神頼みではなく、運はつかめる、つかみに行く~鈴木保奈美さんの生き方に学ぶ
これは、1990年代前半、最高視聴率32%をたたきだした「東京ラブストーリー」を始め、数多くのトレンディドラマに出演した鈴木保奈美さんが、「情熱大陸」の中で、当時の事を振り返って答えた内容です。
現在57歳(2024年)。
結婚と出産。空白の時期と復帰を経て、「カンチ」を知らない保奈美ファンも増えているとか。
歳月を敵に回すことなく、味方につけて、再び、輝きを増しています。
しかし、保奈美さん自身は、冷静に、客観的に自分を見て、こんなことも言っています。
そんな保奈美さんも40年近くの芸能活動の中で、俳優や女性誌の紙面を飾ること以外に、「偶然」を活かしながらキャリアづくり、活動の幅を広げています。
例えば、2008年活動再開後には、新たにEテレで「365日の献立日記」のナレーションを担当するようになりました。
また、2022年に「人生の最後に食べるなら、何と言ってもくるみパン」というほど好きなくるみパンに関連して、「くるみパンオブ・ザ・イヤー審査会(総選挙)」の審査員に加わります。鈴木保奈美アワード(賞)のコーナーすらできているほどになっています。
そして、今年4月には、本の魅力を伝えるレギュラー番組、BSテレ東の「あの本、読みましたか?」でMCを務めるようになりました。毎回、多彩なゲストを招いてのトークもこなしています。
さらに、7月には、人生初のコメディ舞台「逃奔政走」に出演。新しい挑戦で生き生きしていました。
ここまで見てくると、「才能があるから」「運がいいから」とやっかみ半分の色眼鏡で見てしまいそうになりますが、本当にそうでしょうか?
「夢を叶える」と言いますが、ただ、思っているだけでは、夢実現が近づくことはありません。
第一線で活躍する人は、具体的に行動に移して、ただ「運が良くなることを願っている」のではなく、ちゃんと日頃の「準備」(努力や練習)を怠らず、ここぞという時に運やチャンスをつかみ、結果に出していきます。
実際、保奈美さん自身が、過去の長期ロケにプラトンやマルクスの本を持って行ったほどの読書家。
もちろん、「努力」というより、本が好きという延長線上の事でしょうが、それでも、忙しい再中でも、本を読み続けるという行動が、今現在の仕事(MC)につながったともいえます。
また、芸能活動を復帰した後も、「演技を本格的に学ばずに来た(素の自分に自信がない)思いは、コンプレックスでもあった」そうです。
しかし、そこで終わってしまわず、行動するところが保奈美さんのすごいところです。
クイズ番組で手にした賞金をつぎ込んで、スタジオを借り、縁の有った舞台俳優の中田顕史郎さんとともに、部活と称した演劇のワークショップを開催します。一般の人々に交じって、基礎訓練に励んだり、台本を読んだり。そんな日々を5年以上続けて、今年のコメディ舞台の仕事につなげでいます。
日頃の努力(と本人は思っていないことが多いですが)と準備ができていてこそ、チャンスをつかめる
のだということを保奈美さんの生き方から学ばせてもらった気がします。
いかがでしょうか?
皆様の心にのこる一言・学びがあれば幸いです
ここまで読んでいただき、ありがとうございます