの中のひとつを選んで意識を保ちつづけることからマインドフルネスの練習ははじまります。
考えるクセから「今ここ」に戻ることができます。デフォルトモードネットワークを休ませられる。
だから、心身のバランスを保てる。おすすめの方法です。
忙しくてもOK【日常そのもの】がプラクティス
発達凹凸児を育ててると
心も体も忙しい。
送迎とか。
機関との連携とか。
送迎中の歩き方、呼吸のしかた。
ほっぺに感じる風。
夜ねるときのシーツの感覚。
日常を大きく変えずにできるのが
マインドフルネスのプラクティスです。
子育てマインドフルネス【読書会】
2022~2023年
マインドフルネス読書会を月1でやっていました。
![](https://assets.st-note.com/img/1716447290939-JcBro7AZjI.png?width=1200)
オンラインでママさんが6名あつまり、
『マインドフルペアレンティング』を
1章ずつ読んでいきました。
それにはLINEグループがあって
日々のプラクティスを報告しあいます。
![](https://assets.st-note.com/img/1716447333734-SG0seOrber.jpg?width=1200)
本を読んだり、講義を受けたりするインプットだけでない。毎月のプラクティスを実践する機会。
子育てに日々悩みながらも、
前を向いてそれぞれ歩む仲間の存在。
何よりも力になっていました。
また子育てマインドフルネス読書会を再開したいと思っています。募集はメルマガにて。
もしよければ、事前にご登録くださいね。
まとめ
発達凹凸児の子育ては悩むことが多いです。
事前に事後に、どう対応するのか考えることも多いです。
そのうちに考える状態がふつうになっていきます。
家事をしながら。
歩きながら。
寝ながら。
その頭のクセはデフォルトモードネットワークといって、うつや不眠などを引き起こす脳疲労の原因です。
でも、忙しい私たちだから。
日常そのものをプラクティスにする。