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心を美しくすることが美容の第一歩~社会貢献活動をするモデルさん達      

 職場で、とある回覧板が届きました。

 内容は、たくさんの花に囲まれて、仮面舞踏会よろしく、ドミノマスクをつけた方々がばっちりとポーズを決めて並ぶ・・・そんな小冊子でした。
 
 素顔はあかしていませんが、スタイルも良く、綺麗に着飾った感じ。
 どうやらモデルさんたちの集まりを写真に収めたもののようでした。
 
 見た時は???
 
 何か場違いというか、どうしてこんなものが回ってきたか、この写真に収まっている人たちは誰なのか、分からずに困惑しました。
 しかし、回覧板に添えられた文を読んで、びっくり。
 
「何か、お役に立てることはありませんか?」
「何かお困りのことがあれば、お手伝いさせていただきます。・・・」などなど。
 
 きくところによると、モデルさんが集まる団体で「社会貢献活動」に取り組んでいるとのことでした。

 「心を美しくすることが一番の美容法」と聞いたことはありましたが、実際、行動している(社会貢献を考えて活動している)方々がいることを知って、驚くとともに感心しました。
 
 ただ、美容やスタイルの維持だけに心を向けるだけでなく、「内面からの輝き」に注目する在り方、そして、その行動力に感心しました。
 
 実際、モデルになるような方々は、周りの人がはっとするような美しさを持ってみえるのですが、

それ以上に、笑った時の表情、その時の朗らかな声など、「見た目」とはまた別の魅力で、人をひきつけるものがあります。

 そして、それは、日々の「努力」~と言っても、ご本人はそうは思っていなくて、自分らしくいるための「当たり前の行動」によって、つくられてくるものなのだと思います。
 
 余談ですが、アメリカの大統領であったリンカーンに次のようなエピソードがあります。
 
 ある時、リンカーンの友人が閣僚にと推薦した人を採用しませんでした。
 「なぜだ?」と友人が理由を聞くと、
 
「顔が気に入らないからだ」
 
と答えたそうです。
 さすがに友人も「それはひどいじゃないか。生まれつきの顔に責任はないだろう」と批判すると

「いや、40歳以上の人間は自分の顔に責任を持つ必要がある。」

と言ったそうです。
 
 そこには、人生経験を積んで、それまでの生きざま・考え方が自然と表情に表れるという真意があったようです。

 顔は親から与えられるものですが、40歳を過ぎるころから経験の重みや他人を受容する気持ち、自分に対する確信が顔にでてきます。
 
 フランスでは「相貌心理学」が発達しています。

顔には、その人の内面(性格や思考傾向など)が表れてきます。
自分の心の状態が表情として表れます。

 一例として次のような関係があるそうです。
・人の話をよく聞く人は、「目じりが下がっている」
・目と目の間が広い人は、「好奇心が旺盛」
 目と目の間が狭い人は、「一つの事に集中しやすい」
・思ったことをストレートに口にする人は、「正面から鼻の穴が見える」
・耳が正面から見える人は。「独立心が強い」 などなど。
 
 いつも穏やかな気持ちでいれば、ニコリと表情も柔らかくなります。和顔です。
 しかし、いつも怒ってばかり、不平不満ばかり言っていると、口が「への字」に曲がっていきますし、眉間に縦じわも多くなります。

 「顔は履歴書」と言われるのは、顔の変化があらわすのは、その人の内面の成長や後退、日々変わっていくことが顔つきに刻まれるがゆえに、「履歴書」たり得るからです。

 フランスのファッションデザイナーであったココ・シャネルは

20歳の顔は自然の贈り物。
30歳の顔はあなたの人生。
50歳の顔はあなたの功績よ。

と言っていました。そして、本当の美しさは「自分が自分らしく生きる」と決めたところから始まるとも言っています。

 品のよさや言葉遣い、しぐさといった内面の輝きを高めることが「美しい装いが似合う女性」への第一歩なのかもしれません。 
 
 イギリスの俳優であったオードリー・ヘプバーンは

美しい唇であるためには
美しい言葉を使いなさい。
美しい瞳であるためには
他人の美点を探しなさい。

と言っていました。外見だけでなく、内面の美しさでも多くの人々を惹きつけた大女優ならではの言葉だと思います。
 
 「顔が作られる」のは、何も女優やモデルさんだけではありません。

 日々、決断、判断の連続になる外科医や経営者の人多くは、鋭い眼光とシャープな顔立ちをした方が多いそうです。先の先を考え、目の前の恐怖や不安に対して、立ち向かっていくため、アドレナリンが分泌されて「戦闘モード」になることが多いからです。「精悍な顔つき」といったらよいでしょうか。

 逆に、小児科の先生や和顔をしたお坊さんらは、どちらかというと、穏やかで見た人を「ほっとさせる」ような表情をしている方が多いです。セロトニンが分泌されて、心も体もすっきりと目覚めた状態になっていることが多いからです。目がぱっちりしてきて、姿勢筋や抗重力筋が良くはたらき、顔が引き締まってきます。何より若々しく見えるようになるそうです。

性格や思考~日々頭の中で考えていることが、表情や顔の「美しさ」にも影響を与えます。

 急にはネガティブな性格や思考の癖は変わらないかもしれません。
 しかし、可能性が「0」でもありません。
 
 今回のモデルの方々のように、社会貢献を含めた行動を積み重ねることはできます。そして、それが、気付かないうちに、自分の「内面」を変えていくことにもなります。さらに、表情を含めた見た目の美しさにもつながるのだと思います。
 
 年齢とともに皺も増えていきますが、「その皺も私の人生」と胸を張り、だから、(皺があっても)今の顔が好きです」と言えるようになりたいです。
 まずは、朝起きて、鏡の前でにっこりと笑顔を作ってから出勤したいと思います。
 そして、月1,2回ではありますが、「掃除の会」などの活動を続けていきたいと思います。
 
 
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
皆様の心にのこる一言・学びがあれば幸いです。
 

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