夜散歩で月光浴~秋特有の「虎エネルギー」をクールダウンさせる
日記を書き続けて20年近くになります。現在は連用日記形式なので、日記を書くことで、1年前、2年前・・・と過去の同じ月日の日記内容を読むこともできます。
読み返す中で、この時期(9月~10月)、人間関係のトラブルに関わる記録が多いことが分かってきました。
はじめは、ただ自分が成長していないだけかとも思いました。あるいは、この時期特有の日照時間減少で、セロトニンの分泌量も減り、気持ち的にも落ち込みやすいからかとも考えました。
しかし、それだけではなさそうです。
10月になると、気温も下がりますが、それまで蓄積してきた暑さ(熱)の影響も無視できません。
実際、
心理学では、気温と感情が関係していることが分かっています。
統計的にも、次のようなことが知られています。
・1967年~2011年までの東京都での気温および降水量と犯罪件数の関係性を調べた調査をみると、殺人や強盗などの凶悪犯罪と気温上昇に関連性がある事が分かった。
・気温の上昇と共に犯罪件数が増える。
・夏は冬に比べると、殺人や強姦が増えるが、知能犯は少なくなる傾向がある。
これを受けて、調査結果の中では
「気温が高くなると、人はイライラしやすくなり、凶暴になるために、犯罪件数が増加する」
「高い気温による熱の為に、ストレスホルモンがより多く分泌され、凶悪犯が増える可能性がある」
と言及されています。暑さによる不快な状態が、心理状態を悪化させ、人を攻撃的にさせるのかもしれません。
また、
アーユルヴェーダでは、熱い、激しい性質を持つ「虎」エネルギーが体内で強まると、思考や言動が激しさや鋭さを持つようになり、口調が厳しくなったり、他人に対して批判的になったり、そして、口うるさくなったりすると言われています。
この虎エネルギーは夏より、秋に強まります。
ひょっとしたら、このエネルギーの高まり、強さが「人間関係のトラブル」を増やしてしまう要因にもなっているのかもしれません(自分も影響されていたのかもしれません)。
では、どう受け流していくといいのでしょうか?
キーワードは「月」にあります。
月には「冷たいエネルギー」があるとされ、月光浴をすると気持ちを落ち着けることができるようです。
実際、私自身は、休日は朝散歩を習慣にしていますが、平日は、帰宅後の散歩が多くなります。
最近は、日没の時間も早まり、6時前には、すでに夜空が広がります。そして、月が見られます。そんな月を見ながら、散歩をすると、たしかに、気持ちが落ち着くことを何度も経験しています。
また、日本には秋に「お月見」の風習、文化があります。
お月見は一般的には、旧暦の8月15日、十五夜を指します。
今の暦でいうと、9月中旬~10月上旬です。
昔は、月を見ながらの宴会?詩歌や管弦を楽しんだのかもしれませんが、別に散歩をしながら月を見てもいいですし、コマーシャルのように、月を見ながら「一人で乾杯」だってありかもしれません。
熱さ・激しさのエネルギーでカーっと頭に血が上った状態を上手に冷まして、リラックスできるかもしれません。そ
自分自身が気付かないだけで、周りの環境に合わせて、自律神経が働いて「勝手に」調整をしてくれています。
逆に言うと、環境や気候から常に影響を受けています。
その影響には、好ましくないものもあります。
なので、その特徴を知って、うまくやり過ごしたり、少しでもプラスになるような習慣を取り入れていくと、より、生活が豊かになったり、周りの人とうまく付き合えたりできそうです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます
皆様の心にのこる一言・学びがあれば幸いです
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