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思考パターン(思い込み)から脱却して、ストレスから解放されよう   

 病気の引き金になる一つにストレスがあります。
 ストレスがかかりすぎることで、心身に負担もかかり、疲れや不調を感じやすくなります。そして、一線を越えてしまうと、うつ病などのメンタル疾患の発症につながったりもします。
 
 ただ「適度なストレス」は自分を鍛えることになりますし、人生の張り合いも生むので、むしろプラスになったりします。

 筋トレと同じです。
 ちょっときついくらいのトレーニングをすることで、筋肉が再生され、前より筋繊維が太くなります。
 むしろ、適度なストレス(負荷)がなくなると、刺激がない分、退屈したり、感情が動かなくなったりもします。
 
 ストレスとうまく付き合うことが重要になりますが、その時に、ストレスを生み出しやすい思考パターン(思い込み)を知っておくと、余計な、過度なストレスを抱えなくても済みます。心を軽くできます。
 
 その思考パターン(思い込み)は、5つほどあります。

一つ目が、「べき思考」。

 物事に対して、「~すべき」「~すべきではない」という思考です。
 このべき思考の基準は、多くが常識、世論、教育の中で培ってきたもの等の「外から与えられたもの」「他人から与えられてきた価値基準」になります。

 なので、自分の思いや能力などの「現実」を無視して、その基準に合わせようと、自分を追い詰めたり、無理を重ねたりします。
 そして、うまくいかないと、自己評価を必要以上に下げてしまいます。
 また、自分以外の周りの人にも、その基準を求めてしまいやすくなるので、イライラや怒りを感じやすくなったりもします。 

二つ目が「ALL OR NOTHING(0か1か」

 物事を極端に「0か1か」「白か黒か」に分けて考えてしまう思考です。
 例えば、「失敗すれば終わりだ」のような感じです。
 
 でも、実際、よく考えてみれば、失敗もそこに学ぶことはたくさんあり、むしろ、失敗から得たことを次の成功にいかせます、活かしている人はたくさんいます。
 また、完璧主義的な考え方にもつながりやすいので、必要以上に頑張りすぎてしまう、無理を重ねてしまう傾向もあります。

三つ目が「一般化のしすぎ」

 何か一つよくないことがあると、全てだめだと思ってしまう思考です。

 具体的なキーワードは「いつも」「みんな」「絶対」です。

 一つでも何か失敗した時に、それをどんどんと拡大解釈して「いつもうまくいかない」「絶対に、落ちる~」等と考える傾向にあります。

四つ目が「マイナス思考」

 心配性で、すぐに悪い方悪い方へと考えてしまう思考です。
 この思考があると、試験に合格しても「まぐれだった」とか、周りの人から褒められたり、認められたりしても素直に受け取れず、「嫌味かな」「社交辞令だよな」などと、事実を客観的にとらえられず、常に悪く解釈した理、自分を低く見積もったりしてしまいます。

五つ目が「結論の飛躍」

 根拠に乏しいわずかな兆候を悪くとらえて結論を出してしまう思考です。
 特に「心の読みすぎ」と「先読みの誤り」の2つのタイプにも分かれます。
 心の読みすぎとは、十分な根拠もないのに、相手が考えていることや相手の行動の意図を、悪く捉え、結論付けてしまいます。
 先読みの誤りとは、十分な根拠もないのに、物事の将来がどのようになるのかを、悪く結論付けてしまうことです。
 


 思考パターンは、癖みたいなもので、すべての物事を受け止める時の前提になっています。
 そして、自分で自分がどう思考しているのか、気付きにくい特徴があります。そのため、知らず知らずのうちに、ストレスにつながっていたり、周りの人とうまく人間関係をつくれなくなったりする要因にもなります。
 なので、

まずは、自分が普段どんな思考パターン(思い込み)をもっているかを振り返ること、気付くことが大切になりますね。

 気づけば、変えていくきっかけになりますので、その段階で、半分以上成功ともいえます。
 
 
 
 
ここまで読んでいただき、ありがとうございます
皆様の心にのこる一言・学びがあれば幸いです