ゴミ清掃員とゴミのちょっといい話
概要
読書感想文
地球上でゴミを出すのは、人間だけ。例えば猿がバナナの皮を捨てたとしても、それは地面に棲む微生物が分解して、自然に還る。しかし、人間が生み出したプラスチックなどのゴミは灰になり、最終処分場で山積みになる。埋め立てられる場所にも限りがあるから、日本では残り約20年でゴミを捨てられなくなるという計算もある。
このことからもわかる通り、現代の大量生産・大量消費社会を変えなければならない。
マシンガンズ滝沢さんの本はいくつか読んでいるが、そこで紹介されていたのが「金持ちはゴミをあまり出さない」という話だ。とても興味深い。
東京都品川区では、集積所を廃止して、戸別回収になっている。
戸別回収とは、家の前に自分のゴミを置いて、それを清掃員が持っていくというもの。こうすることで、誰がどのゴミを出したか明白になり、分別の意識向上にも繋がると考えられる。
ちなみに、品川区では、戸別回収になってから可燃ごみの量が2割減とのこと。たくさんゴミを出すのは恥ずかしいという意識からくるものかな?
この取り組みは、日本全国に広まると良いと思う。
ゴミを出す量を少しでも減らす活動。これを、国民一人一人が行わなくてはならない。