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【食物アレルギー_①】離乳食期のアレルギーと赤ちゃんの付き合い方
離乳食の進め方に悩んでいたころ、「離乳食は最終的に大人と同じ食べ物を食べるための手段だから固く考えずにね〜」とアドバイスをもらってから、なるほど特別なことではない、と気持ちが楽になりました。私が住んでいるアメリカでは、アレルギー対策のためにも、色々な食材を早い段階で与える方が良いといわれています。日本ではNGとされるアボカドも初期からOK(公園でおやつとして与える場面も!)、南国フルーツも、卵もナッツ類もOK。ただ、蜂蜜は菌の関係でNGです。固く考えすぎず、自分が納得できる形で離乳食を与え始め、これから旅を共にする小麦アレルギーが見つかってから約1年半ほど経ちました。
小麦アレルギー発覚の日
ごはんや野菜、お肉類を順調に攻略した生後7か月頃、ベビー用の素麺にチャレンジすることに。小さじ1程度あげて問題がなく、翌日に倍量をあげてみると…顔の周りが赤く腫れ、そして全身に発疹が……。呼吸は異常なし、咳も大丈夫、元気そう。初めての経験に私の心拍が上がった瞬間は今でも忘れません。とりあえず、状況の写真を撮り、医者の診断を仰ぐことに…。どのような症状か、また時間を客観的に伝えるためにも、撮ってよかったです。
アレルギー専門医へ相談
アレルギー専門医で疑わしい食物類を対象にアレルギー検査をしました。検査は、アレルギー成分を赤ちゃんの背中に付けて皮膚の反応を見るもの、そして、血液検査もしました。結果、①小麦 ②卵 ③ナッツ類(アーモンド、カシュー等)に反応がでました。
①については一切与えないこと、②については黄身のみ様子をみてあげること、③については適宜アレルギーチャレンジをしてみる、という診断に。
アレルギーとの付き合い方
①小麦アレルギー
中でも反応が大きかった「小麦」については、体の成長に合わせて反応が出なくなることもあるそう。同じ「麦」でも大麦やオートミールは、「GLUTEN FREE」と記載されているものみ与えても良いという診断でした。小麦と同じ畑で作られている場合もあり、混入が防がれたものにGLUTEN Freeの記載があるそうです。
様々な食品の成分を確認すると、小麦が入っているものが多くありビックリ。ちなみに、醤油も製造過程で小麦を使用するそう。私の子供の場合は、それには反応が無いため与えても大丈夫。パンやうどんももちろんですが、外食で食べられるメニューも少なくお出かけも不便。とはいえ、最近は米粉で作られた商品も多くなってきたので活用しています。ありがたいです。
②卵アレルギー
黄身のみ与え続けています。
③ナッツアレルギー
アメリカでは、疑わしい食品をアレルギー反応に対応できる病院で与えることがあります。私の子供も「アーモンドチャレンジ」をしました。チャレンジとは、対象の食物を規定の量で与え、既定の時間にアレルギー反応を診断するというアレルギーの確認方法です。結果、アーモンドにはアレルギー反応がでないことが確認でき、今のところ安心して与えてよいそうです。
無知は恥。少しでも知れば安心が増えるかもしれない
初めてのことは誰にでもいつまでもある経験。とはいえ、私の無知のせいで、自分の子供を危ない目に合わせてしまったことは事実。私自身、離乳食本に当たり前のように掲載されている食材を当たり前に与えてしまい、アレルギー反応に焦ってしまいました。反対に、アレルギー反応が軽く済んだのは、アレルギー8品目を与える時には慎重になるほうが安全であることを知っていたから。無知は怖いなぁ…、と思った瞬間でもありました。
アレルギーとの付き合い方
主人や私もアレルギーに悩まされた一人です。自身の子供にもアレルギーがあることは想像していましたが、母親になると自分の子供に起こる事態に自分のことよりも心配になってしまうものですね。これからも制限のある中で楽しく過ごせることを目標にし、小麦アレルギーの赤ちゃんの外食や旅行について、また投稿できればと思っています。