しあわせは勘違いでできている~伊集院光さんのエピソードに学ぶ
雑学の知識を活かしてクイズ番組や情報番組に引っ張りだこな伊集院光さん。話し上手で、知的。
NHKの「100分で名著」の案内役を務めてみえます。
毎回、難しい本の内容を、指南役(講師)の方が解説をしてくれる番組なのですが、中には、難しすぎてついていけない時があります。そんな時、伊集院さんが、身近な話題につなげて話をしたり、自分をネタに具体例をあげて補足をしたりするので、とても分かりやすく、「あ~そうか」と納得、共感しながら番組を視聴できます。
雑学や教養に裏打ちされているのでしょうが、話のうまさには、「落語家だった」という過去も影響しているのだと思います。
今のようなタレントになる前は、6代目三遊亭円楽さんの弟子で、「三遊亭楽大」という高座名で活動していたそうです。
ただ落語家でありながら、師匠達には内緒でラジオ番組に出演。
逆に、そっちの方で人気が出てしまい、結局、落語家を「自主廃業」して今の芸能活動につなげて来たそうです。
そんな、伊集院さんのパートナーは、アイドル歌手だった篠岡美佳さん。
テレビのバラエティ番組での共演で、伊集院さんが一目ぼれ。
時間はかかりつつも、告白をした伊集院さん。
しかし、その時、彼女には付き合っている人がいて、断られます。
それでも、あきらめきれなかったのでしょう。
「もし、今の彼とダメになったら連絡をください」と言って、去ったそうです。
やはり何かの縁があったのか、美佳さんから伊集院さんに連絡が入ります。ふられてから2年後のことです。
そして、その絶好の機会を逃さずに、伊集院さんが放った言葉・・・。
「恋愛なんてしょせん、勘違い。
だったら僕と60年間、勘違いしてみませんか」
さすがというか、伊集院さんらしいというか、なんとも粋なプロポーズ。
そして、それに対して、美佳さんは
「余裕をもって、100年くらいお願いします」
と返したそうです。
そんな経緯後、兄弟がいなかった美佳さんの元に、伊集院さんは婿養子になり、おしどり夫婦となったようです。
この「勘違い」って、恋愛だけじゃなくて、すべてのことで大切な気がしました。
出世して、「自分は偉くなった」と思っているのも勘違いなら、
「自分なんて、何のとりえもなくてだめだな」というのも勘違い。
バタフライエフェクト、って言葉もあります。
「ブラジルでの蝶々の羽ばたきは、テキサスで竜巻を引き起こす」という、あの言葉です。ほんの些細なことが、さまざまな要因を引き起こし、後に非常に大きな事象の引き金になることがあるという考え方です。
だから、私には何の力もないというのも勘違い。
私が、この世に存在しているということは、少なからず、周りの人に、そして世の中に影響を与えています。そして、私の日々の言動のあれこれが、「世の中を変えている」ともいえます。
自分が「世の中を変えている」というのも「勘違い」なのかもしれませんが、伊集院さんの言葉ではないですが、「人生は勘違いで成り立っている」ともいえます。
どうせなら「前向きな勘違い」をして、「幸せ」になってもいい気がします。
前向きで、ひたむきな勘違いが現実になっていく(現実を作っていく)のかもしれません。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます
皆様の心にのこる一言・学びがあれば幸いです
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