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ぜんぶぜんぶ、ほろびればいいのに こんな陳腐なセリフを吐いても誰にも迷惑はかからないだろ…
漠然と黒いものがある。輪郭ははっきりしない。鼓動の度に存在を示す。消えてくれない。消した…
誰もかれも救いの手は伸ばさない。「お前は大丈夫だろ」、とそう告げる。 救いの手を伸ばした…
寂しい。辛い。逃げたい。 弱音は美しい。純粋だ。素直な気持ちだ。 だからこそ、口にできな…
手を伸ばす。 何に伸ばすのかは分からない。何を求めてかは分からない。 ただ、手を伸ばす。 …
不満は常に出てくる。 不満は怒りへ、怒りは悲しみへ。「嘆き」なんて言葉ができたのも怒りと…
かくれんぼをしよう。 自分の気持ちをひた隠そう。ずっと素直で、本気でいながら、大事な気持ちは隠していこう。 自分を全部出さないといけないなんて、地獄だ。心の安全弁を外す必要はない。どれだけ話そうが、本当の意味で自分のことを話すことはない。自分を守れなくなるからだ。 独りでいるときこそが自分で在る唯一の時間であるはずだ。自由だ。かくれんぼをする必要がない。鬼の恐怖に怯えながら隠れ続けることもない。 もーいーーかーーい もーいーーよーー もう、いいよ。
あぁ、この気持ちをどう伝えれば良いか。この苛立ちを、憎しみを、どうしたら伝えられるだろう…
重い、重い、すべてが重い。地に引っ張られている感じが強い、というわけでもないが、重い。重…
何となくつらい夜もある。 何となく涙が出てくる夜もある。 何となく、寂しいのだ。 何となく…
落ちていく。手から大事なものが、目から熱い雫が。 あったはずのものがない。この精神と身体…
ーーたい。ーーたい。 ーーたいと、唐突に降ってくるときがある。その場の衝動。長いときもあ…
虚無とは何か。虚ろで何も無いことだろう。文字通りだ。 虚ろならば外郭はあるような気がする…
手を伸ばした。 何かを求めて。 今持ってないものだ。欠けたもの。埋めるためのもの。 ずっと、手を伸ばしていた。 求めて。求めて。 両手で、赤子が親につかまりに行くように。 欲しい。羨ましい。ぐちゃぐちゃ。 手を伸ばし続ける。なにかを信じて。