汚れが、汚れを引き寄せる!?~これも引き寄せの法則の一種かも・綺麗なトイレほど、綺麗に使われる。
先日、掃除の会で、小学校のトイレを掃除してきました。
今回は、私を含めて2人での掃除!!
まあ、ここ最近、2人、3人で行う月も多かったので、別に驚くこともなく、もう一人の方と、おしゃべりをしながら、淡々と掃除を進めました。
この小学校のトイレを長年(5年以上)、掃除をさせてもらっています。
月1回の掃除で、校舎の全てのトイレ(場所)を一回り掃除できます。
はじめのころは、何十年分の汚れがたまっていたので、1回では掃除しきれず、2カ月で1か所、それも男子トイレだけ、女子トイレだけ掃除するという感じでした。
それは、汚れがたくさんついていたのと、汚れが固まって、文字通り「石化」していたので、磨いても磨いても、汚れが落ちにくかったからです。
最後はマイナスドライバーのようなもので、削り落とすような掃除をしました。力もいりますし、1か所(一つの便器)をきれいにするのに、かなりの時間を使うので、遅々として進みませんでした。
しかし、掃除場所が一回りしタ3年目くらいから、様子が変わりました。
便座の裏や尿こしなどに、けっこうな汚れがついていたのは変わりませんが、やすりなので磨くと、比較的短い時間で、力を入れなくても汚れを落とせました。そのおかげで、同じ3時間の掃除時間でも、だんだんと掃除範囲が広がり、便器だけではなく、水槽や手洗い場のタイルなど、気になる汚れをどんどんときれいにできるようになりました。
さらに、人数にもよりますが(10人ほどいたら)、1回の掃除で男子トイレも女子トイレもあわせて掃除することができました。
ここまでくると、前は同じトイレを1年に1回掃除していましたが、今では、8カ月ぐらいすると掃除する同じ場所が巡ってくるようになり、掃除までの期間が短くなりました。
そのおかげで、汚れが少なくなり、また、スポンジなどで一拭きすると、するッと汚れが落とせるようになり、どんどんと速く掃除できるようになりました。
今では、今回のように2人の人数でも、男女トイレを一通り掃除することができるまでになっています。
今回、一緒に掃除していた方が面白いことを言っていました。
学校のトイレを掃除していて気づいたんだけど、きれいになったトイレほど、綺麗に使ってもらえるだよね。
人間の不思議な心理で、たとえば、自分が粗相をしてしまったら、綺麗なトイレほど、ちゃんと後始末をして、綺麗さを保とうとするよね。
でも、
汚れていると、雑に使ってしまったり、汚しても平気になったり。だから、汚れが汚れを引き寄るというか、汚れているトイレ(便器)ほど、すぐに、さらに汚れるみたい!!
「汚れの引き寄せ」という言葉をおもしろく思いましたが、私は、話を聞いていて、「割れ窓理論」の話を思い出しました。
アメリカの犯罪心理学者ジョージ・ケリング博士が提唱した理論です。
例えば、建物などの窓が割れているのをそのまま放置すると、他の窓もまもなくすべて壊される状況が生まれてくるというものです。窓1枚ぐらいであっても、そのままにするということは、「誰も注意を払っていない」という象徴になり、破壊が増え、やがて街全体が荒廃していきます。
実際、犯罪多発都市だった1990年代のアメリカのニューヨークで、当時市長だったジュリア―ノ氏が窓の修理や落書きなどの軽微な犯罪を取り締まり強化したことで、犯罪が大幅に減少したと言われています。
荒れた学校や犯罪が多い町は、必ずと言っていいほど汚れています。
ゴミがいたるところに落ちていたり、落書きばかりだったり。
あるいは掲示物がはがれていたり、物が散乱していたり。
汚れや割れた窓などが、「悪い気」を引き寄せると言い換えてもいいかもしれません。
掃除することで、自分自身の気持ちもすっきりしますが、学校や街全体の安全や「空気の浄化」にも役立っている、貢献していると知れて、さらにモチベーションも上がりました。
また、大きな問題解決の前には、目の前の小さな問題解決が必要、先決と言う教訓も得られた気がします。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます
皆様の心にのこる一言・学びがあれば幸いです
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