小林正観さんの講演会~どんな時も笑いを忘れない。宇宙法則を知らなくてもいい、笑うから幸せになる。
ギリシアの哲学者アリストテレスの「ニコマコス倫理学」には、どのような人柄になれば幸せで充実した人生になるかが説かれているそうです。
特に、誰しもが抱く「幸せになりたい」という願望に対して、地道で手堅い道筋を示していますが・・・凡人の私には、難しすぎます(笑)。
むしろ、あれこれと頭の中だけで難しく、いや「深刻に」考えてしまっては、それこそ、楽しい時間を過ごせないという意味でも不幸な状態になってしまいます。
じゃあ、どうすればいいか?
そう、笑っちゃいましょう。
今、この場で笑ってみたらどうでしょうか。
笑ったら、そこで勝負あり。
難しい本も、幸せになる方法を知らなくても、あっさりと幸せ人生になります。
たぶん、小林正観さんも「今、笑うことが大切」と気づかれたのかもしれません。
旅行作家で心理学博士の小林正観さんは、旅先で頼まれることが増え、最盛期には年間300回以上の講演依頼にこたえて、全国を飛び回っていたそうです。
その講演内容も、年齢を重ねるごとに変化したそうです。
特に初期のころは、ご自身が見つけ検証して確信した「幸せになる宇宙法則」をマシンガントークで次々とホワイトボードに書き綴って説明、伝えていく講演スタイルでした。
しかし、回数を重ねるごとに、そんな宇宙法則の説明は減っていきました。
そのかわりに「ダジャレ」が増え、とにかく、講演会に来た人を笑わせるスタイルに変わっていったそうです。
たとえば、こんな感じです・・・・
(ひすいこたろうさんの本で紹介されています)
人間は不完全な製品なので、100点満点で82点とか92点というのはいい方なんです。100点満点のうち、92点取れた、嬉しいなと考える人と、8点足りなかったと考える人がいます。
8点足りなかったと考える人を「発展(8点)途上」と言います。
例えば、こんな感じです。
もともと人間は不完全なのだから、不完全主義者になったほうがいいです。完全主義者でなくなるためには、まず、コーヒーの銘柄から選ぶといいです。ジャマイカから飲むことにしましょう。(じゃあ、まあいいか)」
のってくればくるほど、ダジャレがとめどなく溢れるように出てきて、2時間の講演のうち、1時間半もダジャレオンパレードの時もあったそうです。
また、そこに参加している人もすごい。
ダジャレの意味が分からない時もあったようですが、「何が面白かったんですか?」と聞かれると、「良く分からなかったんですが、周りの人も笑っているし、とりあえず笑ってみました」(笑)。・・・・ここまで来るそうです(笑)。
ここからは私の勝手な推測ですが・・・。
自分自身も過去、いろんな勉強会やセミナー、講演会に参加していました。
それは勉強のため、仕事にいかせるスキルや方法を知って、より良くするため。そして、自己啓発的な内容で、より自分を成長させるため。
しかし、ある時、はたと気づいたのは、講演会などに行って、その場で、あるいは3日ほどは、気持ちも盛り上がって、ようしがんばるぞ~と張り切っているのですが、だんだんとエネルギーが切れ、また、「新しい」講演会を探して、聞きに行く…という繰り返しの日々でした。
そう、簡単に言うと、「話を聞いて満足」して、実際の行動が伴っていませんでした。自分のマインドが変わっていないので、今まで通り、「何か足りない」「まだまだ、幸せじゃない」「幸せになりたい(だから、何かいい方法を知りたい)」という、「ない」という不足ばかりに目を向ける状態が続いていました。
だから、たとえ、小林正観さんの幸せになる宇宙法則を知ったとしても、実際に、その法則を行動に移し、継続しなければ、話を聞く前の自分と何ら変わらないということになります。
では、どうしたら変わるのか?
それが
「いきなり笑う」という、行動を変えて、先に経験する事ではないかと思いました。
難しく考えることで、ある意味、行動から逃げているともいえます。
思考のトラップです。
考えている時は、動いていない、行動できていないからです。
だから、いきなり行動しましょう、笑っちゃいましょう‥ということなのではないかと思いました。
笑うと免疫力が上がります。
笑うと痛みを和らげます
笑うということは、「今を全肯定」しています。
笑うということは、ネガティブな気持ちをその場で断ち切ります。
元気だから声を出すんじゃない。声を出すから元気になる。
幸せだから笑うんじゃない。笑うから幸せになる。
そして、「笑う門には福来る」ですね。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます
皆様の心にのこる一言・学びがあれば幸いです