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自分の状態は身の回りに反映される ~ 共鳴する家と車 

「トイレ掃除をすると人脈と金脈を得られる(が広がる)」

というような言葉を小林正観さん(故人 旅行作家、心理学博士、教育学博士)の本で読んだ覚えがあります。正直言って、その言葉を信じ、ある時期、のめりこむようにトイレ掃除やごみ拾いなど、いろいろと取り組んだこともあります。しかし、お金が儲かる(増える)ことも、友達が増える事もありませんでした(笑)。

  では、何も効果がなかったのでしょうか?

 答えはNO。結論から言えば、やはり効果がありました。そして、別の意味で人脈も金脈も広がり(得られ)ました。しかし、それは、自分がかつてイメージしていたようなものではありませんでした。

 過去の自分は、「人脈」と聞くと同じ年齢の友達が増えるとか自分の仕事に有利になるような人と知り合えるとかのイメージがありました。
 しかし、そんな「貧相な」イメージが土台ダメだったわけで(笑)、視野が狭く、意味を狭めて捉えているだけでした。

 特に「掃除の会」(月1,2回、今日教施設などのトイレ掃除や街頭清掃をする会)で、師とするような人、人生の先輩との出会いだったり、遠くに離れていても自分の考えを交流できる畏友、読書会で出会った尚友の存在、そして、一緒に活動できる、共同創造する仲間だったり。年齢や性別、時代などをこえて、昔の自分では考えられないぐらいの人との交流が生まれました。これは利害損得を超えた「人脈」だと思えるようになりました。

 自分はどちらかというと、内向的で、それほど積極的に人と関われないタイプですが、逆に、一緒に掃除をした事実が気持ちの面で結びつきを強めたようで、ありがたいことに長く付き合える「友達」が増えました。

  金脈は直接、「おカネ」を得られるというイメージしかありませんでしたが、多くの人との交流の中で、「得難い経験」「情報交換」ができました。  
 
例えば、自分の経験を発表してほしいと依頼があり、その機会が与えられたことなどがあります。また、一人新聞やはがきの交流で、今までの自分では考えつかないような見方、考え方を教えて頂く機会も増えました。これは「豊かさ」を手に入れたという意味で「金脈を得られた」と同じ、いや、それ以上の事だったと感じています。

 トイレ掃除をすればそうなるというより、掃除をする中で、余計な「自我」(自己中心的な考え)が減っていき、「流れがスムーズになった(詰まりがなくなった)」ことで、本当は身近に、目の前にあった素晴らしい人との出会い、交流に「気づける自分に変わった」ということかと思いました。
 
 今までも、いろんなご縁や豊かさが自分に与えられていたのに、狭い見方、考え方に囚われて、気付いていなかった、そして、チャンスを逃していたのかなと思います。

  トイレ掃除だけではなく、整理整頓や掃除全般について、いろいろな「事実」があります。
 正直、科学的なのかは分かりませんが、「現象としてあるものはある」ということで、一例をあげると・・・

 「掃除を続けると、お金や仕事の問題はなくなっていく」
「倒産する会社の庭や駐車場は必ず汚れている」
「事件が起きる家のトイレ、お風呂、洗面所などの水回りは必ずと言っていいほど汚れていることが圧倒的に多い」

  風水的にも水回りは「めぐり」の象徴とされています。
 つまり、「血液のめぐり」「お金のめぐり」・・・などが反映されるのが水回りということです。

 トイレ掃除をすると臨時収入があるというのは、ある意味、この「お金のめぐり」をよくすることにつながるからかもしれません。

  また、女性は「家と共鳴」していることが多いと言われます。
 例えば、排水溝やパイプの中などをきれいにすると、「つまり」がなくなり、体調がよくなったり、元気になったりするということです。

 男性は「車と共鳴」していることが多いと言われます。
 収入が増えたり、出世したりしたからではなく、車をグレードアップした後、新車に買い替えた後に成功することが多かったりします。

 余談ですが、「稼ぎ頭」と言われるトップクラスのタクシードライバーさんは

どんなに車が汚れていても窓だけはきれいにする。
窓をきれいにすると売り上げが上がる

と言っています。窓掃除と売り上げは比例するということでしょうか。

自分の状態が家や車、身の回りに反映されている

 という見方をすると、掃除や整理整頓の意欲が湧いてきますし、自分のことを見直すきっかけになるかもしれません。

ここまで読んでいただき、ありがとうございます
皆様の心にのこる一言・学びがあれば幸いです