旧15区巡り その2〜浅草区〜
東京23区になる前の東京市だった頃。
その中でも15区(麹町区/神田区/日本橋区/京橋区/芝区/麻布区/赤坂区/四谷区/牛込区/小石川区/本郷区/下谷区/浅草区/本所区/深川区)は東京最初の区になります。
今回は旧浅草区(台東区)にスポットを当てて、浅草橋周辺から北上する形で現在に残る旧浅草区時代の建物や飲食店等を見ていきましょう。
まず初めは柳橋から。
柳橋は旧浅草区と旧日本橋区の境(現台東区と中央区境)神田川に架けられた震災復興橋の1つです。
そしてその奥に見えるのが明治14年創業の佃煮屋小松屋。木造の建物はいつのものだろうかと想像すると心が躍りますね!
見てください!!木柱が!!
きっと江戸時代〜昭和初期のこの辺りにはこんな景色たくさんあったんだろうなと思います。
それを現代に伝えてくれる貴重な景色でした。
柳橋はかつて花街として栄えました。
現在、その面影を感じる事は少ないですが花街としての最盛期である昭和初期からこの橋は見守ってくれていたのですね。
浅草橋界隈を抜けて、鳥越まで来ると貴重な旧町名を見る事が出来ます。
浅草區。とても良い響きだなと。
こちらは現在はデザイナーズビレッジとして活用されている旧校舎。
柳橋同様、震災復興事業の1つであり、屋上のドームが特徴的ですね。
少子化で廃校になる学校が増える中、このような形で震災復興建築を残してくださるのは感謝しかありません。
お昼ご飯はカレー!
大正7年創業の老舗で、カツカレーをいただくのです!
諸説ありますがカツカレーの発祥とも言われてしまして、このお店では重箱でいただけました!
ヒレカツとカレーがマッチして、そこにフレッシュなキャベツが加わるので好みの味でした。
そして、最後におすすめのスポットはこちら!
浅草ビューホテル(アネックス六区)にロビーにある凌雲閣及びその周辺のジオラマです!
凌雲閣は当時高さが日本一の建物でした。しかし関東大震災の影響で姿を消してしまい、その跡地がすぐ近くにあります。
大正時代の浅草。
凌雲閣の他にも浅草国技館なども再現されています。
ホッピー通りや様々な飲み屋がある現在の浅草。100年ほど前はこんな景色だったのですね!
旧浅草区はまだまだ紹介出来ていない場所もあるのでまた紹介させてください!
ありがとうございます!