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本当にすごい人ってどんな人?~実力とアピールは逆さま 

 駅から少し離れ、しかもあまり人通りが少ない路地裏的な場所でも繁盛しているラーメン屋さんがあります。
 あるいは、敷地面積的にはかなり狭く、一度に入れる人数が少ないのに、いつも行列ができる店もあります。
 ネットで検索してみても、あまり引っかかってきません(笑)。
なかなか見つけるのが大変な店なのに、そして、看板すら出ていなかったりするのに、いつも店内は満員です。
 本当においしく、すぐれたものがあれば、たとえ、何の宣伝がなくても、口コミや噂で自然に広まっていきます。
 いや、むしろ、逆かもしれません。料理そのものに自信があるから、宣伝や看板を出さない、出すエネルギーを料理自体に投入しているのかもしれません。
 
 人も同じです。
 たとえ、一時、デマや悪評を流されたり、仕事の成功を横取りされたとしても、その人に本当の実力があれば、必ずと言っていいほど、そのあと盛り返します。誠実な人の評判は広がります。認知されます。
 
 とすれば、もし、周りから高い評価を得たい時は、自分の力を宣伝したり、アピールしたりするよりも、むしろ、それに見合う努力、実力を高める事の方が近道だったりします。

 実力もないのに、自分の力をアピールする事ばかりしていると、そのうち、行動や実力が伴わないことがばれる分だけ、周りから「口先だけの人」「力もなく、行動も伴わない人」と見られてしまいます。
 周りによく見られたいと執着すればするほど、逆に現実ではその理想からかけ離れて行ってしまいます。
 だからこそ、実力をつけるために、こつこつとやれることに取り組み、腕を磨いて、ここぞという時に力を出せるように待っていた方が、むしろ、評判が上がる気がします。
 
 
 そういえば、話は外れるかもしれませんが、ある映画監督が演出について語っていました。

「裕福な家庭と貧乏な家庭」について。

 貧乏な家庭の家の様子を描くときは、家中にたくさん物を置くそうです。たくさんの物を乱雑にあちこちに置いて狭いスペースに密集しているような感じにするそうです。

 では、裕福な家庭ははどうか?
 そういう家を演出する時は、極力、物をなくして、シンプルに。空間が広がるような感じを演出します。物があるとしても、高級品が少し置いてあるだけという感じにするそうです。
 
 この話を聞いくまでは、自分は、何となく逆ではないかと思っていました。
 
 裕福なら、いっぱいお金もあって、たくさん買い物できるから…というのがその理由でした。
 
 しかし、よく考えてみると、逆であることに納得しました。
 
 お金があるからこそ、「いつでも買うことができる」「必要な時に買うだけのお金がある」というゆとりがあるから、買わないでいられます。
 むしろ、貧乏でお金に困っている時ほど、常にマインドが「不安」になっているので、「安ければいい」「とりあえず、今のうちに買っておこう」「買い込んでおけば、この1週間はしのげる・・・」と、心が「貧しい」状態だからこそ、必要あるかどうかは別にして、とにかく買ってしまい、家の中がものにあふれてしまいます。
 
 なので、心にゆとりがあるから、不必要に物を買わなくても済みます。逆に、お金がないと思い込んでいるから、安いものをとにかく、どんどんと買っておこうというマインドになります。
 
・・・・
 
 
 お金持ちほど、物が少ない。
 実力がある人ほど、不必要に自分をアピールしない。静か。
 味に自信がある店ほど、宣伝しない。
 勉強ができる人ほど、自分は頭が悪い、知らないことだらけだと思っている。

 
 
 何だから、心で思っていることと、外に現れること(行動)って、逆さまになることが多いですね。
 
 
ここまで読んでいただき、ありがとうございます
皆様の心にのこる一言・学びがあれば幸いです