『日本製鉄—鉄と技術で築くグローバル産業の基盤』調査ノート製造業界シリーズ⑤全6話
こんにちは!
今回は『世界は鉄で出来ている』の日本製鉄【NIPPON STEEL】の研究ノートです!
【永久保存回】就活・転職にも役立つ『各業界』研究ノート🗒️👇
製造業界シリーズ:『未来を創るモノづくり—製造業の軌跡と展望』
1話はこちらから👇
①『製造業界の細分化と代表企業—日本のモノづくりを支える巨人たち』
②『日産—技術で未来を駆ける革新のDNA』
③『パナソニック—暮らしを支える総合電機メーカー』
④『旭化成—化学と素材で未来を創るイノベーター』
⑤『日本製鉄—鉄と技術で築くグローバル産業の基盤』
⑥『製造業の未来—モノづくりのその先へ』
全6話です!
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日本製鉄—鉄と技術で築くグローバル産業の基盤
私は今回の「製造業界シリーズ」で、ついに鉄鋼の世界へ踏み込もうとしている。前回、旭化成を深掘りした流れで「素材産業の面白さ」に目覚めたこともあって、鉄という巨大インフラ素材を支える企業の姿がどうしても気になっていたからだ。そう思って「日本製鉄」を調べ始めると、やはり広大な歴史と技術の積み重ねがあって、日本の戦後復興や高度経済成長を支えた象徴的存在であることを改めて実感させられる。
私は仕事を終え、自宅のマンションに戻ると、うさぎの姿をした先生――“うさぎ先生”がいつものようにソファに座ってこちらを見ていた。会社の最寄駅から電車を乗り継いで帰ってきた疲れが一気にほぐれるような不思議な安心感がある。でも油断は禁物。先生がいるこの部屋で私がやるべきことははっきりしている。そう、「日本製鉄」の物語を深掘りし、製造業界シリーズの第5回としてまとめ上げるのだ。
「先生、ただいま。今日から日本製鉄についてじっくり調べようと思うんです。鉄鋼業界なんて正直なところ、普段あまり身近に感じなかったんですけど、国のインフラを支える重要な素材ですよね」
「おかえり、ユキくん。そうだね。鉄は建物や橋、車、船、家電や機械の部品にも欠かせない。日本製鉄は旧・新日鐵住金を含む統合によって誕生した国内最大の鉄鋼メーカーであり、世界的にも屈指の生産量を誇る企業だ。ここを調べれば、日本のモノづくりの基盤が見えてくるはずだよ」
私の“ビジネスモデル調査ノート”は、これまで日産やパナソニック、旭化成など多彩な企業の歴史や理念をまとめてきたが、鉄鋼企業を本格的に取り上げるのは今回が初めて。そもそも「鉄って何がそんなに重要なの?」と尋ねられたら、建築や自動車に使うイメージしか浮かばないかもしれない。しかし、日本の経済を振り返ると、鉄鋼がなければインフラも車も家電も発展しなかったし、戦後の復興や高度成長に不可欠だった大産業だと言われている。もう少し丁寧に見ていけば、きっと面白いドラマがあるに違いない。
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