大谷翔平選手の活躍を支える土台になっているもの3選~マンダラチャート・運の良さ(運をつかむ)・練習を楽しむ
先日、大谷翔平選手が所属するドジャースが4勝1敗でヤンキースを下し、4年ぶり8度目のワールチャンピオンに輝きました。
着実に自分の目標とすることを達成し、今年も「50-50」など、新しい記録をどんどんと更新していく大谷さん。本当にすごすぎます。
結果を出し、大活躍する大谷さん。
そこには、3つの土台がある気がします。
1つ目は、「マンダラチャート(目標達成カード)」です。
夢を実現するための最も高い目標を中心にして、9つのマス目をかいて細分化したカードです。中心のまわりの8つのマスには、その目標を実現するために行うべき具体的な目標を記します。そして、それらを均等に、バランスよく行動(実践)していくことで、自分が書いた真ん中のマスの目標の実現を目指すものです。
実際に、このマンダラチャートを見ると、夢を実現したことが分かります。そして、今現在は、きっと、更に新しい目標(真ん中のマス)が埋まり、バランスよく行動することを意識しながら実行しているのだと思います。
大谷さんは、さまざまな記録を出し、更新しても、ぶれずに、自分の目指すものを見続け、そこに向けて前進しているので、おごりや慢心、逆に目標を見失ってパフォーマンスが落ちるという姿を見せないのではないかと思います。
2つ目が運の良さ。
先ほどのマンダラチャートの中の重点目標の一つに「運をよくする」ことを掲げています。そして、そうなるように行う具体的な行動として次の8つを上げています。
1 あいさつ
2 ごみ拾い
3 部屋掃除
4 道具を大切に使う
5 審判さんへの態度
6 プラス思考
7 応援される人になる
8 本を読む
大谷さんは、野球やその活躍だけではなく、人間性やその生き方もよく話題になります。実際、オールスター戦に初出場した時は、その賞金のすべてをスタッフ30名と分かち合ったとも伝えられています。
大谷さんの生き方から、運は待っていて得られるものではなく、自ら求めて得るもの、日頃の心がけと具体的な行動で身に付くものだということを教えてくれている気がします。
3つ目は野球自体を「楽しんでいる」こと。
誰も成功していない領域にトライしていき、そして、結果も出していく。そこには、才能だけではなくて、常人では及びもしない練習量もあります。実際、その練習量の多さについて、「なぜ、そんなにストイックに練習するのか?」と問われて、大谷さんはこう回答しています。
ストイックというのは、練習が好きではないというか、仕方なく自分がしているイメージ。そうではなくて、僕は単純に練習が好きなんです。
練習、努力というと、なんというか厳しく、つらい、大変なイメージがありますが、大谷さんはむしろ楽しんでいます。
そのきっかけは、高校時代。
当時、高校の野球部としては珍しく、スピードガンがあり、自分の投げる球の速さが「見える」ようになっていました。そして、140,150キロと速度が上がっていくことがたまらなくうれしく、楽しかったそうです。だから、スピードを上げるために、練習が苦痛というより好きになったそうです。
また、クリスマスの日にも練習していて、何か感じることがあったようで、「クリスマスだからって練習を休まなくてよかった」と思ったこともあったとか。みんなは練習を休んでいた時、大谷さんは好きで進んで練習をしたようです。
もっと知りたい、うまくなりたいと思っている時、人はそれを「勉強」「練習」とは考えないみたいです。「するべきもの」「しなければいけない」ではなく「好きでやっている!」という感じが、「つらい練習」という見方を吹き飛ばしてくれます。
孔子は「論語」の中で、次のように言っています。
これを知る者はこれを好む者に如かず。
これを好む者は、これを楽しむ者に如かず。
「物事を知っている人は、それを好きな人にはかなわない。それを好きな人も、それを楽しんでいる人にはかなわない」そんな意味でしょうか。
大谷さんも、練習はきついとは思いますが、楽しんでやっているから「つらくない」のですね、きっと。
大谷さんの活躍とその土台にある生き方や行動は、野球に限らず、ビジネスでも学習、生活でも生かせる内容が多いと思いました。
いかがでしょうか?
ここまで読んでいただき、ありがとうございます
皆様の心にのこる一言・学びがあれば幸いです