WANTリストの威力~「いつかの夢」で終わらせず、満足度が上がる、人生が輝いてくる。
仕事術の一つとして、「TODO リスト」があります。
その日のうちにやること(やらなければいけないこと)を書き出して、終わったらチェックしていくものです。
書き出すことで、頭の中が整理されたり、うっかりミス、やり忘れたりすることが減ります。
また、やることを頭の外に書き出すことで、「覚えておかなきゃいけない」という負荷がなくなり、目の前の仕事に集中できる利点があります。パソコンでいうと「重くない状態」になるイメージです。
年齢を重ねると、自分の仕事だけではなく、組織全体のこと、家族の事、家事、地域での役割・・・などなど、「TODO」が増えていきます。「MUST(やらなければいけない)」ことをこなすことに精一杯で、ちょっと息切れしてしまいそうになります。
それは、「TODO」がしなければいけない「義務」として、のしかかってくるからだと思います。常に早く終わらせなければという焦りや、逆に終わらせられないと「罪悪感」もでてきます。また、毎日の事だとやることが増える一方で、終わりも見えません。
そこで、最近は「TODOリスト」に加えて(最小限にして)、「WANTリスト」をつくるようになりました。
今の自分がやりたいこと、今年中にチャレンジしたいことなど、書き出したものです。「自分がどうしたいか」を考えることになるので、ある意味、
「自分との対話時間」にもなります。
また、書き出したリスト内容は、自分が好きで行うことなので、できなくても悲観することはありませんし、むしろ、いつ行おうかとわくわくした気持ちになれます。
楽しいこと、好きなことを行う時間が増えることで、人と比べて嫉妬するようなことも減り、メンタル的にも安定します。嫉妬は「自分もできる(やりたい)のに、やれていない時に起こる感情」でもあるからです。
何より、
忙しい中で、自分がやりたいことを先送りすることで、自分が何をしたいのか迷子になることを防げ、自分軸を太くする事にもつながります。
そんなWANTリストについてまとめてみました。
よかったら、お付き合いください。
1 WANTリストを作る準備
準備するものは、ノートと筆記用具だけです。
ノートに書くことで、足跡として残っていきます。
また、読み返しながら、できたことにチェックを入れたり、メモを書き込んだりと、付け足せるところも便利です。
パソコンやスマホで入力することもできますが、パッと思いついた時に気軽に書き込めるので、ノートを使用しています。
書くタイミングは、月1回。
1日の初日でもいいですし、月末の31(30)日でもいいです。
あるいは、「新月の日」「満月の日」など、自分で、忘れない、あるいは、気持ちの切り替えがしやすい日を書く日に設定しておくといいです。
2 WANTリストを書くときの留意点
書く日を設定したら、あとは、思いつくままに書いていく!だけです。
ただ、その時に私は次のことに留意しています。
・思い浮かんだことをそのまま書く。
自分で否定したり、止めてしまったりしない。
書く内容には、これちょっと「わがままかな」とか「すぐには無理でしょ」というような内容も当然出てきます。
それでも、書き出すことに意味があります。
別に誰に見られるわけでもありませんし、実際に、行わなければいけない事でもありあません。
ただ、気持ちとして、自分が何をのぞんでいるかを後から見返すための参考になります。
また、毎月、繰り返し出てくることは、自分が本当にしたいことであり、好きな事である可能性が高いです。
優先順位を高くして、行っていくと満足度も上がります。
3 書き出したら、できることからどんどんとやってみる!
あとは、書き出した内容を見て、できる事からどんどんと実行です。
「~を食べる」「~に行く(見る)」「~を買う」など、自分がやりたいと思っていたことを
すぐに行っていくと、どんどんと人生が動き出していきます。
あるいは、自分の人生の充実感が上がっていきます。
それは、「TODO」(~しなければいけない・義務)ばかりを優先して、我慢、あるいは、自分がやりたいことを先送りばかりしていた毎日が変換するからです。
「いつかの夢」ばかり見て、動けていなかったことが変わるからです。
もちろん、中には、お金が必要なことも多くなります。
そして、すぐにできないこともあります。
その時は、
「手帳に実行の日を書き込む」
「その内容のための貯金箱をつくる」
などさらに細分化していきます。
すると、達成できなくても、すぐにできなくても、「動き出し」ている状態になるので、勢いがつきます。次の行動が見えてきます。
また、「いつかの夢」として、思い描いてはいても、ただ先送りするばかりで、夢実現に近づいて行かないということも防げます。
私自身は、ビビりなところがあり、石橋をたたいても渡らない(渡れない)ことが多々ありました。気持ち的には、安心、安全な快適さもありますが、でも「物足りなさ」「心がもやもや」することも多くなります。それは、自分がやりたいことを先送りしたり、新しい可能性に蓋をしたりする状態になるからです。
人が死ぬ前に後悔する内容
として次の内容が多く上がるそうです。
・ 自分の人生を生きなかったこと(自分に正直な人生を生きなかったこと)
・働きすぎなければよかった
・感情を素直に表現しなかったこと(思い切って自分の気持ちを伝えればよかったこと)
・リスクを恐れず、いろいろと挑戦すればよかった
・自分の情熱に従って生きればよかった
・人との時間を大切にすればよかった(友人と連絡を取り続ければよかった)
・・・
もちろん、人それぞれですし、詳しい事情は異なります。
ただ、
人のために、あるいは人の事ばかり気にすることが行き過ぎて、「自分の人生を生きられなかった(自分の思いに寄り添って生きられなかった)ことが後悔の大きな要因にはなりそうです。
仕事に家事、子育て等、いろいろと忙しくしている内に、自分が何をしたかったのか、自分の思いがなんだったのか分からなくなってしまうことも多々起きます。
そんな時に、定期的に書き留めた「WANTリスト」を見返して、1つでも、2つでも、その忙しい日々の中で実行、やってみると、より人生が輝いていくのではないかと思います。やりたいことをため込みすぎて、「夢詰まり」を起こしていたのが、一つ、二つと実行することで、うまく人生が流れ出します。
よかったら、試してみてください。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます
皆様の心にのこる一言・学びがあれば幸いです