神経と関わりが深いタンパク質「フェニルアラニン」

こんにちは、ちょらです。

タンパク質というと肌や髪、筋肉を作っているイメージが強いですが、セロトニンやドーパミンなど神経伝達物質を作る働きもあります。

また、アミノ酸は甘みや苦味、旨みをなどを持つため、食品添加物や人工甘味料に使われることもあります。

今回は神経伝達物質を作り、人工甘味料の材料となるフェニルアラニンについてまとめました。

フェニルアラニンの効果

フェニルアラニンはチロシンやトリプトファンとともに芳香族アミノ酸に分類されます。
芳香族アミノ酸はタンパク質の構成成分となるだけでなく、神経伝達物質の材料となるアミノ酸です。

フェニルアラニンも神経伝達物質の材料となることで以下の効果を得られます。

• 記憶力の向上

• うつ症状の改善

• 鎮痛効果

• 白斑の治療

記憶力の向上やうつ症状の改善

フェニルアラニンは神経伝達物質であるドーパミンやノルアドレナリンの材料となります。
ドーパミンやノルアドレナリンは集中力や記憶力を高める効果があります。

また、精神を高揚させ、やる気があがり、うつ症状を緩和することも知られています。

ドーパミンやノルアドレナリンが不足すると、意欲が低下し、集中力が欠け、うつ症状へとつながります。

鎮痛効果

フェニルアラニンはドーパミンやノルアドレナリンの他にエンドルフィンの産生を促進させます。
エンドエルフィンは脳内麻薬とも呼ばれる快楽神経伝達物質です。
痛みを抑える効果があり、医療では鎮痛剤として使用されます。

筋肉の痛みや神経痛などあらゆる痛みを軽減してくれます。

また、フェニルアラニンは長時間使用しても効果が弱まることがなく、繰り返し使用しても効率よく痛みを軽減できます。

白斑の治療

白斑とは皮膚の一部が白くなり、色が抜け落ちる病気です。
詳しい原因は分かっていませんが、白斑にの治療にフェニルアラニンが有効であるとされています。

フェニルアラニンを多く含む食べ物

• 豆腐やきなこなどの大豆製品

• アーモンドやピーナッツなどのナッツ類

• 鶏肉や豚肉などの肉類

• チーズなどの乳製品

• カツオなどの魚介類

フェニルアラニンはアミノ酸ですから、タンパク質が豊富な食材に多く含有されています。

まとめ

芳香族アミノ酸として神経伝達物質の産生に寄与する
記憶力やうつ症状の緩和に効果的
鎮痛作用がある
白斑の治療に有効

それではありがとうございました。
健康生活をお過ごしくださいっ！