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婚活にまつわるエトセトラ~追いかけると離れていく。魅力的な人になると追いかけられる  

 「夫のトリセツ」「妻のトリセツ」などのトリセツシリーズの著者である黒川伊保子さんは、脳科学やAI研究の視点から、うまくいく考え方や生き方などを紹介しています。今では、その活躍の範囲も広がって来て、ラジオのパーソナリティなども務めています。

 そんな黒川さん(「60歳のトリセツ」(扶桑社新書)によると、
 
 人間は「義務」や「目標達成」で何かする時、脳の中では問題解決型の回路が起動する。この回路は、「感じる能力=心の動きをいったん止めて、目標達成のために戦略を遂行する回路」である。
 
そうです。

 仕事の内容にもよりますが、あまりに義務感や目標達成が前面に出過ぎると、「戦闘モード」になりやすく、特に人間関係に関わる相手の気持ちに配慮した仕事であれば、むしろマイナスに働きます。

また、「そろそろ、結婚しなきゃな」なんて感じで婚活を始めたら、それこそ、心の動き~感じる回路が止まってしまうので、


むしろ、ときめかない
ピンとこないとか
 
など、「ロマンス」とは真逆となってしまいます。
 
 また、周りの大人(親)も「早く結婚しなさいよ」と言えば言うほど、むしろ逆効果。

 より

頭の中は「感じる力」が閉じてしまい、心が動かなくなっていくので、普段だったら、偶然の出会いでときめいて、恋に落ちて・・・ということもあったはずの相手にも、何も感じなくなります。


あるいは、まだまだ「条件のいい人を」と頭で考えて、結局、相手と(誰とも)心が通い合わない方へ行ってしまいます。
 
  
 小林正観さん(旅行作家、心理学博士)も、よく結婚についての相談を受けていたそうです。そんな時のアドバイスで、

よい結婚をしたいのであれば、結婚のことを考えない事です。

 ある男性(女性)がいて、顔を見るたびに結婚したいと言っていたら、つまらないと思います。
 よく、彼氏いない歴●年と言っている人がいますが、そう言っている結果として、ろくでもない人しか寄ってきません。
 
と言っています。
 そして、

「自分が面白い人になると、出逢う人みんなから惚れられるようになります。まずは、自分が魅力的になることから始めましょう」

と続けています。
 
 作家の伊集院静さんは、夏目雅子さんと初めて会った時に、「薔薇(ばら)」という文字を目の前で書いて見せました。夏目雅子さんは、薔薇という文字を書ける男性にそれまで出会ったことがなかったので、惚れてしまい、結婚することになったそうです。
 
 「結婚しなきゃ」「もっと条件のいい相手を」と問題解決型の戦闘モードで「必死」になっていたら、やっぱり、魅力的には見えないので、よけいに結婚も遠のいてしまうのかもしれません。
 
 特定の誰かを追い求めるのではなく、追いかけられるような人になるように過ごしていると、思いがけない出逢いも生まれてくるようです。
 
 
 
ここまで読んでいただき、ありがとうございます
皆様の心にのこる一言・学びがあれば幸いです